'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに

「それなりに恵まれている方だと思うし、それなりにうまくやってきた。・・・あれ、’それなり’って何だろう?」悪くない人生のはずなのに、心から幸せと言いきれない、このままで終わりたくないと思ってしまう。そんなあなたに’おもいっきり’のしあわせを。 @カウンセラーいなこ

「オペラ座の怪人」をちょこっと心理学的に考察②―怪人の母と罪悪感

オペラ座の怪人」をちょこっと心理学的に考察②―怪人の母と罪悪感

 

’それなりに’うまくいっている→を→’おもいっきり’しあわせに

こんにちは、カウンセラーいなこです。

 

ドキドキびくびくしながら名作「オペラ座の怪人」について書いているこのシリーズ。笑

2回目は、怪人の母と罪悪感です。

 

はじめての方は、このシリーズについての長い注意書き(笑)があるので、必ずこちらを先にお読みくださいませ!

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ここからネタバレしますよーーー!

 

 

怪人の母と罪悪感

 

怪人は、その醜さゆえに世間から迫害され続け、愛されたことがないんですね。

 

四季版でも、

「母にも嫌いぬかれて」

「マスクで醜さ隠され」

と歌っています。

 

生まれつき奇形だったと思われる怪人は、実のお母さんにさえ顔を背けられ、その顔を隠すように仮面を与えられたんですね。

 

あらためて、怪人を1人の子どもとして見たとき、その状況を考えると胸が痛みます。涙

 

だけど、本当に母にも愛されていなかったわけではないのではないかと、私は思うのです。

 

実はお母さんも、相当辛かったと思うんですね。

 

 

親、特に母親は、子どもに対して罪悪感を持ちやすいです。

 

たとえば子どもに病気や障がいがあったら、

「私が元気に産んであげられなかった」

という罪悪感を持つお母さんは多いと思います。

 

もちろんお母さんのせいではないし、誰のせいでもないのですが、どうしても子どもに何かあったとき、1度はそういった罪悪感を抱くお母さんは多いんじゃないかと思うんですね。

 

なぜなら、罪悪感は、愛の裏返しだから。

 

罪悪感というのは、

「もっとよくしてあげたかった。なのにできなかった。」

「もっと幸せにしてあげたかった。なのにできなかった。」

「もっと愛してあげたかった。なのにできなかった。」

という感情だからです。

 

はい前半部分に注目ー。

「もっと◯◯してあげたかった」があるからこその、罪悪感なんです。

 

どうでもいい人や物ごとに対しては、罪悪感なんて抱きません。

大事で、愛があるからこそ、罪悪感を抱くんですね。

 

愛が大きいほど、罪悪感も大きくなるんです。

罪悪感の大きさは、愛の大きさに比例するんです。

 

 

だから怪人のお母さんも、

"普通の"顔に産んであげられなかった自分を責めたでしょうし、

醜い顔で生きていく我が子の将来が心配だったでしょうし、

さらにうまく我が子を愛せない自分を責めていたのではないかと思うんです。

 

時は明治時代頃ですから(←やっぱり世界史が苦手な人)、今より医療も発達していないし、正しい知識や治療法も少なく、偏見や差別も今よりもっと強い世の中だったでしょう。

 

そんな中、我が子が他の人に奇異な目で見られることや、それによって我が子が辛い思いをするのを見るのも、辛かったことと思います。

 

 

お母さんは怪人に辛く当たったこともあったかもしれませんが、罪悪感が強すぎると、自分を責める気持ちに耐えきれずに、相手を責め出すことがあるんですね。

無意識に。

 

「お前のせいで自分はこんなに苦しませられている!」と言いたくなるんですね。

 

悪いことした側の人が逆ギレし出すのはそのせいです。

自分が浮気したくせに「お前が悪い!」と逆ギレしだす旦那さんとか、遅刻したくせに不機嫌な顔で現れる人とか。←う。笑

なんでお前が怒ってんねんってやつです。

 

悪い奴に見えるけど、心の中では、「すごく悪いことをしてしまった」と自分を責めているんです。

 

なので、やたら責めたててくる人がいたら、

「あら、この人、もしかして罪悪感を感じているのかしらん?」

という目で見てみたら、その人に対する見方が変わるかもしれません。

 

 

そして自分が何かや誰かに罪悪感を感じているときは、

「ああ、私は罪悪感を感じるほど、これ(この人)を大事に思っているんだな」

ということを再確認するときです。

自分が愛のある人間であるという事実をしっかり認めてください。

 

罪悪感で苦しむのではなく、罪悪感のB面である、愛の方をぜひ受け取ってくださいね。

 

 

、、、と話がそれましたが、つまり、怪人のお母さんは、芯から怪人のことを忌み嫌っていたのではなく、むしろ息子を愛していたからこそ、罪悪感でいっぱいだったのではと思うのです。

 

お母さんも、すごく苦しかった。

 

お母さんは、怪人を愛していなかったわけではなく、ただ弱かっただけ。

息子と向き合えなかったのではないかと。

 

 

こうして考えるとね、この世は愛だらけなんですよ。

愛とかなんかうさんくさいけど。笑

 

表面上は悪い態度を取っていても、実は心の1番底の層には愛があったっていうことは、いっぱいあります。

本人に自覚がなかったとしても。

 

 

、、、という私の見解を、怪人に伝えてあげたいです。

きっと聞く耳持ってくれないと思いますが。笑

 

誰かに辛く当たられたときに、「これは愛の裏返しだ」なんて信じるには、かなりの自己肯定感が必要です。

そこで自己否定ぐせがあると、相手の表面上の態度にとらわれて、「やっぱり私は愛されていないんだな」という気持ちに押し流されてしまいます。

 

ましてや子ども頃の怪人に、そこまでお母さんの気持ちをおもんばかって理解しろと求めるのは無理がありますよね。

 

 

でもせめて怪人が、あんなことやこんなことをやらかしてしまう前に、誰か1人でも、怪人と向き合ってくれる人がいたら。。

と、やっぱり心が痛んでしまう私です。涙

 

オペラ座の怪人」を観た後、私が1番切なくなるのはそこかもしれない。

 

 

 

 

今日もお読みいただきありがとうございました(^▽^)

次回は、クリスティーヌと投影です。

お楽しみに〜。

 

 

 

 

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