おはようございます、カウンセラーいなこです。
突然ですが、あなたは自分の長所を聞かれたら、ポンポン言えますか?
そんな、人に言うほどの大した長所なんてないしなーと思う方は、ぜひぜひ読んでいってください。
私はこの春に転職をしました。
医療系の仕事で、1つの法人で14年働いて、初めての転職です。
前の職場に著しい不満はなかったのですが、でも、今の仕事に熱中できなくなって、自分のすべてを生かせていると思えることに挑戦してみたいと思い、かなりの葛藤もありながら退職、転職を決めました。
(その葛藤と不安がマックスのときに、根本裕之師匠のブログに出会い、カウンセラーを目指すことになるという今があります。)
しかし新しいことに挑戦するとは言っても、食べていくにはお金が必要なので、当面はとりあえず同じ職種で、だけど副業OKのところに移り、今の職場に至っています。
もともとは、この本業に熱中している時期もありましたが、ある程度できるようになってふと、これまで、純粋な興味だけでやりたいことをするというよりは、「確実にできそうなこと」しかしてこなかったな、ということに気づいたのです。
もっとできるできないではなく、ただ「やりたい」にこだわって生きたいと思うようになりました。
このまま、無難なだけ人生でいいのかい?
自分の本気の力試しをしなくてもいいのかい?
そんな悪魔のささやきにうっかり乗ってしまったのです(笑・もう笑うしかない)。
そして、純粋な興味だけに従って生きたら、もっとおもしろい世界があるのかもしれないと思い始めてからは、現職への熱意が減ってしまいました。
(そこに至る経緯はもっといろいろあるけれど、長くなるのでまた別の機会に。イラストを習い始めたのも、その頃です。)
自分が熱中できていないので、現職についてたくさん勉強して、院内の業務改善などにも積極的に取り組んで、後輩指導もいっぱいして、、、という昔の自分から比べたら、もう今のこの職場における自分は、輝きを失ってしまったなと、自分をどこか「残念な人」扱いしていました。
それも手伝って、飛び出してしまったんでしょうねえ、前の職場を……
「残念な人」でいるのが嫌だった。
そんなこと誰に言われたわけでもないのに、もともとある自己肯定感の低さも手伝って、違う道へと走ったのも少なからずあると思います。
(こういう思いがあるから、今回の転職が本当によかったのか未だに自信が持てない。)
まあそうして、初めて転職したのですが、今の職場の採用面接では、履歴書の他に職務経歴書というものの提出も求められました。
職務経歴書とは、転職をしたことのある方、採用する側の方はご存じかと思いますが、履歴書より詳しく、これまで仕事でどんなことをしてきたのか具体的に書いてアピールするものです。
今は仕事では「残念な自分」に成り下がってしまったと思ってはいたものの、採用面接ではまさかそんなことは言えません(笑)。
経験者だし、基本給のアップも交渉しようと思っていたので(←こんな、自分のもらう金額アップを自分から交渉するなんてことは、昔の自分では考えられなかったです。いろいろ気づいてから自分を見つめ直すことはだいぶしてきたので、これでも少しずつ私比では、自己肯定感が上がってきているとは思います。)、今までしてきた、院内で患者さんのために取り組んできたこと、新人研修を担当してきたこと、管理職として部下を指導してきたこと、院内外の講習会などで発表してきたことなどを、どんな思いで、どんな工夫をしてやってきたか、できるだけ考えつくかぎり自分をよく見せるように(笑)、本気で書きました。
そしたら。
私、よくやったよね?
すごくがんばってきたよね??
よくやったよ!
いいとこいっぱいあったやん!!!
と、心から思えました。
そして、この職務経歴書、もっと早くに書きたかった、と・・・
これまでも、自分のいいところ、がんばったところに目を向けよういう呼びかけやワークは知っていました。
でも、そういうワークをしても、自分のいいところを大して出せなかったんですよね、私は。
2つ3つ4つは見つけられても、遠慮とか、照れとかを捨てきれずに、「これは長所というほどのものではないし」という感じで、そういうワークをしても、大した発見はありませんでした。(まあこれも、私の完璧主義的な性格のせいもあるでしょうね。たった1つの長所を見つけただけでも、誇れる人もいると思います。)
それが、この職務経歴書を書くことで、仕事での自分の価値を、たくさん見つけて自分で認められて、実感できたのです。
少しでも自分をよく見せて、高く売るために、必死になったからこそ(笑)。
もちろん嘘は書けませんが、自分はどんなことをしてきたか、どんな思いをこめてしてきたか、それを本気の本気で、絞り出せたんですよね。
本気で絞り出して書き出して、職務経歴書にまとめたら、私よくやったよな、もっともっと、自分を認めてあげてればよかったなと思ったんです。
ぜんぜん残念な人じゃなかったやん、堂々としててよかったんやんって。
後輩にいつも言ってるのに、結局自分が……(泣)
こんなにやってきて、残念な自分じゃないんだったら、まだこの職場でやれたんじゃないか?
