'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに

「それなりに恵まれている方だと思うし、それなりにうまくやってきた。・・・あれ、’それなり’って何だろう?」悪くない人生のはずなのに、心から幸せと言いきれない、このままで終わりたくないと思ってしまう。そんなあなたに’おもいっきり’のしあわせを。 @カウンセラーいなこ

【ご相談】子どもが万引をしてしまいました―社会的な善悪よりも教育よりも、自分の裸の本音を伝える―

【ご相談】子どもが万引をしてしまいました―社会的な善悪よりも教育よりも、自分の裸の本音を伝える―

 

 

うそやろ?

うそ、やろ?

う、そ、やろ・・・・・・?

‘それなりに’うまくいっている→を→‘おもいっきり’しあわせに

こんにちは、カウンセラーいなこです。

 

軒並み全国梅雨明けの模様ですね。

うそやろー!

いや、晴天はいいんですけど、もうちょっとちゃんと降ってほしかった。。。

雨がしっかり降ったらその後空気が澄む感じするし、少しは涼しくなるし。

 

もう明けちゃったら灼熱地獄の期間が長くなるじゃないか!

カモン ア・メ!

 

 

さて、辛くて悲しくて参っていて助けてほしくて人に相談する時でさえ、「こんなこと言ってもいいのかな」と言いたいことの半分も言えなかったり、オブラートに包んだり、相手にどう思われるかに気を配ってしまうことはありませんか?

そんな方はきっと、どんな場面でも常に、自分を厳しく律して生きてこられたんだろうなあと思うんです。

 

ということで、本日は オンラインカウンセリング無料相談 | ココロノマルシェにいただいたご相談にお答えします。

▽元のご相談文はこちら

子どもが万引をしてしまいました - ココロノマルシェ

 

オンラインカウンセリング無料相談 | ココロノマルシェでは、根本裕幸お弟子さん制度を修了したカウンセラーが、無料で相談にお答えします。

どなたでも何度でも匿名でご相談いただけますので、お気軽にご利用ください(^▽^)

 

 

【ご相談】子どもが万引をしてしまいました

4月に小5になった娘が、万引で補導されました。

警察の方には温かく接してあげてください、と言われたのですが、夫婦揃ってキツく当たってしまいました。

お店の方にも謝罪、買取をし、娘にも謝らせました。

 

ここ最近、お菓子等もたくさん持っていたと夫からは聞いていたのですが、娘はお友達からもらった、と言っていたので、多少疑問に思っても深く追求せずにいた矢先の事でした。

 

私としては、とてもショックで。

心の状態が不安定です。

娘の問題は本人のものだし、これも私にも娘にも良い経験とも思っています。

しかし、この感情の処理ができません。

娘との向き合い方や、自分の気持ちとの向き合い方について、何かアドバイスいただけると幸いです。

 

これ読んでると…すごく他人軸ですね(汗)

一喝お願いします。

Rさん

 

 

 

【いなこからの回答】

Rさんはじめまして。

このたびは、ココロノマルシェにご相談をお寄せくださりありがとうございます。

 

4月に娘さんの万引きが発覚したとのこと。

少し時間が経っていますが、今のお気持ちはいかがでしょうか。

少しは落ち着かれましたでしょうか。

 

 

ご相談文を読んで、私が気になったのは、

>これ読んでると…すごく他人軸ですね(汗)

>一喝お願いします。

という2文です。

 

この匿名のご相談文の中でさえ、

「きちんとした人間でいなければ」

と気を張っておられるように感じました。

 

ご自分をとても責めておられるのではないでしょうか。

 

自分が産み、一生懸命育ててきた娘さんが、万引きというある意味反社会的なことをしてしまったら、それはもう、お母さんとしては身を切られるような思いなのだと思います。

 

私には子どもがいないですし、気軽に「わかります」なんて言えないのですが、

それでも、お母さんの罪悪感や、責任感、「愛」する娘が「悪」いことをしたというミスマッチなできごとへの混乱など、察するに余りあります。

 

 

ですから、今回のできごとで、Rさんがどうしてもご自分を責めてしまうのは仕方がないと思うのですが、

Rさんは、今回のことに限らずとも、これまでの人生でもずっと、

「きちんとした人間でいなければいけない」

「人に迷惑をかけてはいけない」

「正しくあらねばいけない」

と自分を厳しく律してこられたのではないかと感じました。

 

 

>これ読んでると…すごく他人軸ですね(汗)

>一喝お願いします。

とおっしゃっていますが、Rさん、ひどく傷つかれたでしょう?

ショックで辛くて、本当は誰かに頼りたくて、助けてほしくて、わかってほしくて、やさしく慰めてほしいのではないでしょうか。

 

そう思ったって何もおかしくないと私は思います。

 

 

それなのに、

「悪いことをした娘を育てたのは私なのだから、私にも責任がある」

「私は悪いことをした側の人間だから、甘えたことは言ってはいけない

「嘆いてばかりいないで改善に向けて行動しなければ」

と、何とか自分を奮い立たせて、この2文を書いておられる。

 

今回のことに限らず、そんなふうにしてRさんは、

ずっと自分に厳しく生きてこられた方なのではないかなあと思ったのです。

 

 

私もあの2文を書いてしまう気持ちはわかる気がします。

 

私も、辛くてしんどくて人に相談する時でも、最後には、

「こんなことばっかり言ってても仕方ないから頑張らないと……」とか、

「まあ私も悪いのはわかってるねんけど」とか、

「あの人も悪い人ではないねんけど」とかくっつけて、

相手が困らないように自己完結させたり、

私は物事を中立に見られていますよ、自分の悪いところもわかっていますよととアピールしたくなったり、

人を悪く言いすぎないようにバランスを取ったりしがちです。

また自己完結してるとよく言われます。笑

 

 

これは、自分が先に自分を責めることで、人から責められることから防御しているとも言えるんですね。

 

で、人から責められないよう防御するということは、自分は人から責められると思っているということ。

要は、誰より自分が、自分をすごくすごく責めているということです。

 

 

Rさんは、日頃から、正しくあらねばと厳しく自分を律し、

少しでもうまくいかないことがあれば、自分で自分を責めてこられたところはありませんか?

