'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに

「それなりに恵まれている方だと思うし、それなりにうまくやってきた。・・・あれ、’それなり’って何だろう?」悪くない人生のはずなのに、心から幸せと言いきれない、このままで終わりたくないと思ってしまう。そんなあなたに’おもいっきり’のしあわせを。 @カウンセラーいなこ

守るものがない人間と、守るものがある人間。どっちが強いんだろう。

 守るものがない人間と、守るものがある人間。どっちが強いんだろう。

 

 

湿気は確実に増えたのに、雨がいまいち降りそうで降らないなあ。

‘それなりに’うまくいっている→を→‘おもいっきり’しあわせに

こんにちは、カウンセラーいなこです。

 

梅雨の本領発揮と言ったものの、曇天と晴れの合間に、ちょろっと雨が降るくらいで、いまいちまとまっては降らない大阪です。

他の地方ではかなり降っているようなのに。

降らないから、湿気だけがたまって、大変蒸し暑い大阪です。

 

 

さて、この間の土曜日、前の職場の人たちに、私のいいところを聞いて、連絡を取って、いい意味で、前の職場を本当に過去にできそうな気がしたのですが……

という前回の続きです。

 

自分の道はもう「こっち」なんだと思えて、ついにカウンセラーという仕事に、前向きに取り組めそうに思ったのですが、次の日起きると、さみしい。

無性にさみしい。

 

あー、やっぱり私、あんなに価値を見てくれている人たちと、一緒に働きたい。

個として私を見てくれている人たちと、一緒にいたい。

 

いやもうシンプルにただ、

不安だよー!

自信ないよー!

あの人たちが、あの場所が好きなんだ!

さみしいよー!

とにかくさみしいんだよー!

 

すごくさみしい気分にさいなまれていました。

 

 

私は、寝起きの感情には注意を払っているんですね。

寝起きの感情は、潜在意識に近い、本当の感情だと思うから。

 

それが寝起きにこんなにさみしいとは。

 

やっぱりこれが私の本音かー!!!

さみしいよー!!!

あの中にいたい、みんなのところに戻りたいよーーー!!!

 

昨日は一区切りついたように感じたのに、一晩寝たら一気に里心がついてしまいました。

 

 

その日は甥っ子にも会える楽しみな日だったのですが、会っているときも妹に「どうしたん?」と言われるくらい隠しきれない哀愁が漂っていたようで(笑)、1日さみしく、どことなく不安な気持ちで過ごしていました。

 

 

心もとない気分なので、さっさと寝て次の日目覚めたら、今度はわりとニュートラルな気持ちだったのですが、出勤の準備にまだ少し時間があったので、また考えていました。

 

 

私は、やっぱり必要としてくれる人に応えたいんだな。

その思いは、どうしても捨てられない。

 

仕事の本文(内容)と、

仕事仲間との関係や、大事な仲間と過ごすこと。

私には、どちらも大事。

だけど今の私の状況は、どちらかを選ぶと、どちらかが犠牲になってしまう。

どっちを優先させたらいいんだろう。

どっちが私にとって大事なんだろう。

どちらを選んでも、苦しみはついてきてしまう気がして。

 

ホロスコープでも、私は葛藤を生みやすい配置って言われてたなあ、損な性格だなあと、あらためて思い出して調べたりして。

私の太陽星座は、誰よりも臆病なくせに、誰よりも、危険な場所につっこんでいくという星座。

それが愛する者のためなら。

(石井ゆかりさんより)



 それでふと、思い出したことがあるんです。

 

「ひとつ屋根の下」というドラマをご存知ですか?

言わずと知れた90年代を代表するドラマの1つなので、同世代の方はご存知の方が多いと思いますが、福山雅治さんのモノマネといえば使われる、「あぁんちゃん、小雪の気持ちもわかってやれよ」というセリフは、そのドラマのものです(笑)。

 

江口洋介さんを長男(=あんちゃん)とする6人きょうだいの話なのですが、両親が早くに亡くなり、あんちゃんが親代わりとして弟妹たちのために奮闘するストーリーです。

 

そのドラマで、印象に残っているセリフを思い出して。

 

いしだ壱成さん演じる三男は、やんちゃな役で、クライマックスでは、悪い仲間ともめて危ない状況になるんですね。

たぶん。うろ覚え。

そこで、その悪党たちと対峙して追い詰められたときに、

 

「守るものがない人間と、守るものがある人間。

どっちが強いんだろうな。」

 

と言うんです。

 

ここで言う「守るものがない人間」というのは、その悪党たちのことで、

「守るものがある人間」とは、あんちゃんのことです。

 

