おはようございます、カウンセラーいなこです。
この土日で、グランピングに行ってきました。
グランピングとは、もう広く知れ渡っているのでご存知の方も多いと思いますが、「グラマラス」と「キャンプ」をかけ合わせた造語で、キャンプはしたいけれども、テントを張ったり、火をおこしたりのいろいろは自信がないという人向けに、そういうめんどうな準備はすべてしてくれて、身一つでいける、キャンプのおいしいとこどりができるというものです。
自然の中のおしゃれなテントやコテージで、施錠もできるセキュリティー、火を入れるだけの状態にセットされた料理、清潔なお風呂もついていて、女性も安心です。
私が初めてグランピングに行ったのも、職場の女子会と称した旅行でした。
よくわからず企画に乗ってついていっただけですが、すてきな会場に私も他のメンバーもテンション急上昇で大盛り上がりだったのを覚えています。
自分たちで一から調理するのも楽しいけれど、日常で毎日炊事をしている人は、旅先くらいは「夢の上げ膳据え膳ライフ」(笑)を満喫したいという気持ちもありますしね。
まあ、本当にキャンプが好きな人からしたら、その自分でするめんどうないろいろこそが「おいしいとこ」であって、「そんなのはキャンプじゃない」と言うと思います(笑)。
今回お世話になったのは、京都の天橋立の近くにある、ファームグランピング天橋立です。
穏やかな内海の宮津湾に面したオーシャンビューのドーム型テントで、非日常にまたまたテンション爆上がりです(笑)。
お天気にも恵まれ、外に出るときは雨に当たりませんでした。
このことをブログに書くつもりはなかったので、お見せできるいい写真がなく……気になった方は、HPをご覧ください。
ホテルや旅館と違い、他のお客さんや従業員さんと接する機会も少ないので、今、感染が気になる方も、利用しやすいと思います。
京都は、私の住む大阪とは隣の府で、旅先としては遠くない、近場の方と言えます。
京都というと、舞妓さんとか雅な都のイメージをお持ちの方が多いと思いますが、今回お邪魔した天橋立付近は、もっとのどかな雰囲気のところです。
同じ京都と言っても、いろいろなところがあるなあとあらためて思いました。
同じ近畿地方という近場でも、まだまだ知らないところはたくさんあるし、近場でも十分楽しめるなあと思ったんです。
土日の休みがあっても、何も予定がないときはだらだら過ごしてしまうこともありますが、1泊2日だけの近郊の旅行でも、日常から離れて、いい気分転換になりました。
さて、また頑張りますか、と前向きな気持ちにもなれました。
大枚はたいて、遠くのリゾート地で豪華ホテルに滞在しなくても、たくさん楽しみはあるんですよね。
「私には時間がない」とか「お金がない」とか、そういう理由で、大したことできないなあと思っていても、近場でも、いつもの家や職場以外の場所というだけで、ずいぶん気分って変わるものです。
日常のことに追われているときほど、急がば回れで、やらなきゃいけないことから少し距離を置くと、グググーっと入りこんで視野が狭くなってしまっていたことに気づいて、今やっていることの本質が見えたり、また気合いを入れなおせたりするんです。
近場の旅行でもいいし、旅行とまでいかなくても、ちょっとお茶を飲みに行くとか、本屋さんをぶらぶらするとか、そういうことだけでも気分って結構変わります。
人生の大半は、職場と家の往復の毎日だったり、やってもやっても繰り返しで終わりのない家事に追われる毎日だったりでも、その中に、ちょこっと非日常を入れることで、繰り返しの毎日にメリハリを作ることができる。
そして距離を置いてみたら、繰り返しの毎日も悪くないなとあらためて思えたりするんです。
また私のあの場所へ帰ろうと。
非日常を入れることって、人生の薬味のようなものかもしれません。
いつもの料理にちょっと薬味を足すだけで、まるで新しいレパートリーができたかのようにマンネリを抜けて、おいしくなるように。
買ってきた白身魚のフライにちょっとレモン果汁をかけるとか、 そうめんのつゆにしょうがチューブを絞って白ごまを入れるとか、お味噌汁に七味を入れるとか。
その程度のことでも、ずいぶん本格的に自分好みにできることってあります。
そしていつものルーティーンの料理をあらためて、おいしい!と楽しむことができるんですよね。
薬味って偉大だなあ。
山椒は小粒でもピリリと辛い、的な?
ちょっと違うか。
たとえ話失敗だ―(笑)。
まあとにかく、ちょっとのことで、楽しみって創り出せる。
すなわち、幸せって、結構いっぱい創り出せるのかもなあ。
そんなことを思いました。