 

 

もしも心当たりがおありなら、きっと、娘さんにも、同じようにしつけてこられたのかもしれませんね。

 

愛する娘だからこそ、娘のためを思って、自分が正しいと信じてきたことを教える。

当然のことだと思います。

 

 

だけど、その生き方は、Rさん自身、しんどいこともあったのではないでしょうか。

 

「きちんとした人間でいなければいけない」

「人に迷惑をかけてはいけない」

「正しくあらねばいけない」

という思いがあまりに強いと、俄然意識は、自分の外に向きます。

 

「自分がどうしたいのか」よりも、「他の人はどう思うか」の優先順位の方が高くなってしまいます。

 

周りの目を気にして、窮屈に生きてこられた感覚はないでしょうか。

自分の本当の「好き」や「したいこと」を選べなかったところはないでしょうか。

人目を気にして、気が休まらなかったということはないでしょうか。

 

 

今回のできごとは、Rさんにとって、自分第一で生きるための転換点なのではないかと私は思います。

 

「人からどう思われるのか、外側ばかり気にしていないで、自分の中を1番大事にしていいんだよ。」

そういうメッセージを運んで来てくれたできごとです。

 

 

娘さんも、もしかしたら、どこか窮屈に感じていたところがあるのかもしれません。

 

あ、もしそうだとしても、それはRさんの育て方が悪かったせいだとか、自分を責めないでくださいね。

 

Rさんは、その時々で、自分が1番いいと思うことを一生懸命やってきた。

もしも他にもっといいやり方を知っていて、それができるなら、そうしていたはずです。

誰だって、その時その時で、自分ができ得る最善のことをやって一生懸命生きているんです。

だから、ご自分を責める必要は、さらさらまったく1ミリもありません。

それを大前提として、読み進めてくださいね。

 

 

ただ、がんばり屋で我慢強いRさんだから、

そんなふうに厳しく自分を律する生き方を今まで続けてこられたけれど、

もうそろそろ緩めてもいいんじゃない?というタイミングを、

今回のできごとが運んで来てくれたということです。

 

トラブルがあれば、どこに不具合があるのか点検するのと同じ。

「あーここに無理なテンションがかかってたのかー」と、

不具合箇所をみつけて、ちゃちゃっと直してしまえばいいんです。

娘さんのことも、Rさんのことも、これ以上責める必要はありません。

 

 

娘さんも、今回のことについて、社会的には悪いことであるというのは重々わかっておられるのではないかと思います。

ご両親から叱られて、どのような態度をされていたのかわかりませんが、たとえふてくされていたとしても、悪いことをしてしまったという思いは心の中に必ずあるはずです。

 

 

ですから、社会的な善悪の話よりも、

「教育」という観点を差し引いた、

Rさんの母として、1人の人としての、今の率直な気持ちを娘さんに伝えてみてください。

 

お母さんすごくショックだったんだー。

お母さんの育て方が悪かったのかなとかいろいろ考えちゃったよ。

○○ちゃんにこんな女性に育ってほしいなって思って、「〜しなさい」って言ってきたんだ。

大好きだから、その分ショックできつく怒っちゃったんだよ。

でも後で反省したよ。

お母さんも完璧じゃないから、時にはまちがうの。人間だからね。許してね。

どんなことでも話してくれたらうれしいよ。

お父さんとお母さんは生まれてきてくれて本当にうれしかったんだよ。

どんな○○ちゃんでも、お母さんは大好きだよ。愛しているよ。

 

など、今回のことを通して感じたこと、考えたこと、裸の本音を、そのまま伝えてみてください。

不安、迷い、後悔などネガティブなことも含めて。

そして、娘さんへの愛も。

 

 

 

 

もちろんこれは一例なので、Rさんの感じたことを伝えてくださいね。

できるだけ、飾らず。

教育としてではなく、対等な人間として、お話しされてみてください。

それが、自分の中を1番にして生きることの第一歩になります。

 

Rさんのこれまで、娘さんのこれまで、お2人やその他のご家族の関係などをお聞きしていないので、何がどう具体的につながってくるのかは現時点で私にはわかりません。

 

ただ、

>これ読んでると…すごく他人軸ですね(汗)

>一喝お願いします。

という2文を拝見して感じたことをお伝えしたくて書きました。

 

 

ご自分を厳しく律してこられたのは、Rさん自身も、そう教えられてきたからなのかもしれません。

Rさんの半生を解きほぐして、これからの人生を、本来のRさんらしく生きるのに、カウンセリングをぜひご活用くださいね。

 

私も7月のご予約を、近日募集予定です(^_-)

 

 

ずっと応援しています(^▽^)

ご相談ありがとうございました!!!

 

 

 

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