'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに

「それなりに恵まれている方だと思うし、それなりにうまくやってきた。・・・あれ、’それなり’って何だろう?」悪くない人生のはずなのに、心から幸せと言いきれない、このままで終わりたくないと思ってしまう。そんなあなたに’おもいっきり’のしあわせを。 @カウンセラーいなこ

生きているということは、愛されているということ

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生きているということは   愛されているということ



 

 

 

 

 

おはようございます、カウンセラーいなこです。

 

 

 

俳優の三浦春馬さんが亡くなられました。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

 

各マスコミでも、たくさんの方の惜しむ声が報道されています。

 

私も、ニュースを知ったときは、大変驚きました。

 

三浦さんの動向をいつも追いかけているというような熱烈なファンではないものの、もちろん存じ上げていたし、観ていたドラマもあるし、驚きと悲しさを感じています。

 

 

 

今年、志村けんさんも亡くなられました。

 

私は、志村けんさんのことも、当然存じ上げてはいたものの、特別ファンで、必ず志村さんの番組を観るというわけではなかったのですが、それでも大変驚きましたし、もう志村さんが新しく創り出すコントを観られないのだと思うと、悲しく、寂しく、とても大きな喪失感を感じました。

 

 

志村さんは、大御所中の大御所だったので、若手の人気芸人さんのように、普段は若いファンにキャーキャー言われたり、話題になったりすることは少なかったかもしれません。

 

それでも亡くなられたとき、老若男女を問わず、本当にたくさんの人が嘆き、悲しみ、惜しんでいました。

 

 

 

 

こんなとき、思うことがあります。

 

熱烈なファンでなくても、いつも見ていなくても、それでも、人の心の中にしっかりと住みついているということがあるのだなあということ。

 

それは、「大好きです!」、「大ファンです!」というような熱い激しい愛ではなく、普段は見えにくいけれども、たしかに存在している、静かなじんわり温かい愛なんだと。

 

 

 

静かでじんわりした熱だから、普段ははっきりとは気づきにくいけれど、それがなくなったときに、ああ悲しい、寂しいと、初めてそこにたしかに愛があったことに気づく。

 

 

 

 

人だけでなく、街並みやお店、すべてのことがそうです。

 

 

あるお店に、たまに行くくらいだとしても、そのお店がなくなってしまったら、とても寂しく残念に思う。

 

毎週通うほどの常連ではなくても、閉店を知ったときに、あのお店、好きだったのになあ、もう行けないのかあ、残念だなあ、まだまだ行きたかったなあと思う。

 

 

 

きっと、そこにいるだけで、そこにあるだけで、愛されていることってたくさんあるんでしょうね。

 

 

普段はいるのが当たり前で、空気のようで、

「好きです!」

「あなたは素晴らしい!」

「あなたが必要です!」

「あなたはすごい!」

「大切です!」

「いてくれなきゃ困ります!」

なんて口に出して言われなくても、熱視線で見つめられなくても。

 

 

そこにいるのが当たり前で、それだけで落ち着く、いてくれるだけで寂しくない、たまに会うと楽しい、それだけでも十分、愛なんだと思います。

 

だって、いなくなったら絶対に悲しいもの。

寂しいもの。

 

 

当たり前の基礎的な愛だから、わざわざ言わないですけどね。

そういう人やものが、きっとあなたにもあるはずです。

 

 

 

「愛」なんて言うと、仰々しく、大げさで神聖すぎて、こそばゆくて、よくわからないかもしれませんが、楽しいなあ、おもしろいなあ、落ち着くなあ、たまに会いたくなるなあ、時々ふと思い出す、なんかいいなあ、なんか気になる、そんなのをひっくるめて私は、「愛」と呼んでいます。

 

 

 

だから、熱烈歓迎されていなくても、特別扱いされていなくても、感謝されなくても、愛を告白されなくても、あなたも私も、生きているだけで、思うよりたくさんの人に、愛されているんです。

 

 

わざわざ言うほどでもない、穏やかな、基本的な、じんわり温かく、細く長く続いているものだから、わかりにくいだけで。

潜在的な愛は、そこらじゅうにたくさんある。

 

 

 

「愛」のハードルは、そんなに高くない。

 

 

 

生きているだけで、知らないところで、愛されているんです。

だから、生きていてくれるだけでありがとう、なんです。

 

 

 

お忘れなきよう。