'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに

「それなりに恵まれている方だと思うし、それなりにうまくやってきた。・・・あれ、’それなり’って何だろう?」悪くない人生のはずなのに、心から幸せと言いきれない、このままで終わりたくないと思ってしまう。そんなあなたに’おもいっきり’のしあわせを。 @カウンセラーいなこ

「お金がない」のつづき②―みんなが知ってる気持ち―

「お金がない」のつづき②―みんなが知ってる気持ち―

 

 

‘それなりに’うまくいっている→を→‘おもいっきり’しあわせに

こんにちは、カウンセラーいなこです。

 

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よろしくお願いいたします(^▽^)

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さて、さっそく昨日のお話のつづきをば。

 

 

新しい主治医の先生に、半分怒られ憐れまれ、薬を減らすなんてとんでもないと言われた私。

 

そのとき感じていたのはまさに、「分離」でした。

 

私は、私の周りにいる人たちと違って、健康でない。

私は、自分の体に、一生手放せない爆弾を抱えている。

私の体は私のものであり、誰ともシェアできない。

治療費のこと、お金のことなんて、誰にも頼れない。

みんなは悩むとしても、パートナーシップだとかライフワークとか、華やかなこと(笑)で悩んでいる。それに引きかえ私の悩みは、病気という、かわいくも美しくもない、暗くて重いものである。

病気のことなんて、いくら周りのカウンセラーに相談しても、答えに困るにちがいない。

何とも言いづらいにちがいない。

相談したところで、自分と他人のちがいを思い知らされて、かえって落ちこんでしまいそう。

 

私はひとりぼっち。

私は(悪い意味で)他の人とは違う。

 

周りの人と、世界と、つながりが切れた感覚。

まさに「分離」でした。

 

 

さみしくて、カウンセラー仲間のブログを見たりしていたんですね。

何かどうにかつながりを感じたかったのかもしれません。

 

そこで思い浮かんだのが、同期のゆか姐さんだったんです。

 

彼女は去年、だんなさんの大病を経験しています。

 

そんなゆか姐さんなら、

この病気の孤独感をわかってもらえるかもしれない。

 

そしてちょうど次の日に、

お茶会をするとブログに書いてあったんですね。

 

「居場所がないと感じているならいらっしゃい!」

という誘い文句がそのときの私にぴったりで、

急遽参加することにしました。

 

それでも、

自分自身のの病気とパートナーの病気とでは、

やっぱり病気との距離感が違うと思うけど……と、

まだ分離を感じていました。

 

 

お茶会当日。

もう1人参加者さんがいて、3人でのお話。

 

さみしくて、

誰かとシェアしたくて参加したものの、

楽しいお茶会で、

こんなに重く暗い話をするのがなかなかためらわれました。

 

一通り話すのも、エネルギーがいるし。

 

 

だけど、思いきって話してみたんですね。

 

昨日新しい病院で、関節がボロボロだと言われたこと。

治療薬が結構高額なこと。

自分がどんなおばあちゃんになるのか、

そもそもおばあちゃんになるまで生きられるのか、

お金のことなんて、養ってくれる人もいないし、実家が資産家でもないし、自分でどうにかするしかないこと、

こんな自分なのに、どうしてもっと若い頃に、支えてくれるパートナーをみつけておかなかったんだろう、

今はよくても、もっと身体が悪くなって働けなくなったらどうしよう、

痛かったときに、自分を大事にしなかったこと、

とんでもないことを自分にしてしまったと怖くなったこと、

医療費がこんなにかかるのに、医療費無料の前職場を辞めた自分の無鉄砲さ、……

 

 

思いついたままに話して、

なかなかに支離滅裂だったと思うけど、

時々涙が出そうになりながらも、

そんなようなことを話したんだと思います。

 

 

2人はずっと黙って聞いてくれていました。

 

で、私の話がひと段落したとき、

ゆか姐さんがこう言ったんですね。

 

 

「いなこに絶対これ言わせたろうと思って。

 

『私辛い』って言ってみ?

