こんなんでも、
こんなんだからこそ、
役に立ってるってことでいいんだよね?
これを書いているのは、今日から見た昨日の朝。
日曜の朝。
この土日は、根本裕幸お弟子さん制度の講座、第2回目だった。
ということで、筆者多忙につき本日はあっさり塩ブログでお許しください。
講座には毎回、いくつか宿題があるのだけれど。
毎回必ずあるのは、ケーススタディ。
クライアントからの相談内容の例題から、どう考えて、どうカウンセリングを進めるかということを考えてくるというもの。
仲間たちが「難しかった」と言っていた。
私は急いで、前日の夜にザーッと実施。
たしかに、難しい。
特に後半2題。
今回は、お金や仕事に関する相談だった。
なかなか難しかった。
表面上の問題のその奥に、どんな心理があるのか、いまいち見えない。
まあいいや、今できなくて当然。
それを学びに、この講座に参加しているのだから。
私の今の仕事は、医療系の仕事で、ざっくり言うと、病気のために失われた機能を治療したり、練習したりする仕事。
それが治らないものであるなら、他の方法を提案したり。
病気をしたためにできなくなっているからその練習をしているのに、患者さんの中には、
「こんなこともできなくなって、恥ずかしい」
と、我々治療する側の人間に気まずそうにされることがある。
その度に、
「いやいや、できなくなっちゃったからここに来てもらって練習していただいてるんだから。できるんだったらこんなことしなくていいです。今すぐ帰ってもらいます。私の仕事なくなっちゃうじゃないですか。」
と、茶目っ気たっぷりに言ってきた。
少しでも、この人の気持ちが軽くなるといいなと思いながら。
できないことが恥ずかしいなんて思わなくていいっていうことを、わかってほしいなと思いながら。
できないことをさらけ出さないと、根本的な解決はできないし。
だから、この講座の宿題も、今はできなくても仕方ないと思っている。
そのために、この講座を受けているのだから。
今すでに完璧なカウンセラーであるのだったら、この講座に参加しなくてもいいわけだし。
私ができないことによって、他の人の「教える」という仕事を作りだしているとも言えるのだし。
安心して教えてもらえばいい。
講座では、当てられることもあるのだけれど、もし当てられても、「いまいちわからなかったです」って正直に言えばいいや。
ここで優秀であることが最終目的ではなく、今後、自分がなりたいカウンセラーとしてやっていくことが目的なのだから。
そういうわけで、「宿題をうまく解けること」については、私にはあまりプレッシャーはない。
こなす時間はなかなかなくて、もっとじっくりしたいなーとは思うけれど。
でも時間あってもどうせギリギリだな、私のタイプ的に(笑)。
そういえば、大学時代、塾講師のバイトをしていたとき、幼い子どもほど、宿題をやっていないことについて、わけのわからないかわいい言い訳をしていた。
「来る途中に道でテキストを落とした」とか(笑)。
おいおい、それはさすがに無理があるんじゃないかい、あんな大きなもの自転車のかごから落としたら、さすがに気づくだろ、と思いながら(笑)。
そういうときも、別に宿題やってないならそう言っていいし、どこがわからないから、やる気になれないから、やらなかったっていうのを教えてくれたらいいんだよということが伝わるようにしてきた。つもり。
安心してほんとのことが言えるようにしてきた。つもり。
できない本当の原因がわからなければ、根本的な解決はできないから。
学年が上がるにつれ、なぜ自分が塾に通っているかの目的が明確になるし、「先生」への恐れも減るので、そんなすぐばれる嘘をつく子は減るのだけれど。
ああ、書きながら今気づいたけれど、これまでも、意図していなかったけど、私がカウンセラーとしてしたいと思っていること、「その人の魅力を最大限引き出したい」ということを、私は今までも、それなりにはしてきたのかもしれない。
塾のバイトも。
今の仕事も。
「その人の持っているものを引き出す」という点では、共通しているのかも。
あー、できることを何となくしてきただけと思っていたけれど、やっぱり、それなりには興味あることをやれていたのかもな。
あながちまちがいではなかったのかな、私のこれまでは。
そういうことにしとこ。
あーもう出発の時間、またギリギリ!
にしても、できなくて当然と開き直るだけじゃなく、一生懸命考えて調べたりするのは大事だよな。
その過程が勉強になるのだし。
それが少なすぎ。
次回こそは、もちょっと早めにやってがんばろう(笑)。
でもとにかく講座は楽しみ。
カウンセリングの勉強は楽しい。
みんなも好き。
いってまいります!