'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに

「それなりに恵まれている方だと思うし、それなりにうまくやってきた。・・・あれ、’それなり’って何だろう?」悪くない人生のはずなのに、心から幸せと言いきれない、このままで終わりたくないと思ってしまう。そんなあなたに’おもいっきり’のしあわせを。 @カウンセラーいなこ

怪人は魔法使いなのかー「オペラ座の怪人」がよりおもしろくなる?原作のおはなし⑤―

オペラ座の怪人」がよりおもしろくなる?原作のおはなし⑤―怪人は魔法使いなのか―

 

 

’それなりに’うまくいっている→を→’おもいっきり’しあわせに

こんにちは、カウンセラーいなこです。

 

今日も今日とて、オペラ座シリーズです。笑

ほんとに、これは何のブログなんだ。笑

あと何回かで、通常モードになるので、こらえてやってくださいねー。汗。

 

 

原作小説から、私の大好きな四季版「オペラ座の怪人」の、より理解が深まったなと感じるところを書いていくシリーズ。

本日は、「怪人は魔法使いなのか」です。

 

 

オペラ座の怪人」の原作小説と、ミュージカルの関係はこちら↓に書いているのでご参照くださいねー。

www.aikoingk.com

 

 

アンドリューロイドウェバー版や四季版の「オペラ座の怪人」が好きで、原作を知るとそのイメージが壊れそうでいやという方は、読まないでくださいネっ!

 

【四季版「オペラ座の怪人」の理解がちょっと深まる原作シリーズ】

①オペラ座の「怪人」

②頼れる姐さん?マダムジリー

③クリスティーヌはなぜ”音楽の天使”を信じたか

④新演出に納得?人間みあふれる原作の怪人

 

▽たくさん読んでいただいているこちらもぜひどうぞ。

オペラ座の怪人をちょこっと心理学的に考察シリーズ】

①怪人とペルソナ

②怪人の母と罪悪感

③クリスティーヌと投影

④ラウルの愛、怪人の取引

⑤怪人とセクシャリティ

 

 

 

ここからネタバレしますよーーー!

 

 

 

怪人は魔法使いなのか

 

前回、怪人の人間みについて書いたので、その続きで。

 

初めて「オペラ座の怪人」を見たとき、え、怪人は魔法使いなの?

それともクリスティーヌのお父さんなの?

それともお父さんから何か頼まれてたお父さんの知り合いのおじちゃん?

とか、その存在が謎だらけだったんですね。

 

鏡の中から出てくるし、

カルロッタの声をカエル声に変えるし、

クリスティーヌのお父さんのお墓から出てくるし、

クリスティーヌのお父さんが言ってた音楽の天使の話を把握してるっぽいし、

マスカレードでも、ラストでも、消えるし。

 

リアリティのある物語なのか、ファンタジーありきの物語なのか、つかみきれずにいました。

何の前情報もなく観たのでね。

いや理解力!

 

 

でもそれらの謎が、これまた原作を読んで、私的にはすっきりしました。

 

私としては、怪人は魔法使いであってほしくはなかったんですよね。

だって魔法使いだったらなんでもありになって興醒めしちゃうー。

そこはリアリティを保ってほしいという気持ちがあって。

 

 

まず、鏡の中にクリスティーヌを引き込んだり、消えたりするのは、オペラ座が、言わばからくり屋敷みたいになっているからなんですね。

 

元々、オペラ座なので、切穴があったりする。

これは、四季劇場でも、怪人が最後に椅子からいなくなるのと同じで、劇場なのでそういう仕掛けのある造りになっているんですね。

 

 

かつ怪人は、オペラ座の施工に関わっていたんですよ!!!

基礎工事請負人の1つとして入っていたから、こっそり自分だけの抜け穴を作ったりして、知り尽くしているんですね。

 

ここでも人間みあふれてるでしょ。笑

怪人、業者やったんかい!っていう。笑

 

さらなる人間みエピソードが、怪人の生家が、そういう業者だったみたいなんですよね。

お父さんが左官屋さん。

 

怪人は、その見た目で家族からも忌み嫌われていたので、早くに実家を出たみたいなんですけど、家業を手伝ったり見たりしていたのでしょうね。

お父さんが左官屋さんだから、器用さとかモノづくりの才能は、遺伝的にもあるんだろうし。

 

このエピソードで、怪人のいろんなトリックが腑に落ちました。

 

 

次に、クリスティーヌの音楽の天使話を何で知っているかなのですが、

クリスティーヌが、あなたは音楽の天使さまですか?みたいに聞いたので、その話に乗っかったって感じみたいですね。

 

怪人かわいい。

いや、かわいくないか。

音楽の天才だから許されてる感あるけど(笑)、じゃなかったらガチのヤバいストーカーですよね。(^^;

 

 

怪人は、元はフランス生まれなんだけれども、先に述べたように実家が居心地悪く、早くに出て行って、ペルシャにいた時期があるんです。

 

そのとき、その能力を王様に買われて仕えていたことがあるんですね。

 

で、王宮の中に、いろんな隠し部屋とかからくり屋敷的なものを作ったり、王様の愛人の寵妃の暇つぶしにいろんなマジックとかを披露したりしていたんですね。

 

それは、ロイドウェバー版の映画でも出てくるけれど、ペルシャ王宮の前にいた、見世物小屋みたいなサーカス団にいたときに身につけた技術を活かしたようです。

 

カルロッタの声をカエル声に変えたのは、声を自在に操れるので、自分で出したカエル声を、あたかもカルロッタから出ているように聞かせることができるってことらしいんですね。

 

ここが若干魔法ぽくって、気を抜くと興醒めしそうなのですが、世の中にはいっこく堂さんみたいなすごい人もいるので、そんな感じで実現できるんでしょう。←自分に言い聞かせ。

 

ロイドウェバーの映画版では、カルロッタが吹きかけた喉スプレーみたいなのに、声を変える成分を仕込んだような描写でしたね。

 

ということで、怪人は、ちゃんとリアリティを備えた人間ですよというおはなしでした。

 

 

 

 

次回は、おそらくロイドウェーバー版のマダムジリーの一部モデルにもなったダロガという、ロイドウェーバー版には出てこないキーパーソンについて書きますね。

 

 

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