 

ずーっと、

『こうやけど、そんなん言っても仕方ない』とか

『やるしかない』とか言ってるばっかりで、

1回も『私辛い』って言ってない。

 

ちゃんと、

『私辛いねん。』

『私しんどいねん。』

って言ってみ?」

 

と、力強い口調で、だけど涙ぐみながら。

 

 

 

たしかに。

 

私はそのとき、

ものすごく孤独を感じ、

さみしくて、

不安で、

心細くて、

辛かったけど、

 

それでも、

 

そんなことを他の人にダラダラと言っているだけでは嫌がられる。

 

たしかに辛いけど、

辛い辛いだけ言っていても始まらないし、

過ぎたことを言っても仕方ないし、

何かしらやりようはあるのだから。

 

「そうは言っても何かしらやりようはあるでしょ!」

と他の人に言われてしまう前に、

先回りして自分で、

「まあ今さらそんなこと言っても仕方ないし」

「まあいざとなればこういう手段もあるから」というようなことばで、

自己完結していたんですね。

 

辛いよ、

しんどいよ、

助けて。

とは言えずに。

 

 

ゆか姐さんのことばで、

そのことに気づきました。

 

 

ああ。

どうするとかこうするとか考えずに、

まずはただ、

「辛い」

って言っていいのか。

 

 

ゆか姐さんは、私と同じ

生まれも育ちも大阪のねえちゃん(たぶん笑)で、

仲間内では大阪弁なんですが、

こういうお茶会やカウンセリングなどのビジネスシーンでは、

標準語を崩さないんですね。

きちんとした大人のビジネスウーマンといった風情なんです。

 

カウンセラーとしては、クールなイメージだったんです、私の中で。

 

この日ももちろん標準語で、上品につつがなく始まりました。

 

 

そんなゆか姐さんが、

お茶会で他の参加者さんがいるにも関わらず、素の大阪弁に戻って、

私のために、涙ぐみながら、わずかな怒りさえ感じながら

言ってくれている。

 

 

そのときゆか姐さんがどういう気持ちだったかはわかりませんが、

私のために心を砕いてくれていることは伝わり、

こんなにしてもらってもいいの?という戸惑いを感じながらも、

すごくうれしく、ありがたく思いました。

 

 

「私、辛いねん。

私、しんどい。」

 

そう言って、私は、「おーん」と泣きました。

 

もっと美しく可憐に、悲劇のヒロイン風に泣けたらよかったんだけど(笑)。

残念ながらおーん泣きでした(笑)。

なかなかにブサイクな顔で(笑)。

 

ほんとに、もう1人の参加者さんはドン引きしてたんじゃないかと、

今その光景を自分で思い出したらすっごく笑えます。(大笑い)

 

記憶があいまいだけど、

それでたぶん、少し安心したのだと思います。

 

 

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お茶会の後、LINEで、

「重くて暗い内容やし、

病気のことなんてみんなわからないし、

答えに困るから言えないと思ってた」と言う私に、

ゆか姐さんは、

 

「病気のことはたしかにわかれへんかもしれんけど、

『辛い』、『悲しい』、『さみしい』っていうのは

みんなが知ってる気持ちやで。」

 

と言ってくれました。

 

 

そうか。

 

みんな、抱えている事情は違う。

 

だけど、

辛いとか悲しいとかさみしいとか、

そんな気持ちは誰もが、

いつかどこかで味わったことのある気持ち。

 

その点では、みんな同じなのかもしれない。

つながっているのかもしれない。

 

そんなことを思いました。

 

 

フー!いいこと言うー!

そんなゆか姐さんの今月のお茶会。

ameblo.jp

 

 

 

お金がない話になかなかたどり着かないけど、つづきはまた次回!笑

 

 

 

 

 

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