おはようございます、カウンセラーいなこです。
先日のカウンセラー根本裕幸師匠の、自己肯定感セミナーに出たときに得た気づきのシェアを、一昨日に続きもう1つしたいと思います。
「自己肯定感を上げていく過程で、うまくいかないこと、難しいことは?」という問いに対し、私は、
「自分がありのままでいいと思おうとしても、仕事では、変わることや向上することを求められると、正論すぎて折り合いがつけられない」
ということを、質問しました。
自己肯定とは、そのままの自分、自分のダメなところも、否定して変えようとするのではなく、まずはそれが自分と受け入れるところから始まります。
心理学や自己啓発系の発信では、そういった内容はよく言われますよね。
ですが、実際の仕事の場面では、常に向上を求められがちですし、お金をもらっているし、「ダメなところは改善すべき、向上すべき」という教育を受けてきてそれを信じて疑わない人は、日本にはまだまだたくさんいます。
そこで、つまづくんですよねー。
やっぱり、ありのまま、ダメな私のままでは世間が許さないじゃん、っていう感じで。
根本師匠はそれを聞いて、
「あー、それねー、会社と距離が近すぎるんだねー」と即答でした(笑)。
そういうときは、「会社は会社」、「私は私」と線をしっかり引いた方がいいそうです。
「あなたはそういう考えなんですね、私は違います」と。
あー、なんとなくしっくりきました。
私、会社と距離が近すぎたんだなあ。
なんでも間に受けて、言われたことをその通り自動的に受け取って。
そこでいったん、聞いた意見を「自分で吟味する」ということをしていない。
いや、明らかにおかしな意見には反論しますよ、もちろん。
でも、「正論」には弱いです。
めっぽう弱い。
「正論」っていうのが、曲者なんですよねー。
正論らしきことを言われると、そうだよなー、そうしなきゃいけないよなー、もっと引き締めていかないとなーと、自分を律する方にグイッと振ってしまいます。
いや、世間の正論とか、そんなの関係なく、会社と、自分以外の人と、まずはきっちり線引きをすればよかったんですね。
「あなたはそういう考えなのね、でも私は違うの。」
それがまずスタートで、そこから、ではどう折り合いをつけましょう、とやればよかったんですね。
協議するでもいいし、しかたないからちょっとは合わせてあげる(笑)でもいいし、表面上適当にあしらうでもいいし、断固やらないでもいいし。
人から言われたことするにしても、「自分と人とは違う」というその線をきっぱり引いて吟味した上でそれをするのと、引かずに自分の思いと人の考えをごっちゃにしてそれをしようとするのとではぜんぜん違います。
ごっちゃにすると、自分もそう思わなきゃ、相手は正しい、自分がまちがっている、そういう自己否定になりやすいし、「申し訳ない」という罪悪感を抱きやすい。
人のことを自分のことのように感じられるって、やさしくて長所ととられることも多いけど、やっぱり自分と他者との線引きは大事です。
それを指摘されて、そうか!線を引けばいいのか!とスコーンと腑に落ちて、なんだか心がだいぶ軽くなりました。
そしてそういうときは、応援する側に回ればいいそうです。
「頑張るべき、向上すべき」という人と同じスタンスに立つのではなく(自分が本当にそうしたいなら、したらいいんですよ?)、
「わー、頑張ってくださいねー、応援してますー」
っていう側に回ればいいそうです。
口には出せなくても、心でそう思っとけばいいんです(笑)。
うーん、私は人と距離が近かったのかも。
つまりこれは、ゆちゃk……
わーーーーー!
明日は、私は人との距離が近かったのかもということを、エピソードとともに振り返ろうと思います。
今さら気づいた?とか言わないで(笑)。