自分軸を確立するはじめの一歩。「いま、ここ」の自分を見て感じる。
先日、今シーズン初の牡蠣を買いました。
'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに
こんにちは、カウンセラーいなこです。
ペペロンチーノにしたのですが、あたるのが怖くて、これでもかと念入りに火を通してしまいます。
結果、何これ?っていうくらい、かたーく小さーくなってしまうんですね。
職場の勉強会で管理栄養士さんから、中心温度85度以上で90秒以上加熱と習ったものの、それでも万が一が怖くて加熱しすぎてしまうんですね〜。90秒ではとてもじゃないけどやめられない(笑)。
仕事がら、自ら牡蠣を食べてノロウイルスの感染源になるのもはばかられますし……
それを考えると、やっぱりプロはさすが。
外で食べる牡蠣は、ふっくらしていて、それでいて食中毒を出さない。
だから牡蠣は外食で食べるもの。もう自分では買わない。と思うのですが、スーパーで売っているのを見ると、あれをパスタにしたらおいしいんじゃないか、鍋に入れたらおいしいんじゃないかと、つい買ってしまうんですね〜。
あー広島に行って食べまくりたい。
さて私は医療の仕事をしているのですが、最近思うこと。
「目の前のその人をよく見よう。」
患者さんのご家族は、よくなってほしいばっかりに、患者さんに、あれもさせよう、これもさせようとされがちなんですね。
もちろんみなさんではないですが。
食欲がなくて、気分も悪そうなのに、栄養をつけた方がいいからと、なんとか食べさせようとしたり。
お子さんであれば、発達に遅れはあるものの、その子のペースで少しずつできることが増えてきているのに、それにはあまり目がいかずに、同じ月齢の子と同じことを早くできるようになってほしいと、順番をすっ飛ばして、その子にはまだ難しいことを練習させようとしたり。
みなさん、ちょっとでもできることを、と必死なんです。
大事なご家族のことだから、その気持ちはもちろんわかります。
これがいいんじゃないかと、いろいろと調べてさせようとされたりもするのですが、
でも見てください、
今この方が、それをできる状態でしょうか?
と思うことがあります。
たしかに調べたその方法は良いもので、それで良くなった方もいるのだろうけど、
今、この人がそれをできる状態なのか。
目の前の、この人が、置き去りになっていませんか?
と。
ご本人に、
明らかにそれをやれる余力がなかったり、
まったく乗り気でなかったり、
まだそんな段階ではないときには、
いくらいい方法でも、かえって負荷をかけて悪影響になることもあります。
もちろんそれを見極めてお伝えするのが我々の仕事ではあるのですが、
「しない」
という選択は、焦っているときには受け入れにくかったりするんですよね。
何かやらなきゃ、
どうにかしなきゃ、
ぼーっと見ているだけではいけない、
と思いますから。
何もしないと悪くなるのではないか、という怖れがあるんです。
そう思うのも、もっともな話だと思います。
医療者側も、何かそれらしいことをやっている方が、私は何かしましたよという保険になるし、外からもそれっぽく見えて、ある意味ラクかもしれません。
でも、方法を行使する前に、
まず目の前の人をよく見るのがすごく大事なんですよね。
たしかに、一般論としては、これはいい方法なのはわかっているが、
この人が今、それを受け入れられる状態か?
望んでいるのか?
そこをすっ飛ばすと、うまくいきません。
お子さんなんかは遠慮なく、おもしろいくらい思い通りになってくれません(笑)。
こっちの期待の圧(笑)があると、絶対に乗ってきてくれません(笑)。
ご家族にも、なんとか理解しやすいように説明するのですが、伝わっているようで、やっぱり伝わりにくいことも多く。
「なるほど。」と言った尻から、ちょっとでもさせようとされていることもあります(笑)。
ご家族が納得されることも大事なので、害にならない程度に折衷してやることもあるのですが。
病状によって、命に関わる急を要すことはまた話が別です。ここでは急を要さない場合の話です。
と、偉そうに言っている私ですが、これ、自分にはやりがちなことだなーと気づきました。
今、自分がそれをできる状態なのか?
それを自分は本当に望んでいるのか?
を、よく見ることなくすっ飛ばして、
すごい人が推薦している方法だからと取り入れようとしたり、
自分のペースをないがしろにして、世間の平均に合わせようとしたり。
「いい方法や正解(のように見えるもの)を知っているけれど、やらない」
という選択は、
自分軸が確立していないと、
揺さぶられます、
怖れが出てきてしまいます。
知識を得るのはいいことだけど、
まず、
目の前の人を、
今の自分を、
よく見ることは本当に大事です。
「いま、ここ」の自分をよく見る。
どこかに新しい有効な方法を探しに行かなくても、「いま、ここ」の自分をよく見て感じるだけで、得られる情報が山のようにあります。
それが、自分軸を確立する第一歩のように思います。
「いま、ここ」の自分をよく見て感じて、自分軸を築きませんか?
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