'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに

「それなりに恵まれている方だと思うし、それなりにうまくやってきた。・・・あれ、’それなり’って何だろう?」悪くない人生のはずなのに、心から幸せと言いきれない、このままで終わりたくないと思ってしまう。そんなあなたに’おもいっきり’のしあわせを。 @カウンセラーいなこ

【ご相談】退職して5ヶ月休んだけれど働きたくない。一生ゴロゴロして過ごしたい―まだお休みが足りていないのかもしれません―

【ご相談】退職して5ヶ月休んだけれどまだ働きたくない。一生ゴロゴロして過ごしたい―まだお休みが足りていないのかもしれません―

 

 

‘それなりに’うまくいっている→を→‘おもいっきり’しあわせに

こんにちは、カウンセラーいなこです。

 

本日は オンラインカウンセリング無料相談 | ココロノマルシェにいただいたご相談にお答えします。

▽元のご相談文はこちら

やりたくない事をやるには? - ココロノマルシェ

 

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【ご相談】やりたくないことをやるには?

自分は家で過ごすのが好きで、ダラダラするのが好きです。

昔から学校(小中高)の長期休みがあると毎日、一日中家でダラダラ、読書したりテレビを見たりネットしたりして、一歩も外に出ないという過ごし方をしていました。

昨年退職し、5か月ほど休んだので体の疲労は抜けたと思います。就活しないといけないのですがダラダラしてしまい動けません。

働くことは嫌いだし苦痛しか感じません。

朝起きるのが苦行だし、家を出るだけでしんどいし、体力的にも精神的にもかなり無理をしないと働けないからです。

自分のやりたい事は死ぬまでずっとゴロゴロする事とそれを責められない事です。

結婚するつもりはないし、親は年金暮らしなので一生ゴロゴロするのは現実的に無理だと思います。

休んだら動けるようになるとよく言われていますが、それって元々動くのが好きな人だけなのでは?と思ってしまいます。

動くのが好きではない人間が動くには、やりたくない事をやるには、どうすれば良いでしょうか?

りんさん

 

 

 

【いなこからの回答】

りんさん、このたびはココロノマルシェにご相談をお寄せくださりありがとうございます。

 

死ぬまでゴロゴロしてたい、一生ゴロゴロしてたい、、、

ん、どこかで聞いたことあるような。。。

 

これでした。↓

m.youtube.com

 

 

私はこれを見てジャルジャルを好きになったのですが、

りんさんのご相談文を見て、

まさにこれだ!

と思い出して、お答えしたくなってしまいました。

 

ここに出てくる五路吾郎くん(←ゴロゴロ笑)は、

「1秒でも長くゴロゴロしていたい」という理由で、

リモートであるのをいいことに、

就職面接も寝転んで受けるというコントです。

 

長すぎるコントですが、よければゴロゴロしながら見てみてください。

 

ってそんなことどうでもいいから

早よ相談に答えんかいと怒られそうですが、

このコントから学べることもあるんですよ。

ほんまかいな

 

ここに出てくる五路吾郎くんは、

最初は、寝転んでいることを隠そうとしているものの、

最後の方はもう開き直って、

何で寝転んで面接を受けたのかという面接官の問いに、

「だって、ちょっとの間だけでも横になりたいじゃないですか」

と答えます。

 

りんさんは、お仕事を退職されて

5ヶ月ほど休んでいたとのことですが、

その間、この五路くんのように開き直れていたでしょうか。

 

もしかしたら

あまり開き直れていなかったのではないかなあ

と私は感じたんです。

 

 

いただいたご相談文からは、

ダラダラゴロゴロするのがすごく好きで、

そんな自分のことを認めていて、好きで、

「どうしたらこの状態を続けられるだろう?」

とワクワクを実現したい気持ちよりも、

 

「どうせダラダラゴロゴロなんてダメでしょ?」

「ゴロゴロして一生を過ごすなんてどうせ無理でしょ?」

「こんな私はダメなんでしょ?」

というような、怒りや投げやりのような感情があるように感じました。

 

まったくの見当違いであればごめんなさい(^^;;

その場合は、この先も見当違いだと思いますので、

お読みいただかなくて大丈夫かと思いますので

ごめんなさいね(^^;;

 

 

さて、

なぜ怒りや投げやりな感情が湧いてくるかというと、

まずりんさん自身が、

ゴロゴロしている自分を許せていないのではないか

と思うのですね。

 

自分が、

「そんな自分は許されない」

と思っていると、

周りもそう思っているように見えます。

 

そして、

どうせ私は認められていない、

理解されない

という思いが募り、

怒りや投げやりな気持ちになります。

 

 

>休んだら動けるようになる

というのは、一般的にはそうかなと思います。

 

人間というのは、

楽できるならできるだけ楽したい生き物かと思いきや、

まったくやることがないのも苦痛に感じるようです。

感覚遮断実感という有名な心理学の実験があります。

 

刺激だらけ、

忙しすぎ、

ハードすぎ、

というのはしんどいですが、

ある程度はやることがあった方がいいんですね。

 

人は、忙しいと、何もしない時間がほしいと思います。

でも暇すぎると、何か熱中したいと思ったりします。

 

繰り返しの毎日だと旅に出たいと思うし、

旅行に行くと、家が1番と思ったり。笑

 

人間とはその間を行き来する生き物なんでしょうね。

何事もバランスが大事。

 

 

もちろん、

ちょうどいい刺激の程度や頻度は、

人によって違いますが、

りんさんも、「一生ゴロゴロ」は、

飽きるときがくるのでは?という気もします。

 

でも、飽きない。

ということは、まだまだ休みが足りていないのかもしれません。

 

