「オペラ座の怪人」がよりおもしろくなる?原作のおはなし⑦―若きラウルとクリスティーヌの恋―
「オペラ座の怪人」のことばっかり書き続けて、自分が何屋なのかもはやわからなくなってきました。笑
’それなりに’うまくいっている→を→’おもいっきり’しあわせに
こんにちは、カウンセラーいなこです。
でも今日も、原作小説から、私の大好きな四季版「オペラ座の怪人」の、より理解が深まったなと感じるところを書いていくシリーズ。
今回は、「若きラウルとクリスティーヌの恋」です。
成人の日にピッタリじゃないか〜
「オペラ座の怪人」の原作小説と、ミュージカルの関係はこちら↓に書いているのでご参照くださいねー。
【四季版「オペラ座の怪人」の理解がちょっと深まる原作シリーズ】
【オペラ座の怪人をちょこっと心理学的に考察シリーズ】
アンドリューロイドウェバー版や四季版の「オペラ座の怪人」が好きで、原作を知るとそのイメージが壊れそうでいやという方は、読まないでくださいねっ!
ここからネタバレしますよーーー!
ラウルとクリスティーヌ、若き2人の恋
ラウルは、かなりええとこの貴族みたいです。
四季版では、ガッチリそんな雰囲気出てますよね。
正々堂々とした紳士で。
原作でも家柄がいいのはそうなのですが、ラウルの人物像としては、二十歳の精神的にまだ成熟しきっていない若者らしく、怪人に嫉妬する感情がリアルに描かれています。
四季版では、いろいろ仕掛けてくる怪人に対し怒り、クリスティーヌを守ろうとしているのは感じるけれど、恋敵としては見苦しく嫉妬に狂っている感じはそこまで受けないんですよね、私は。
恋の相手としては、怪人よりラウルの方がどう見ても断然正統派ですし。
だけど、小説のラウルは、
「もし怪人の顔がハンサムだったら、そっちを好きになってたんじゃないか?」
とクリスティーヌに詰めたりしてます。
そういうもしも話を妄想してしまうって、すごくリアルな嫉妬の仕方ですよね。笑
ガストンルルーさん、推理小説が多いみたいだけど、人物の感情の描写がお上手だ。
ちなみに、その問いにクリスティーヌは、「そんな人が心の底にしまった秘密をこじ開けるようなことしないで」みたいに答えています。
おいクリスティーヌよ、結局はそうなのか。笑
他にも、楽屋から聞こえる怪人とクリスティーヌの会話を立ち聞きして、「クリスティーヌに言い寄るいやらしいテノール歌手のおっさんに違いない」みたいなことを考えていらいらしたりもしています。
ラウル。。。笑
恋するあまり、クリスティーヌを疑ったり憎たらしく思ったり、悪い妄想を膨らませてヤケクソになったりと、四季版の大人の男性で勇敢かつ優しく紳士というより、リアルな若者の等身大の恋愛として描かれている印象を受けました。
そう思うと、四季版のラウルも、一見紳士だけど、内心いろいろ葛藤しているのかもなあと想像が深まりますね。
まああれですよね、四季版、ロイドウェバー版の怪人は、偉大すぎてかっこよすぎるので、ラウルもそこそこ大人の男にしないと、釣り合わない、やりあえないんだろうなー。
ということで、ラウルとクリスティーヌのフレッシュな恋愛のおはなしでした。
次回は、非常に印象的な、怪人宅にある、クリスティーヌ実物大人形について書きますね。笑
お楽しみに〜。
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