その結論がドラマ的にどうだったのかは覚えていないのですが、ずっとそのセリフが、自分の中に残っていて。

あんちゃんが主役だから、きっと守るものがある人間の方が強いという結論になったんだと思うのですが。

 

たしかに、守るものがない人間は、身軽で、捨て身になれるし、いくらでも無茶ができる。

失うものがない。

怖いものがない。

大事なものを人質に取られることもない。

 

たしかにどっちが強いんだろうとぼんやり思いながらも、はっきりした結論を出すでもなく、ただぼんやりと、その問いかけだけが、何十年も自分の中に残っていました。

 

 

私の、社会的な役割を表す太陽星座の特徴。

仲間のためなら勇敢になれる。

 

うん、そうだな。

私の場合は、大事な人がいた方が、強くなれる。

怖いこと。

恥ずかしいこと。

大変なこと。

めんどうなこと。

警戒心が強くて、自分のためだけでは乗り越えられないことも、

誰か大切な人のためなら、別人のように勇気が出て、ひょいとやれたりする。

 

心理学では、人のためにがんばるのはよくないことかのように言われたりします。

それは、いい人すぎて、他人のために、自己犠牲的にがんばってきた人が多いから。

まずは、自分を第一にしましょうと言われることが多い。

 

だけど私は、行き過ぎて自己犠牲的になっていたことも時にはあったけれど、けっしてそれだけじゃなかったと思ったんです。


他部署のキツい上司(笑)に、

自分の権利を主張するためだけには掛け合う勇気は出なかったけれど、

部下のためなら、話をつけにいくことができた。

 

大事な人のためにがんばることは、

私が強くなれることでもあった。

 

誰かのためなら、勇敢になれるし、いくらでも力が湧いてくるし、思い切れるし、大きくなれることがいっぱいあった。

自分のためだけでは、引き出せない力を引き出せた。

 

誰かのために奮闘することは、

自分の評価を高めるためとか、

価値を高めるためとかじゃなく、

純粋に私のよろこびであったと確信したんです。

 

 

ああ、少なくとも私は、

守るものがある方が、強くなれる人間だ。

 

 

「人のために」というと、カウンセリング界隈では、「助けたい症候群」とか言われちゃったりして(笑)、無理してるようにとられがちで、あまりそれはいいことじゃないようで、その点は自分でもあまり見ないようにして評価していなかったのですが、やっぱり純粋な私のよろこびで、パワーの源だったと思いました。

それを、自分の長所として認めてもいいんだと。

もちろん、人のためであっても、それが自分の純粋なよろこびであれば、いいんですよ!ただ、つい行き過ぎて、無理はしないでね。

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だからこそ、カウンセラーになりたいと思った。

 

医療のスキル自体には興味が持てなくなっても、

患者さんに寄り添うとか、

上司の愚痴を聞くとか、

後輩指導をするとか、

そういうことは好きで、やりがいも感じていたんです。

 

今の医療の仕事のままでも、補助的にそれはできるけど、そういう心理的なケアをもっと仕事の中心に置きたいと思ったから、カウンセラーをしたいと思った。

 

そう思って、前の職場の人たちが送り返してくれた、「私のいいところ」をあらためて見ると、私のそういう性質が、ちゃんと伝わっていて、みんなそこに価値を見てくれていたんだと感じられたんです。

 

 

やっぱり、まちがってなかった。

私が、カウンセラーになりたいと思ったのは、まちがってなかった。

 

それがわかったら、泣けてきて。

出勤前にのんびりしている時間はないのに(笑)。

 

 

ヤタさんとのこの間のカウンセリングでも、

 

「後輩の話を聞いたりして、『気持ちが楽になった』と言ってもらったりすることが多くて、そういうのを仕事の中心にしたくて、カウンセラーになりたいと思ったけど、それはいつも一緒に過ごして、同じ仕事で、よく知っている人に対してだからできただけかもしれない。

その程度でカウンセラーになりたいなんて、甘かったのかもしれない。

どうせカウンセラーとしてやっていけないなら、前の職場にいて、管理職として、後輩のサポートをしていた方が、自分を活かせたかもしれないと思ってしまう。

カウンセラーがほんとにやりたいのかも、もうわからない。

私はただ安心して、楽に暮らしたいだけかもしれない。」

 

と泣いていたんです。

 

 

するとヤタさんは、

「『カウンセリングがしたいです。』って言ってるように聞こえる(笑)。

そしていなこちゃん?完璧主義だね(笑)。」

と笑っていました。

だから、私に救われた人がたくさんいるはずだから、後輩に私のいいところを聞いてみようという宿題になったのです。


 え、私、カウンセリングしたいんですか?