 

いやいや、5ヶ月休みましたけど?とおっしゃるかもしれませんね。

 

ですが、その間、本当にゴロゴロを満喫できたでしょうか。

ゴロゴロライフを心底楽しめたでしょうか。

 

 

 

 

ゴロゴロしている毎日ですが、どこかで、

「このままではいけないよなー」

「肩身狭いなー」

「お金大丈夫かなー」

「いつ頃就活しようかなー」

など、これから先の心配や、

自分を責めるような気持ちはなかったでしょうか。

 

 

先のことを考えたり、自分を責めていたりするとき、心は今にいません。

 

つまり、「休んでいる今」にいないんですね。

 

そうすると、

身体は物理的には休んではいるけれど、

心は休んでいない。

ということになります。

 

 

もしもりんさんが、5ヶ月のお休みの間、

休んでいる自分を全肯定できずに、

先の心配をしたり、

どこか自分を責めていたなら、

心は、5ヶ月分は休めていないと思われます。

 

心は、休んでいる今から離れて、

あれこれ考えて、

忙しくしていたんですね。

 

だから、

動き出したくなるほどには、休めていない

のではないでしょうか。

 

 

>自分は家で過ごすのが好きで、ダラダラするのが好きです。

昔から学校(小中高)の長期休みがあると毎日、一日中家でダラダラ、読書したりテレビを見たりネットしたりして、一歩も外に出ないという過ごし方をしていました。

とのことですが、

そのときの周りの反応はどうでしたでしょうか。

 

ご家族は、そんなりんさんに、

「いいねえ」

「楽しそうねえ」

と肯定的でしたか?

 

それとも、

「またあんたはダラダラして!」

「この子はほんとに動かない」

などというように、否定的でしたか?

 

その反応に対し、りんさんは、どう思っていましたか?

そんな自分のことを、どう思っていましたか?

 

 

読書もテレビもネットも、それ自体は悪いことではありません。

立派な活動ですし、本人が好きなら、いい趣味ですよね。

 

でもその好きなことを、

周囲に認めてもらえないと、

すごく悲しいです。

 

好きなことを否定されるって、

自分を丸ごと否定されたような気になりますもんね。

 

 

その理解してもらえない悲しさは、

「どうせ!」

という怒りに変わります。

 

そして、自分に否定的なことを言われてきたなら、

いつも頭の中に他人がいて

「こんなことしてちゃダメ!」

「もっと動かなきゃ!」

「お前はダメなやつだ!」

と責め立ててきます。

せっかく好きなことをしていても、楽しみきれないし、

心はその他人との会話でいつも忙しく、

休まらないんですね。

 

 

ということで、

どうせ休むなら、

その瞬間は、100%で休んでください。

というのが私の提案です。

 

 

りんさんは、まじめな方だと思います。

「一生ゴロゴロして暮らすには?」

ではなくて、

「やりたくないことをやるには?」

と相談されるくらいですから。

 

むしろ、まじめな方だからこそ、

仕事が体力的、精神的に

無理になるのかもしれないとさえ思います。

何事も、うまく手を抜くということをせず、

自分の中で厳しい基準を設けて、

まじめに働いておられるからこそ無理が来るのでは、と。

 

 

ほんとに働きたくなくて、

ほんとに心身共に無理であれば、

生活保護などの公費に頼ることも検討できます。

 

いくら親が年金暮らしでも、構わず80、90代になっている親に頼る、何とかさせるというやり方もあります。

いい悪いは置いといて、世の中にはそういう人もいるんですよ。

 

だけど自分で何とかしようと思っておられる。

まじめに、自立的に、自分に厳しく

育ってこられたんじゃないかなあと思います。

育ったご家庭は、常識的だったり、

しつけにきっちりされていたということはないでしょうか。

 

 

国民の義務として、

「勤労」が掲げられている日本ですし、

「働かざる者食うべからず」

ということばもあるくらいですので、

育つ過程で働かなければという観念は

手堅く誰にでも築かれていますよね。

だからたとえゴロゴロして暮らしたい願望があったとしても、

一生ゴロゴロして過ごすことを

自分に許可するのは、

難しくて当然だと思います。

 

ですが、どうせ休むなら、

その時間を、肩身狭い思いで過ごすより、

楽しんで過ごす方がお得です。

どう過ごしたって、同じように時間は過ぎてゆくのですから。

 

その瞬間だけは、先のことなどいったん置いておいて、

「あー幸せ」

と休んでいる今を満喫してください。

 

そういう時間をできるだけ増やしてください。

 

まだお仕事は決まっていなくて、

まだお休みがあるのなら、

ぜひしっかり休んでください。

 

そうすれば、

自分が望む暮らしをするために、動こうかな

という気持ちが出てくると思います。

 

それは、働くという形かもしれないし、

働かずにゴロゴロ生活を続けるための手段を探すという形かもしれません。

 

 

ずっと応援しています(^▽^)

ご相談ありがとうございました!

 

 

 

とはいえ私も、1日ダラダラしてしまったーって後悔に駆られる休日もあります。笑

ファンヒーターに足をつけてブランケットをかぶってゴロゴロして、さして読みたいわけでもないマンガの無料試し読みを漁って、さして見たいわけでもない動画を観ながら流しっぱなしで寝ちゃっての繰り返しで夜になったときの自己嫌悪……笑

でもそんな風に1日過ごせるって、すごくぜいたくで幸せなことなんですよね。

「ダラダラしちゃった……」じゃなく、「自由にゆっくり気の向くままに過ごせたぜー!」って思えたら、体の疲れも心の疲れもスッキリするんです。

 

 

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