私たちは自分を知らなさすぎた②不幸なのは、自分が幸福であることを知らないから。
ゴールデンウィークも中日となってきました。
楽しんでますか?
'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに
こんにちは、カウンセラーいなこです。
かくいう私は普通に仕事だYO!
だけど道はスイスイだし、会議や外部からの電話など患者さんをみる以外のサイドの仕事はストップしてるので、ちゃっちゃか動けて患者さんをみることだけに集中できて案外快適です。笑
さて、自分を知るってほんとーーーうに大事だという話の続きです。
自分はどういう人間かを知るということにはいろいろありますが、
どんな魅力があり、
どんなものが好きか嫌いか、
何を大事にしているか。
この辺りを知るだけでも、
かなり楽に楽しく生きられますよというお話の続き。
今日は、
どんなものが好きか嫌いか、
何を大事にしているか
を知ることについて書きますね。
自分の好きなもの、こと。
これくらいはわかると思うのですが、
やっぱりわかっていないこともあります。
好きな食べ物とか、好きな人、好きな芸能人などは、比較的わかりやすいと思います。
あとは、好きなスポーツとか娯楽とか。
具体的に形の浮かびやすいものですね。
だけど好きな「状態」とか、形のないものや、特に名前のない行為って、
案外意識されにくくてわかっていなかったりするんですよね。
たとえば、仕事で例えると、
好きな仕事を選ぼうとしたとき、
「私は接客が好きだから接客業にしよう」とか、
「パソコンの扱いは結構好きだから事務系で」とか、
好きな仕事って何かを考えたら、
たいていは、「接客」とか「パソコン」とか、
名前の付いたそのメインの業務内容が好きかどうかで選ぶと思います。
だけど、いざ実際に仕事をしだすと、
メインの業務内容以外の、名前のないいろんなことも、
自分の満足度にかなり大事であることに気づきます。
通勤はどのくらいの時間がいいか、
都会/郊外度合いはどのくらいがいいのか、
どんな職場の空気感が好きか、
人間関係はどんな距離感がいいか、
業務中の動き具合はどんなくらいか(座りっぱなしなのか体を動かすのか)、
などなど。
これでもまだ大雑把ですが、
メインの業務内容が好きでも、
こういう細々しているけれど毎日繰り返すことがら、名前のない状態みたいなものが、
満足して楽しく働くには、かなり重要だったりするんです。
こういったことの「好き」を自分ではっきりわかっていると、
たとえば仕事を選ぶときもぶれにくく、満足いく決断ができやすいです。
では、自分はこういう諸々について、
どういうのが好きかを知るにはどうすればいいかというと、
普段の生活の中にある好き(あるいは嫌い)を、
「考える」のではなく、「感じる」のがおすすめです。
「私の好きなことは何か?」と考えようとすると、
形のあることや、名前のある行為が浮かびやすいです。
「料理」とか、「音楽鑑賞」とか。
思考では、ことばを使うので、名前のないものは浮かびにくいんですね。
だけど、無形で、名前のない行為にも、
好きで大事なものはたくさんあります。
無形で名前のない行為は、感じて気づくのが必要なんです。
ああ、通勤電車のこの郊外方面のまったりした車内の雰囲気好きだなあ〜とか、
何気ないことで声かけ合う社内の雰囲気いいなあ〜とか。
ささいなことですが、
そういう日々の何気ないところに、
自分の好き、幸せが、たくさんあります。
私だったら、車通勤なので、仕事帰りに、いつもは電車で買い物に行っているデパートを運転しながら道路から見るのとか、
いろんな街を運転して、どこからどう街や道路がつながって移り変わっていくかを見るのが好きです。
仕事以外なら、仕事も晩ごはんもすべての家事も終えて、お風呂から上がってたときの部屋の静けさやいい匂いが好きです。
で、そういう名前のない状態への「好き」を自覚できていていると、
幸せになるために、
何かすごいことをしなきゃ!
何かを変えなきゃ!
とか思わずとも、
実はもうすでに結構幸せだわ〜ってことに気付けたりするんですよね。
名前の付いた幸せだけや有形のものだけを追い求めなくていいというか。
仕事選びで例えましたが、
他のことも同様です。
地味だけど好きな「状態」って、
案外すでに手に入っていることが多くて、
それをわかっていないだけ、
意識できていないだけ、
ということがあります。
だから軽視しやすいのだけれど、
病気だとか災害だとかで、
この地味だけど好きな「状態」を失ってから初めて気づいて、
すごく喪失感を感じたりします。
普段自分がその名もなき状態を好きということを自覚できていないから、
十分に味わえていないんですよね。
世間のいう、名前のある幸せにばかり目が行っていたりするために。
こういう無形で名前はないけれど、好きな状態や自分にとって大事なことを
明確に知っていると、どんな決断もブレない。
自分に合ったほんとの幸せにつながることを選べます。
だから、本当に自分が好きなこと(嫌いなこともしかり)、
大事にしていることを知るって、
幸せに生きるためにすごく大事です。
人間が不幸なのは、自分が幸福であることを知らないからだ。
というドストエフスキーのことばがあります。
(大号泣大反省)
ほんとにこれなんですよね。
地味で名前がなくても、
あー気持ちいいわ〜とか、
何かこの感じいいわ〜とかいうのを
しっかりまったりいっぱい感じてみてください。
そうすると、自分が好きなことがたくさん見えてきて、
案外もう幸せってことに気づくかもしれません。
それに気づけたらもう、今のままの同じ毎日でも幸せ倍増です。
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