'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに

「それなりに恵まれている方だと思うし、それなりにうまくやってきた。・・・あれ、’それなり’って何だろう?」悪くない人生のはずなのに、心から幸せと言いきれない、このままで終わりたくないと思ってしまう。そんなあなたに’おもいっきり’のしあわせを。 @カウンセラーいなこ

世の中には2種類の人間しかいない。

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あなたはどっち側の人間なのよ?

 

 

 

「世の中には2種類の人間しかいない。」

 

こんなことばを聞いたら、今だったらたいていの人は、ホスト界の帝王・ROLANDを浮かべるのかもしれない。

 

でも私が今から話すのは、ROLANDじゃないほうのやつ。

 

 

 

学生時代の深夜、たまたま見かけたアニメが何だかおもしろくて、めずらしく漫画を買った。

 

天使な小生意気

 

キラキラ目の女子が出てくる少女漫画のようなこそばいタイトルだけど、ヤンキーとケンカがいっぱいの少年漫画だ。

 

2年前にドラマ化された「今日から俺は!」の原作者、西森博之さんの漫画なので、あんな感じの世界観と思ってもらえれば(笑)。

感動もあるけど、全体的には笑いが多い漫画である。

 

 

内容を簡潔に言うと、中学で「悪王」と恐れられたケンカNo.1のヤンキー・源造が、高校で超ド級の美少女・めぐにベタぼれして骨抜きになり、変わっていくという話。

いや、ちょっと違う気もするが、今日言いたいことは、全体のあらすじとはあまり関係ないのでこのくらいで。

 

今日の話はすべて、手元にその漫画もなく私の記憶の中から書いているので、正確さは保証できません、出てくるセリフも原文ママではありませんのであしからず……(笑)。

 

 

とにかくめぐにベタぼれしている源造は、自分が16の誕生日を迎えた日、「これで俺はめぐと結婚できる!」(勘違い)と喜び勇んで、めぐの家(超大金持ち)に正装して花束を持ってプロポーズしに行く。

 

すると、めぐを溺愛する父親が出てきて、

「お前はアホか。男は18歳にならないと結婚できないのだ。残念だったな。世の中には2種類の人間しかいない。それは、めぐと結婚できる18歳以上の立派な大人の男と、めぐと結婚できないケツの青い18歳未満のお子様だ。」

と勝ち誇ったように言われて追い返され、源造は「そうだったのかー!!」とショックを受けて帰る。

 

源造は、基本的に単純でアホという設定なので、めぐのお父さんのことばを真に受けて、「俺はめぐと結婚もできないお子様……」と落ち込む。

 

しかし、へこたれないストロングスタイルの源造は、試行錯誤の末、最終的に、めぐに再度プロポーズすることにする。

友達に年齢問題はどうするんだと聞かれた源造は、自信に満ちたすがすがしい顔でこう言う。

 

 

「世の中には2種類の人間しかいない。

そんなことを気にする人間と、そんなことは気にしない人間だ。」

 

 

 

これは、使える(笑)。

 

 

せっかくの人の気持ちに水を差すことを言ってくるやつ、自分の常識を押し付けてくるやつ、アドバイスするふりして不安をあおってくるやつ(笑)、こういう輩に出会って、抑えつけられそうになったら、心乱されたら、折れそうになったら、今日イチのキメ顔で、こう言ってやればいい。

 

 

「世の中には2種類の人間しかいない。

そんなことを気にする人間と、そんなことは気にしない人間だ。」

 

 

終―了―!

 

 

こう言われると、何だか「そんなことは気にしない人間」側の方がかっこよく思えてくるから不思議だ(笑)。

 

 

 

そしてこの源造の名言には、もう1ついい用途がある。

 

こんなこと思うなんて、してしまうなんて、自分はおかしいかな、悪いかな、変かな、非常識かな、失敗かな、笑われるかな、まちがってるかな、恥ずかしいかな、ひどいかな、冷たいかな、かっこ悪いかな、いい年して…、親子なんだから…、嫁として…、女のくせに…、こんな趣味人には言えない、この程度の経歴…、人気ない…、プロ失格? 母親失格? 年下すぎ? 世間は許すのか? 貯金なさすぎ?  夢みすぎ?  才能ない? 知らなすぎ? 知りすぎた! ぺちゃぱい! ・・・・・・

怖くて不安で情けなくてぐるぐるする自分に、この夏おすすめのキメ顔で、こう言ってやればいい。

 

 

「世の中には2種類の人間しかいない。

そんなことを気にする人間と、そんなことは気にしない人間だ。」

 

 

終―了―!

 

 

 

おためしあれあれ。