'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに

「それなりに恵まれている方だと思うし、それなりにうまくやってきた。・・・あれ、’それなり’って何だろう?」  そんなあなたに’おもいっきり’のしあわせを。 @カウンセラーいなこ

「あなたが辞めてもなんとも思わない」と言われて喜んでいた私

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背負っているものをおろしたら、

こんなに飛べるんだ、って。

 

 

 

おはようございます、カウンセラーいなこです。

 

 

さて、昨日の続き、私は人と距離が近かったのかという話の続きで。

近いとどういうことが起こるかという一例を、私のエピソードを基にお伝えしたいと思います。

 

 

 

それは前の職場の退職を決めて、今の職場の採用面接を受けた後のこと。

採用面接は、前職場の在職中、退職の5ヶ月くらい前に受けました。

 

 

採用面接の1週間くらい後、後輩のYちゃんと伊勢旅行をしているときでした。

Yちゃんは、前の職場の同僚。といっても、もう数年前に、私より先にその職場を退職し、今は別の職場で活躍している後輩です。

同じ職場だったので、職場の人のことなどもよく知っています。

 

 

宿に着いて、夕食までの時間、部屋でゆっくりしていたときのこと。

 

採用面接の結果が、取り急ぎスマホのメールに入りました。

 

 

 

結果は採用。

今勤めてるとこだから。

 

 

 

採用で、めでたいことなのですが、その通知を見た私は、

 

「あーいやや……どうしよう、私ほんまにあそこ(前の職場)辞めるんや……いやや……中野科長(仮名。前の職場のトップの上司)とかに悪いことしてる気がする……!」

 

頭を抱えて、とっさにそう言っていました。

 

 

 

おいおい、自分からエントリーしといて、面接受けといて、採用もらったのに、そりゃないぜ!(笑)

不採用だったらもっと深刻に困るくせに。

 

 

 

実は履歴書を書くのも、面接を受けるのも、本当ーに気が重かったのです。

 

 

新しい挑戦をしようと、前の職場の退職を決めたものの、まだ気持ちは前の職場(まだそのときは在職中でした)にあって、政治的な理由でやむを得ず敵国に嫁いでゆく姫のような気持ち(どんなんや・笑)で、BGMはもちろん「ドナドナ」、「ここを辞めても魂は決して売りません!!!」という、帰属意識というかなんというか、心は当時の職場にまだまだしっかり根づいて忠誠を誓った状態でした。

そんなにイヤなら何で辞めたというご意見、ごもっとも(笑)。

 

 

 

楽しく旅していたのに、そのメールを見た私の表情と気持ちが一気にズドン!と落ちたのを理解したYちゃんは、力強い声でこう言いました。

 

「いなこさん!落ち着いてください!

いなこさんが辞めても、中野科長はなんとも思いません!」

 

 

 

Yちゃん、なかなかキツいでしょう?(笑)

 

 

 

でも、それを聞いた私は、

 

「あ、なんか今のめっちゃラク……(キラキラ)、もっと言って……!」

 

 

 

「いなこさんが辞めても、中野科長はなんとも思いません!!!」

 

 

 

 

「そっか、そうやんな?そうやんな!!!」

 

 

 

自分の所属のトップは、自分が辞めてもなんとも思わないと言われて喜ぶ人間がどこにいるだろうか(笑)。

 

普通はそんなの、たいへん悲しいお知らせです(笑)。

いや、実際にはちゃんと残念がられましたよ?ここにいたらいいって言ってもらいましたよ?(笑)

 

 

でも、その時の私には、「別にお前なんかいなくなっても何とも思わない」と思われていると思った方が、ラクだったんです。

 

 

 

私自身、表面上は、辞めることについて、別に私がいなくなっても誰がいなくなっても、組織は回っていくものだと思っていたし、たくさんの人の退職を見送ってきて、実際そういう経験をしてきました。

 

どんなに優秀な人、いい人がいなくなっても、組織というものはそれなりに回っていくものです。そうでなければ困るし、回すしかないですしね。

 

だから、自分がいなくなったらみんなが困るなんて思うのは傲慢なことだと思っているつもりだったのですが、やはり、心の奥では「ここを抜けるのは悪いこと」という罪悪感があったことに気づきました。

 

 

そしてこれは、新人の頃からからずっとお世話になっている上司や職場と、心の距離が近すぎた、いわゆる「癒着」ってやつだったのかもしれないなと、先日の、「会社と距離が近すぎる」という根本師匠のことばで思ったのです。

※癒着・・・相手と自分の境目がわからなくなること。癒着対象のことを自分のことのように感じてしまう。癒着している相手に対して罪悪感も感じやすい。

 

 

私は、癒着体質なのかもしれませんね。。。

この分析はまたおいおい。

 

 

だから、前の職場を辞めるのも痛すぎだし、「職場を捨てて悪いことしてる」みたいな、罪悪感が大きかったんだなあ。

自分の人生なのにね(笑)。

 

 

だから、「お前が辞めてもなんともない」っていうYちゃんのことばでラクになったんでしょうね(笑)。

 

 

相手がなんとも思ってないなら辞めていい、悲しんでるなら辞めてはいけないなんて、完全に他人軸やし、自分の気持ちと人生まったく置き去りやん!!!

 

 

はー、これに気づいただけで、ほんとラクになったー!!!

いまだにそこがまだ引っかかってたんですね。

心がすごく軽いです。

 

誰に悲しまれたって、残念がられたって、嫌がられたって、それはその人の気持ち、私とは別もの、自己と他者の間に線を引いて、私は私の好きなようにやっていいんやー!

 

 

当たり前だし、わかりきったことだけど、やっぱり実際そういう場面になると、よくわからなくなって揺さぶられて痛みを感じてたんです。

 

いろんな人の気持ちを勝手に背負ってきた気がします。

重い、そりゃ重いよ、だから動けなくなるんだ。

 

 

 

そんなこんなでやっと最近少しずつ、退職して新しいチャレンジを始めたことを、肯定できてきました。

 

 

 

ちなみにYちゃんの名誉のために言っておくと、Yちゃんは意地悪で「いなこさんが辞めても、中野科長は何とも思わない!」とか言うひどい後輩ではありません(笑)。

 

採用通知を見て一気に私のトーンがガタ落ちしたのを敏感に察知して、私の発言からそのときの私に必要なことばを、とっさに力強く言ってくれたんです。

きっとせっかくの伊勢旅行の残り半分が辛気臭くなるのがイヤだったんだろうな。

誰だってやだよ!ったくメンドクサイ女!(笑)

おかげでその後も楽しく伊勢を満喫して帰りました。 

 

 

Yちゃんはカウンセラーでもないし、癒着なんて概念も知らないはずだけど、ほんと私のツボをよく知ってる(笑)。

 

いつも、「いなこさんは絶対幸せになれる人なんです!もっと自信持ってください!!!」と励ましてくれる、ほんとに可愛い、でも頼りがいのある後輩です。

いつもいつもありがとう。

 

 

あー、すべてに感謝。

心が軽くなって、今、いろいろなことがいい解釈に裏返って来ています。

 

 

 

みなさんも、たとえどんなに好きな人でも、お世話になっている人でも、自分と自分以外の人の間には一線を引いた上で、大事にしてくださいね。

あなたが背負わなければいけないのは、自分の人生それのみです。