おはようございます、カウンセラーいなこです。
5月から入った新しい職場では、スタッフ各々につき、A4サイズの自己紹介チラシを作成しています。
ワンショットの写真と、強みなどの自己アピールを書いて、患者さんや他の事業所へ配るのに使います。
名刺もありますが、より詳しい情報を載せて親しみを持ってもらい、地域の方々に個々のスタッフを売りこむためのツールとして使うそうです。
さっそく、新入りの私の分も作ることになりました。
そのチラシの中に、「似ている有名人」という欄がありました。
似ている有名人?
うわー、いやーーー!
自分が似ている有名人なんて、きれいな人を書いて、「どこが?」と思われるのも恥ずかしいし、そうでもない人(樹木希林さんか!笑)を書くのも、微妙な気持ちになるし(笑)。
とにかく、自己肯定感低低な人間には、誰を書いても地獄しかありません(笑)。
「似ている有名人を書いてください。」せかす上司。
「そんなのないです。」嫌がる私。
「絶対書いてもらいます、就業規則にも載ってるんで。」と上司。
「『チラシには、似ている芸能人を必ず書くものとする』ってどんな就業規則ですか!しょーもない!」抵抗する私。
「自己申告しないなら、AIに判断してもらいます。」と上司。
「これは新手のハラスメントですか?何ハラですか?人事に訴えます。」
かたくなに拒否する私。
「人事には、先回りして手を打っておきます。」と上司。
のらくらとかわしていましたが、広報課の人が私のチラシ用の写真を撮影してくれているとき、その後ろで上司がスマホのカメラを構えました。
広報の人が撮影中なので抵抗できず、上司のスマホでも撮影され、AIが似ている有名人を判定してくれるというアプリの判定にかけられてしまいました。
仕事のチラシにそんな情報いらないだろと思ってたんですが、似ている有名人を書いておくと、まじめな話、インパクトがあって結構覚えてもらえたり、話のきっかけになるらしいんです。
スマホの画面に映し出された、AIによる判定結果を覗きこんで、
「あー、でも言われたら、なんかわかる。」と、上司たち。
あーその反応なら、綺麗すぎず変すぎず、妥当な人(誰なら?笑)が出たなのかな、とちょっと安心する私。
結果、誰だったと思います?
「小雪」
「80%、小雪。」
……私の顔を知っている面々の失笑が聞こえます。
せめて爆笑してくれい(笑)。
私の顔を知らない人は、いなこって、どんなアジアンビューティーなのかと思いますよね?
えーと、黒髪ストレートで、眉がしっかりしているところは小雪っぽいと言えなくもないかな……
あの、、パッチリしたクリクリお目目じゃなくて落ち着いた顔、という点では、「アジアン」とは言えますかね。
口がカラッカラに乾いてきました。
笑。
でも私、小雪さんの顔は、昔から好きだったんですよね。
私の好きな顔は、パッチリお目目でいかにも濃い顔より、透明感があって、すっきり涼しげな顔、でも唇はぽってりしてて、鼻筋が通っていて、キリッとしまっている感じもある。
可愛いと綺麗の間くらいの顔が好きです。
いろいろあったけど(笑)、沢尻エリカさんの顔も好きですね。
で、前の職場でも新人の頃、私が小雪さんが好きだと言ったら、当時の上司に、
「そういえばいなこさん、小雪に似てるー。いいやん、『○○の小雪』でいいやーん。」
と言われたことを思いだしました。
○○とは、前の職場の病院名です。
「なにわの小雪」くらいダサいキャッチフレーズ(笑)。
この上司は女性ですが、普段の会話では、高田純次さんくらいの適当加減です(笑)。
見た目はとても可愛らしい人なんですけどね(笑)。
最近、私の小雪熱は少し冷めていたので忘れていましたが、そういえば昔にも、職場で「小雪に似ている」と言われたことがあったなと思い出したんです。
いやさすがに、私が小雪さんに似ているとは、言えません(笑)。
これはさすがに言えない(笑)。
上司たちも、さすがに「そっくり」とは思っていないだろうけれど、系統というか、大まかな分類では同じ方向性という意味で、「似ている」と言ったんだと思うんですよね。
さっき書いた、私の好きな顔、
「パッチリお目目でいかにも濃い顔より、透明感があって、すっきり涼しげな顔、でも唇はぽってりしてて、鼻筋が通っていて、キリッとしまっている感じもある。」
っていうのは、私の好きな要素でもあり、私が多少持っている要素でもあるのかなと思ったんです。(透明感を持っているとはよう言わんけど(笑)。目指しては、います(笑)。)
結局人は、自分の中にある要素を持っている人を好きになるのかもしれないな、と。
逆に、好きな感じに、知らず知らずのうちに寄っていっているというのもあるでしょう。
だいたい、他の人の好きな芸能人を聞くと、
「あー、好きそうー!ぽいぽいー!」
ってなりますもんね。
その人のファッションやメイク、雰囲気、たたずまいに、その人の好きな人と通じるものを感じますもんね。
要素的に通じるものがある。
そういう意味で、私の歴代上司たち(笑)は、「小雪」に似ていると、認定してくれたのかもしれません。
あくまでも、要素的に、ですよ!!!(笑)
そしてふとね、ああ、いろいろ大丈夫かも、と思ったんです。
カウンセラーとしても、女性としても、人としても。
きっと、自分らしくいたら、自然と私と合う人が寄ってくる。
そして私も、自然と私に合う人に寄っていくのかもしれないな、と。
きっと、これまでもそうだったし、これからもそう。
自分の「好き」を極めていけば、自分を極めていけば、
カウンセラーとしての私に合うクライアントさんに、
女性としての私に合う男性に、
人としての私に合う人に、
ちゃんと出会えていくんじゃないかって。
だからどんどん、自分の「好き」を極めよう。
自分を極めよう。
そう思いました。
後日、できあがったチラシを見て絶句。
広報の人が撮影してくれた写真は、思っている以上にまぶたが腫れぼったく写っていました。
もともと腫れぼったいけど、いつも以上ーーーに腫れぼったく写っていました。
え、私っていつもこんなもんなん???
嘘、嘘!
鏡見るときはとびきりのキメ顔で見てたから、気づかなかったよ……(笑)。
このチラシひっさげて、「小雪」。
すべてを笑いに変えて自分を売りこむ覚悟は、できました。
笑。