【ご相談】良いクライアントをやろうとしてしまい、カウンセリング自体が苦しくなってしまいます。
‘それなりに’うまくいっている→を→‘おもいっきり’しあわせに
こんにちは、カウンセラーいなこです。
いよいよ年末ですね。
テレビでも、通常の番組がお休みになり、特別番組になっています。
私は何だかこの雰囲気が子どもの頃から苦手で。
いつもの番組がお休みになると、世界が止まってしまって、誰もいなくなったような感じがして寂しいんです。
普通に家族と暮らしていた子どもの頃でも、です。
テレビ局にも、今人が少ないんだろうなーとか想像して。
別にそこの社員でも何でもないのに、人がいようがいまいが関係ないのにね(笑)。
三が日が終わって、いつもの番組が戻ってくると、なぜか安心する。
仕事のお休みはうれしいけれど、通常運転が始まったらどこかホッとするところもある。
仕事して、遊んで、人生ってバランスですねー。
さて、楽になりたくてカウンセリングを受けているのに、そのカウンセリングでさえ、あれこれ気を遣って疲れてしまうということ。
あります、よくわかります。
カウンセリングも人と人との人間関係ですから。
だけど、カウンセラーはカウンセリングを通して、クライアントさんを愛したいと思っています。
思いきって、その愛にゆだねてみてはいかがでしょうか。
本日は、オンラインカウンセリング無料相談 | ココロノマルシェにお寄せいただいたご相談にお答えしました!
元のご相談文はこちら。
【ご相談】良いクライアントをやろうとしてしまい、カウンセリング自体が苦しくなってしまいます。
カウンセラーとクライアントの関係について相談です。 私はあるカウンセラーさんのカウンセリングを定期的に受けつつ、この人のカウンセリングを受けて見たいとピンときた人のカウンセリングも受けたりしています。
カウンセリングを受けるときに 私は時間が気になって仕方ないのです。 時間がオーバーしないか、 セッションをどう終わりにしたらいいか そんなことを考えながら話をしています。 つまりは、カウンセラーさんから 嫌われたくないとか、良い?クライアントでいたいとかそういう意識が働くのだと思います。 特にどのタイミングでセッションを終わりにしたら良いのかすごく悩みます。 カウンセラーさんから 「時間なので終わりです」とピシャっと言われることが怖くて、寂しくて、自分からセッション終わりにしようとしているのだと思います。
時間なので終わりと言われると 何か拒絶された感じがするし、 今まで親身に聞いてくれたのは なんだったの?と寂しくなるし、 本当はもっと話を聞いてほしいのにと 依存的になるし 結局、お金を払わないと 私の話を聞いてくれる人はいないとか 自己肯定感低め安定の自分が登場します。
セッションの後に お金を払うという行為も苦手です。 『はい、時間です。では、○○円です。 (お買い上げ)ありがとうございました。』 みたいなビジネスライクに傷つくように 感じることもありました。
カウンセラーとクライアントの関係が 親子関係の再現になると、 どこかで見た気がします。 セッションを終わりにするのが苦手だったり良いクライアントをやろうとしてしまい カウンセリング自体が苦しくなってしまいます。 どうしたら良いのでしょうか?
マルちゃんさん
【いなこからの回答】
マルちゃんさん、ココロノマルシェにご相談ありがとうございます。
いなこと申します。
よろしくお願いいたします。
私は、カウンセラーと言っても、まだモニターになってくださる方を募集して、無料でカウンセリングをしているだけなのですが、マルちゃんさんのお気持ちがすごくわかる気がして、思わずペンをとりました、ならぬ、キーボードをたたきました。
何だったら今日、タイムリーに、先輩にそんな相談をしていました!
>セッションをどう終わりにしたらいいか
クライアントというお立場であるマルちゃんさんも、そんなことを気にされているんですね!?
カウンセラーという立場の私も、そんなことを気にしていました!
奇遇ですね、オホホ。
>「時間なので終わりです」とピシャっと言われることが怖くて、寂しくて、自分からセッション終わりにしようとしているのだと思います。
時間なので終わりと言われると 何か拒絶された感じがするし、
今まで親身に聞いてくれたのは なんだったの?と寂しくなるし、
わかります!
