コロナ騒動の中で、人間のいやな面を見ることもあれば、いい面を見ることもある。
不安から、奪い合う行動に出る人もいれば、ピンチのこんなときこそ自分が与えられるものを絞り出して差し出す人もいる。
普段はこんなことしないというような豪華アーティストが、いろんなコラボレーションをして、自分にできること、ダンスや歌や楽器をSNSやYouTubeで披露して、自宅生活を楽しませようとしているのを見ると、今でこそ少し見慣れてしまったものの、胸が熱くなる。
それぞれが、自分の角度から、自分にできることをして、助け合う。
こういう世界っていいな。
映画版ドラえもんの世界みたい。
普段は皆それぞれに弱虫だったり乱暴だったりと困ったところもあるけれど、映画撮影の日(笑)は、普段のいざこざとは比べ物にならないトラブルが起こり、それぞれ弱虫が優しさを発揮し、乱暴者がその腕っぷしを活かして協力して解決しだす。
あるいはゴレンジャーの世界。
(ゴレンジャーがどんなものかはよく知らないが(笑)、メンバーが5人くらいいる戦隊ものの基本形の代表として言っている。)
みんながレッドである必要はないし、おもしろくない。
それぞれに必殺技があり、見せ場がある。
「同じ必殺技×5」は、さすがに飽きる。
あるいはパズル。
1人1人は凸や凹があるパズルのピースだが、それらを全部合わせると、完璧にきれいな絵になる。だから、決してどのピースの凸も凹も改造してはいけない。
1つでも改造してしまうと、壮大に美しいはずの絵が、いつまでたっても完成しない。
人は、世界という壮大な美しいパズル絵のピース。
人は生まれながらにして世界というピースの1つということ。
この世界に生まれたからには、その凸凹は改造してはいけない。
改造すると世界が歪んでしまう。
パズルの完成にご協力を!
あなたも私も生まれながらに、役割を果たしている。
完璧な世界に必須の構成要素は、不完全なあなたや私である。
そうだった。
今日もうっかり、凸凹を改造しにかかってたyo!