'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに

「それなりに恵まれている方だと思うし、それなりにうまくやってきた。・・・あれ、’それなり’って何だろう?」悪くない人生のはずなのに、心から幸せと言いきれない、このままで終わりたくないと思ってしまう。そんなあなたに’おもいっきり’のしあわせを。 @カウンセラーいなこ

どうしようもなくネガティブな自分が情けないとな?そなたは、生き延びるための英知を受け継ぎし賢者じゃの。

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こんにちは、カウンセラーいなこです。

 

センチメンタルかつバタバタしたサイクルを断ち切ろうと、掃除して少しスッキリしました。

 

そこで(?)少しお知らせさせてください。

12月のカウンセリング・モニター募集を

11月15日(日) 20:00〜開始いたします。

無料モニターさま募集は、これで最後の予定にしております。

気になる方はこの機会にぜひぜひご利用ください(^▽^)

リピーターさまも大歓迎です!

すでにリピートで何名かの方にお申込みいただいております。

▽前回の募集記事はこちら

【第3弾】無料カウンセリング・モニターにご協力いただける方を募集します!

 

 

 

さて、先日、焼き肉に行ったんですが、「ジンギスカンの季節になりました」というポスターが貼ってありました。

ジンギスカンって、秋が旬なのかな?

ジンギスカン、お好きですか?

 

 

私は苦手なんです。

ジンギスカンが苦手というか、羊のお肉が苦手で。

 

学生時代に小洒落たお店のランチで、「仔羊のなんとか」っていうメニューを頼んだんですね。

仔羊なんて食べたことなかったけど、ネーミングからしておしゃれだしなんか高級そうでおいしそう。

 

で、期待に胸を膨らませて食べたんですけど、「むりー!」でした。

 

獣臭いというか。

私にとっては、ですよ。

 

もともと私は、動物っぽいにおいの強い食べ物が苦手なんです。

牛乳とか、チーズとか、牛肉も海外産だと結構臭みを感じたりして苦手なんです。

動物自体は好きですけどね。

 

そして、羊がこんなに癖が強いとは……!

わたしにとっては、ですよ。

 

たぶん、その後、残したか、ほとんど噛まずに水で丸呑みしたと思います(笑)。

 

それ以来、もう羊には挑戦していません。

 

「羊は臭みがすごい。」

「私の口には絶対合わない。」

とインプットされてしまったんですね。

 

 

ジンギスカンも、本場の北海道で食べたらおいしかったよと言ってくれる人もいるんです。

 

やっぱり大阪で食べるのとは違うらしいです。

お肉自体が新鮮だからなのかもしれないし、本場の人の方が調理法が上手だからなのかもしれません。

 

たまたま私が食べたお店がイマイチだったのかもしれないし。

 

そうは思っても、もう挑戦する気にはならないんですよね。

 

 

こんな風に、いやな経験って、いい経験以上に強烈に焼き付いて、たったの1回いやな経験をしただけでも、それを避けるようになったりします。

 

 

条件づけって聞いたことありますか?

 

細かく言うといろいろ種類はあるんですけど、パブロフの犬が有名かなあ。

 

「鐘が鳴ったら犬にエサをあげる」

ということを何度も繰り返していたら、鐘が鳴るだけで犬の唾液が出るようになったという実験です。

 

「鐘=エサ」

という図式が犬の中でできあがって、鐘の音をきくだけで、エサを食べるように体が反応しだすということなんですね。

 

これは、鐘の音と、エサといういいものが結びついたわけですが、いやなものと結びつくこともあります。

 

たとえば、シイタケを食べたときにたまたまお腹をこわしたら、

「シイタケ=お腹が痛くなる」

という図式ができあがるんですね。

 

で、このいやな経験による条件付けは、いい条件付けに比べて、すぐに成立しやすいんです。

何回も繰り返さなくても、たったの1回でも結び付けられやすいんです。

一発アウトになりやすい。

嫌悪条件付けと言います。

 

何でかというと、身を守るため。

自分に危害が及びそうなことからは、すぐに身を引いた方がいいからです。

身を守るため、生き残るための本能的なものです。

 

いやな経験というのは、生き物にとって非常にインパクトが強く、払拭されにくく、再挑戦しにくいものなんです。

 

 

だから私も、おなかこそ痛くならなかったものの、初めて食べた羊が、私にとって「むりー!」というレベルだったので、いくら北海道ならおいしいよと言われても、再挑戦しようとはなかなか思えないんです。

 

 

たとえ話が長くなっちゃいましたが、なのでね、ネガティブになりやすい、悪いとことばかり目についちゃう、臆病になりやすい、というのはある意味当然なんです。

 

本能本能。

 

なんでもかんでも痛い目見ても平気平気〜♪ってポジティブだと、いつかとんでもない目に遭うかもしれないのです。

お腹こわし続けてもなんでも拾って食べてたら怖い病気になるかもしれないし、

スキップで崖を歩いてたら転落するかもしれないし、

笑顔でトラを「よーしよしよしよし」ってなでたら、思いっきりかじられるかもしれないし。

 

これは怖い、

危ない、

なんか怪しい、

そう思ってちゃんとイヤな気分になって避けられるのは、身を守るために大事なことなんです。

 

だから、

自分ってネガティブだなー、

つい悪いとこばっか目についちゃうなー、

こんな暗い考え方ダメだよなー、

と悩んでいるあなたは、

「私は人類創世記から生き延びてきた祖先たちの英知を脈々と引き継いでいるのだ」

と誇りを持ってください。

大げさか。

 

ネガティブさも必要だから備わっているということです。

実際それによって守られてきたこともたくさんあると思います。

もともと人間はそっちに傾きやすいわけだから、ネガティブな自分をそんなに責めないで。

慎重で、生存戦略に長けている賢い人とも言えるんです。

 

 

そうはいってもネガティブすぎはしんどい、その1回の経験で染みついちゃったイヤな思いを払拭して再挑戦するにはどうしたらよらしいのんというお話を、次回は書いてみたいと思います。

 

 最近すゑひろがりず殿が好きすぎて、古語で話したくてぽいタイトルにしてしまいました(笑)。