カウンセラーという立場でも、私、それを気にしています。
親身になって聞いているのは本当です。
でも、時間がきたとたん「じゃあ」って終わると、「ああ、そうだよね、しょせんカウンセリングという枠の中での付き合いだもんね」ってさみしく感じさせるんじゃないかと気になります。
>結局、お金を払わないと 私の話を聞いてくれる人はいないとか 自己肯定感低め安定の自分が登場します。
>セッションの後に お金を払うという行為も苦手です。 『はい、時間です。では、○○円です。 (お買い上げ)ありがとうございました。』 みたいなビジネスライクに傷つくように 感じることもありました。
これもわかります。
まだ私は、カウンセラーとしてはお金をいただいたことはないのですが、
「しょせんすべてはお金のためだよね〜」って虚しく思わせるんじゃないかって気になります。
私も、有料は、3度くらいかな?クライアントとしてカウンセリングを受けたことがあるので、そんな風に感じたことがあるから、カウンセラー側になっても、それが気になるのかなとも思います。
でも、すべてのカウンセラーさんにそう感じたかというと、そうでもないかもしれない。
「この人いい!」と思った人にほど、そんなことを感じたかもしれないなあと思います。
お金が惜しい、払いたくないとかじゃないんですよね。
この人好きだと思ったから、人と人との絆みたいなものはないのかな?って思っちゃうんですよね、きっと。
マルちゃんさんは、普段の人付き合いではどうですか?
私は、友達と飲みに行ったり、電話をしているときも、終わりを言い出しにくいタイプです。
自分が終わるのがさみしいという以上に、相手に、「帰りたいのかな?楽しくないのかな?」って思わせるんじゃないか、寂しい思いをさせるんじゃないか?と思って、時計のチラ見さえできないタイプ。
それで終電がなくなったりね。
相手がトイレに行ったときに時計を見ていました。
単純に楽しくて、しゃべりすぎの笑いすぎなだけのときも多々ありますが(笑)。
今はだいぶ割り切って、気軽に終わりを言い出せるようになりましたが、昔はもっと終わりを言い出しにくかったです。
>つまりは、カウンセラーさんから 嫌われたくないとか、良い?クライアントでいたいとかそういう意識が働くのだと思います。
>自己肯定感低め安定の自分が登場します。
嫌われたくないとか、自己肯定感が低いとかいうのもあるかもしれませんが、その前に、マルちゃんさんは、
とてもやさしくて、どんな時も、どんな関係でも、真心をこめて目の前の人と関わってこられた方なんじゃないかと思います。
悪いことのように感じて、ご相談くださっていますが、
マルちゃんさんのすごく温かい面が出ている、とも言えるんです。
お金を払って、お客として来てやってるんだから、時間いっぱいサービスしろよ!っていう態度を取ることもできるじゃないですか、極端な話をすると。
でも、マルちゃんさんは、カウンセリングに限らずどんなサービスを受けるときでも、お客さん側で、お金を払う側だけど、レジで、レストランで、「ありがとう」と感謝してサービスを受けておられるのではないですか?
店員さんが気分よくお仕事できるようにと。
そんなお客さんを、サービス提供者が嫌うでしょうか。
すごくありがたいお客さんですし、めいっぱいできることをして差し上げたいと思うと思います。
で、カウンセリングで言えば、親身になって話を聞いてくれたのは、カウンセリングの時間内だったからなの?お金を払ったからなの?と言われれば、そうかもしれません。
おい。
クライアントとカウンセラーとして、出会っているのは事実ですから。
そう言われれば、そうかもしれません。
でも、そうだとしても、そのカウンセラーさんが、
カウンセラーとして、マルちゃんさんという人に真剣に向き合い、親身になったことも、まぎれもない事実です。
クライアントとカウンセラーという関係ではありますが、マルちゃんさんが、そのカウンセラーさんに愛された、愛を向けられたということに、嘘偽りはありません。
料理人は、おいしい料理をお客さんに提供して、お客さんからお金をもらいますが、その時に、
「うへーっ!またまたオイラのかわいい金づるちゃんが来たぜーっ!」
としか考えていないと思いますか?
