なぜ今のお悩みと関係のない過去を、カウンセリングでは振り返るのか。
'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに
こんにちは、カウンセラーいなこです。
今週ももう折り返しましたネ。
あと少しがんばろ。
コンクリートの上でこけて(笑)、今日でちょうど1週間経ちました。
おかげさまで傷も小さくなり、痛みも引いてきました。
右膝を打撲して、負傷直後は、押さえると痛かったんです。
ズボンをはいていると、膝を曲げたときズボンがつっぱって膝を圧迫するので痛い(>_<)
だから膝をなるべく曲げずに歩いていました。
でもそうすると、今度は、股関節がなんとなく痛くなってきました。
本来、膝を曲げて歩くのが自然なのに、それをせずに歩くと、その分、股関節に負担がかかって痛くなる。
痛いところをかばうことで、他のところに負担がかかり、もともと何の問題もなかったところに二次障害が出る。
わかりやすい例です。
この場合、股関節が痛いからと、そこにマッサージなりストレッチなり湿布なりをして痛みをとっても、膝をかばった歩き方をしている限り、また痛くなります。
股関節が問題じゃないからです。
元の膝を治さないと、同じことが起こります。
これは、心のことも同じで、何か根源となる痛みがあると、それをかばうため、他のところに負担がかかります。
それで、何かがうまくいかない、といった「現象」が起こります。
それは、
仕事がうまくいかないということかもしれないし、
パートナーシップがうまくいかないということかもしれないし、
無気力とか、
眠れないとか、
食べすぎる、食べられない
とかかもしれません。
そこでその困った現象をなんとかしようと、
仕事のスキルを磨いたり、
男心を学んだり、
気力を出そうと鞭打ったり、
睡眠薬を飲むとかダイエットするとかします。
それで少しよくなっても、また同じことが繰り返されたり、今度はまた別のところで困った現象が起こったりすることがあります。
それは、根源となるところが置き去りになっているからです。
根源を放っておいたまま、表面上の現象にアプローチしても、また同じことが起こりやすいんですよね。
そこで、「根源となるもの」に向き合うのが、結局は一番効率がいいことが多いので、
カウンセリングではそれをみつけようとします。
根源となるものとは、
いつかどこかで身につけた、
「自分を不自由にする思いこみ」
です。
何かのきっかけで、自分を苦しめる思いこみを持ってしまったと思われるので、
それをみつけて、
手放したり、
今の自分に合った思いこみに書き替えたりします。
そして、その思いこみを持つに至ったきっかけについても、探ることがあります。
きっかけは、
まだ自分というものがよくわかっておらず、周りの影響を受けやすい子どもの頃や、
多感な思春期にあることが多いので、
今起こっている問題(現象)に一見関係ないような過去のことをお聞きしたりします。
一口にカウンセリングといっても、いろんなやり方や考え方があるので、
必ずしも過去を振り返って、きっかけを突き止めなくてはいけないわけではないと思います。
馴染みすぎて気づかなかったり、心の奥底に沈めていて、すぐには出てこないことも多々ありますし。
きっかけにまでさかのぼらなくても、
自分を不自由にする思いこみさえ見つけたら、
「もうこの思いこみは手放す!」
と決めて手放して、
今の自分に合った新しい思いこみに書き替えられたら、それでいいと思います。
ただ、頭ではわかっても、なかなか手放せないんですよねー。
長年正しいと思いこんできたことだし。
そうそうあっさり書き換えられない。
だからそこで、きっかけにさかのぼると、感情的に納得しやすいのかなと思うんです、私は。
「あー、あのことが引っかかってたのか……!」
「あー、私はあのことがよっぽど辛かったのね……!」
そういう、感情にガツン!とくる納得感があると、
当時くすぶっていた感情が成仏されてスッキリし、思いこみを手放しやすい気がします。
「ほんとーにこれは要らぬ思いこみだったわ(キラキラ)」
って、心から思えるようになるんですね。
呪いが解かれた解放感のよう。
呪われたことないけど。
たぶん。
そういう意味で、きっかけとなる過去を振り返るのは、有効じゃないかなと思います。
浅はかな私見ですけどね。
いろいろなやり方、考え方があって、クライアントさんにも合う・合わないがあるので。
だけど今の私は、そんなふうに考えています。
ということで、膝の打撲からの、なぜ今のお悩みと関係のない過去をカウンセリングでは振り返るのかのお話でした。
そんな感じでカウンセリングをします!
2月初旬に募集いたしますのでよろしくお願いします(^▽^)
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