自分を生かすための挑戦半分、今の自分の否定半分で決めた退職だったので、この件でまた、退職が正解だったか悩み出すことになったのですが(笑)。
いろいろツッコミどころは満載ですが、とにかく、私は職務経歴書を書くことで、仕事での自分を今までにないくらい肯定できたんですよね。
だからもし、職場での自分の価値に自信がない方、そういう思いから転職を考えている方がいたら、決める前に、本気で次の転職先に提出するつもりで、職務経歴書を書いてみてほしいです。
そんな正式書類に書けるほど大したことしていないという方もいるかもしれませんが、そんなこと言っている場合じゃないんですよ!!!
自分を1円でも高く売らないといけないのです!
これがあとあと何年もの賃金がどうなるかの分かれ道なんですよ!?
謙遜なんかしている場合ではありません!
どーーーうしてもその会社に入ってやらなきゃいけないことがあるんです!
とりあえず入らなきゃ始まりません!
とりあえず入れば後はなんとかなる!
入ってしまえばこっちのもんです!
とにかく何でもいいからでっっきるだけ高値で自分を売り、入ってしまうためにすべての心血を注ぐのです!!!
(なんか……あんまり書きすぎると、私が詐欺師みたいですね(笑)。まあ就職活動なんてこんなもんでしょ(おい・笑)。
でも本気の本気でやってみてほしいんです!!!
採用面接でこの職務経歴書を見た今の上司に「すごいですね」と言われた私は、「できるだけよく見えるように書きました」と正直に言って笑いを取りましたよ(笑)。)
いかに本気で面接を受けるつもりで書けるかが勝負です。
本っっ気で武勇伝(笑)を絞り出したのに加え、ちゃんとした正式な書式に、それぞれいつのことか年月を書いてその内容を端的にまとめたりしたことで、自分の歴史を俯瞰できたのもよかったんでしょうね。
本気で自分の価値に気づきたければ、メモとかじゃなく、職務経歴書の書き方をネットででも調べて、本気の正式書類として提出できるものを仕上げてください!
何かのプロジェクトを任された的な大きなことじゃなくても、
「出したものは必ず元の場所にしまうようにして、他の社員が使いやすいようにしていた」とか、
「あいさつを自分からして、社内の雰囲気向上に努めていた」とか、
日々の心がけ的なことでも十分です。
そういうのをいかに大事なこととして自分が取り組んでいたかを本気で書くんです。
(余談ですが、管理職をしていた身からすると、取ってつけたきれいなマニュアル例文的文言より、そういう具体的でオリジナルな内容の方が、その人となりが伝わってきて刺さります。)
とにかく自分の売りを1っっつ残らず絞り出して、ちょっとでもよく見せるように書いてみてください。
こんなことしなくても、自分のいいところをいっぱい見出せる人はいいんですけどね。
私は、「ワークとして書き出してみる」くらいのことでは、あまり絞り出せなかったんですよね。
「長所をどれだけ絞り出せるかで、基本給が左右されてしまう」くらいのことじゃないと、遠慮や照れを捨てきれなかったんです。(金の亡者か・笑)
そして、「だめだなー」、「残念だなー」、という前提で自分を見るのと、「1つでもいいところを余すことなく絞り出してやろう」という前提で見るのとで、まったく見えるものが違ってきたのです。
普段、自分のことは「だめ」・「残念」ベースで見て、他の人、憧れの人は「すごい」・「できる」ベースで見ていませんか?
ノンノンノン。
見方が偏りすぎてるんですよ。
見方次第で、見える自分はガラッと変わるんです。
見方を味方にしてください。
(どう?どう?うまいこと言えてる??笑)
そんな厳しい見方ばっかしてるとね、もったいないもったいない、自分がかわいそすぎるよ。
暑苦しく書いてしまいましたが、自分の価値を見つけられないという方にはぜひ本気でやってみてほしいし、自分もこんなことして、もっと早くに自分を認めてあげていればよかったなと思ったことなので。
めんどくさいし必要に迫られなければなかなかやらないと思うけど、必要な人に届きますように。
ということで、真剣に、本気の本気の本気の本気で自分の長所を絞り出して、自分を認める1つの方法のご紹介でしたー。
おためしあれあれ。
5月からブログ始めて、今月初めて1か月欠かさず毎日記事書けましたー(TT)
眠いし他の遊びもしたいけど、毎日書き続けたという記録を作ってみたくて意地で書きましたー(笑)。
読んでくださる方がいるとがんばれます、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします(@▽@)
そしてみなさま、すてきな下半期を✧✧✧