まあ世の中広いので、そういう料理人の方も、中にはいるかもしれません。
おるんかい。
もちろん、生活のために仕事としてやっているんだから、お代は結構ですとは言えないけれど、
「お客が来た、さあ、金取ってやるぞーウシシ!」っていうことより、
「どんなおいしい料理を作ろう?どうやって喜んでもらおう?」ということに意識の大半は向いているんじゃないかと思います。
そして、お金をいただけることはもちろんうれしいけれど、
「おいしーい!」って喜んでもらえたときに、
「よっしゃ!」、「やっててよかった〜!」、「うれしーい!」って、やりがいとか、最高の喜びを感じるのではないでしょうか。
つまり、料理人として、お客さんを思いっきり愛しているということです。
だから、カウンセリングでも、カウンセリング中は、親身になってくれたとマルちゃんさんが感じられたのなら、
そのカウンセラーさんが、カウンセラーとしてマルちゃんさんを愛したということですし、
マルちゃんさんは、その愛を受け取ることができたということです。
お金は払ったけれど、「マルちゃんさんという人が愛された」ということに何ら変わりはありません。
>カウンセラーとクライアントの関係が 親子関係の再現になると、 どこかで見た気がします。
たしかに、カウンセリングの過程で、そのようなことが起こることはあると思います。
だから、カウンセリングが苦しいのは親子関係が……とか考えちゃうかもしれませんが、それはもういろいろでその時々であれなので(ごまかすない。)、それはそのカウンセラーさんにお任せしたらいいと思います。
でね、クライアントさんとカウンセラーの関係が、何らかの人間関係の再現であるとするならば、ですよ?
そのカウンセラーさんが親身になってくれたのなら、
マルちゃんさんの普段の人間関係でも親身になってくれる人はいるはず、
愛してくれる人はいるはず、
マルちゃんさんは愛される人であるということなんですよ。
オホホ、墓穴を掘りましたわね!
マルちゃんさんは愛される人である、と自分で言っちゃってるんですよ!
もっと話を聞いて欲しいとか、依存的になるのも、仕方ないかと。当然かと。
辛い気持ちを聞いてもらったり、誰にも言えないことを言っている相手に、依存的になってしまうのはよくあることかと。
それもカウンセリングの流れですので、カウンセラーさんにゆだねてみてください。
カウンセラーは、カウンセリングを通してクライアントさんを愛したいと思っているんです。
「愛する」とかクサくてさぶいけどね(笑)。
大事にするとか、いろんなこと含めて言っています。
そのためのプロなんだからと、時間のことや関係作りのことは気にしすぎず、カウンセラーにゆだねて、その時々の自分の感情を味わうことに集中されたらいいと思います。
時間のこと気にする時間がもったいない!
カウンセリングの時間内は、めいっぱいカウンセリングに集中した方がお得ですよ(笑)!
そうそう、最後にお金を払うときにビジネスライクな感じで悲しくなったら、
「結局は金かーい!」
と勢いよくカウンセラーさんにつっこむのもいいですね。
一笑い取れると、虚しさが吹っ飛びます。
↑誤ったアドバイス
ということで、
>セッションを終わりにするのが苦手だったり良いクライアントをやろうとしてしまい カウンセリング自体が苦しくなってしまいます。 どうしたら良いのでしょうか?
というご相談にお答えしましたが、
いなこからの回答は、
一、マルちゃんさんは、行きずりの人(おい)とでも深く真心をこめて関わることのできるやさしい人であると誇りを持つべし
一、カウンセラーに「愛された」ということは事実であると心に刻むべし
一、ということは、マルちゃんさんは、日常生活でも愛される人である(だから大丈夫)と安心すべし
一、カウンセリング中はカウンセリングに集中して自分の感情を感じることに努め、元を取るべし
一、お金を払うとき虚しさを感じたら、「結局は金かい!金の切れ目が縁の切れ目かい!」と盛大につっこむべし
でした。
ずっと応援しています(^▽^)
ありがとうございました!!!
▽本題とは少しずれますが、お金というものの考え方については、こちらの記事もよかったらお読みくださいませ(//▽//)
豊かさとは。お金を貯めれば貯めるほどいいというわけでもなくて。