まったく自分では、そんなふうに思えなかったのですが。

完璧主義は、あんまり自覚ないけどよく言われます(^^;;


もう、カウンセラーになりたいのかもよくわからなくなっていたんです。

自分の「したい」という気持ちに、自信が持てなくなっていました。

最近不安すぎて、何がしたいとか浮かばず、

私は単に、楽に安心して暮らしたいだけなんじゃないかという気がしてきました。

やりたいことをやるとか、ましてや個人事業をやるなんて、そんなタマじゃなかったんじゃないかって。

だったら、前の職場で、管理職でいた方が、ちょっとは私の資質を活かせていたのかもしれないって。

 

 

だけど、

私が今までやってきたことにも、

私がよろこびを感じてきたことにも、

今回の転職、カウンセラーを目指すという選択にも、

すべて矛盾はなかった。

 

だったら、カウンセラーになれば、

あの職場で、あの人たちだけにこだわらなくても、

相手が後輩たちからクライアントさんに変わるだけで、

私を生かすことができる。

私は、強くなれるし、力が湧いてくるし、よろこびを感じられる。

 

この選択で大丈夫だ。

 

 

1周まわって(もっと?笑)、原点に返ってきました。

 

カウンセラーを目指そうと思ったのは、甘く見てたからじゃない。

何かすごいものになるためじゃない。

自分の価値を高めるためじゃない。

そういう要素がまーったくのゼロとは言わないけど笑

 

私の「カウンセラーをしたい」という気持ちを、信じていい。

 

 

ようやく、肚がくくれそうな気がしています。

 

 



 

前の職場のみんながくれた、「私のいいところ」を残しておこうと思います。

自慢するようにわざわざここに載せる必要ないだろって話ですが、ええ、自慢です、自慢ですとも(笑)。

でもこれを見直していたら、少なくとも私自身が「カウンセラーに向いてるかも」と勘違いするくらいは許されるよねと思わせてくれました(笑)。

ありがたく受け取って、堂々とアピールして、刻んでおきます。

たまに「それ長所なの?」っていうのが混じってますが(笑)、興味の湧いた方がいらしたら、見てやってください。

しかしヤタさんの宿題がタイムリーでクリティカルヒットですばらしい。感謝。

 

【いなこのいいところー前職場の仲間たちver.ー】

〇他人の良いところを見つけるのが上手い

〇物事の利点と欠点を把握して思考を進めていける

〇傾聴力がすごい(話をしていて楽しく感じます)

〇共感力もすごい(誰とでも会話が盛り上がる)

〇創造性豊か(いなこさんの考える取り組みはいつも面白そうです)

〇絵が上手い(プロですか?)

〇面倒見がいい

〇大らか

〇聞き上手

〇論理性がある

〇ストレス耐性が高い

〇冷静で物事を客観的に見れる

〇興味のある物には、真剣に打ち込める

〇人をよく観てる。行動、心理的含めて

〇仕草が可愛らしい

〇少しはずかしがりやさん

〇芯が強い

〇知識の幅が広い

〇仕事が早い

〇素直(周囲に配慮した上で自分に正直に行動しておられ、信頼できる方)

〇忙しい時でもそれを周りに出さず、いつも相談しやすい雰囲気作ってくださる。

〇話にユーモアがあり、よく笑い、みんなを和ませてくださる。(いなこ主任と話しをしたら楽しいです。)

〇相手の視点やレベルに合わせて話をしてくださる所。

〇自分の中の常識(固定概念)にとらわれない柔軟な考えをしている

〇しっかり話を聞いてくれる。

〇感情的な考えと論理的な考えのバランスがとてもいい。

〇呼びかけたときに笑顔でふり向いてくれる。

〇仕事のときは几帳面でとても丁寧な人と思ってたんですけど。案外、大雑把でそこがいい。

〇ものを書くときや歩き方が、柔らかくて女性らしく品がある。

〇雰囲気がやわらかくて、一緒にいて和む

〇物事に対しての捉え方が鋭い、本質を捉えるのが上手

〇聞き上手

〇絵が上手い

〇立ち振る舞いがキレイで、オシャレ

〇気遣いができる

〇自分自身のスタイルを持っている(信念がある)

〇優しい

〇整理整頓ができている

〇時間に正確

〇余裕を持って準備できる

〇責任感がある

〇物事の文脈をサッとつかんでるとこ。なので、嘘を見抜いている。

〇物事の全体を掴むのが上手い。なので、未来のことを相談すると上手くいく。

〇心が優しい。

〇普段の振る舞いとか物の扱いがいつも丁寧。

〇会話の中心を相手にしてくれるので、話しやすい。

〇酔うといっそうオモロイ。

感謝。

 

 

 


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