'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに

「それなりに恵まれている方だと思うし、それなりにうまくやってきた。・・・あれ、’それなり’って何だろう?」悪くない人生のはずなのに、心から幸せと言いきれない、このままで終わりたくないと思ってしまう。そんなあなたに’おもいっきり’のしあわせを。 @カウンセラーいなこ

【ご相談】夫の親戚の近所に住むことが憂うつすぎる―あなたを苦しめているのは夫の親戚でも過去の思い出でもなく―

【ご相談】夫の親戚の近所に住むことが憂うつすぎる―あなたを苦しめているのは夫の親戚ではなく―

 

 

先日ひと雨降ってからというもの、冷えこんできた大阪です。

 

さて、何か嫌なことが起こると、人は、その嫌なことが自分を苦しめているのだと考えます。

でも、そうではないんですね。

苦しみの渦中にいるときは、混乱して何が自分を苦しめているのかわかりませんが、それを整理するだけでもだいぶと楽になります。

ということで、本日は オンラインカウンセリング無料相談 | ココロノマルシェにいただいたご相談にお答えします。

▽元のご相談文はこちら

理由もなく親戚付き合いが億劫です - ココロノマルシェ

 

 

オンラインカウンセリング無料相談 | ココロノマルシェでは、心理カウンセラー根本裕幸お弟子さん制度を修了したカウンセラーが、無料で相談にお答えします。

どなたでも何度でも匿名でご相談いただけますので、お気軽にご利用ください(^▽^)

 

 

【理由もなく親戚付き合いが億劫です】

30歳、0歳児の母です。もうすぐマイホームを建てることになりました。念願なので嬉しいのですが、それと同時に不安があります。

それは義母や夫の兄弟と家が近くなることです。

(と言っても車で30分ほどですが。)

これまでは年1でしか会っていませんでしたが、これから頻繁に会うのかもと思うと憂鬱です。

理由を考えてみたところ、私の母がいつも祖母や叔母(父の姉たち)の悪口を言っており、また親戚関係に苦労しているのを見てきたからだと思います。

夫の母も兄弟たちも悪い人ではなく、年1で会うと楽しいです。ですが今でも会う前はとても憂鬱になります。夫の親族=私の敵、という風に思ってしまいます。母の影響だなぁと感じます。

母と私は違う人間だと言い聞かせても、どうしても親戚に会うことへの憂鬱感は拭えず、昨日はマイホームのことを考えているとAM.4ん時まで眠れませんでした。

まだ引っ越してもいないのに、被害妄想だよなぁとも思います。

この気持ちをどうやって切り替えたら良いでしょうか?

林檎さん

 

 

 

【いなこからの回答】

林檎さん、このたびはココロノマルシェにご相談をお寄せくださりありがとうございます。

 

念願のマイホーム、おめでとうございます!!!

どんなインテリアにしようとか、わくわくですね(^^)(^^)(^^)

 

 

ですが、旦那さんのご実家と近くなるのが憂鬱とのこと。

 

お母さんの影響で、親戚付き合いが億劫なんですね。

 

きっとその、お母さんが親戚付き合いで苦労されているのをみるのが、林檎さんにとってものすごく苦痛だったんだと思います。

 

とても苦痛だったから、今、いろんな思考や感情が混乱している状態だと思います。

 

それを1つずつ整理していきましょう。

 

 

まず、林檎さんが今、憂鬱でたまらないのは、

「旦那さんの親戚の近くに住むと、親戚付き合いに苦労するのではないか」

ということですよね。

 

これは今、現実に起こっていることでしょうか?

 

いいえ、ですよね。

 

林檎さんもおっしゃっているように、みなさんいい人たちで、今、林檎さんが彼女らに何か嫌なことをされているわけではありません。

 

ということは、林檎さんを今憂鬱にさせているのは、旦那さんのご親戚ではないということです。

 

 

では、何が林檎さんをそんなにも憂鬱にさせているのか。

 

それは、

「親戚の近くに住むと、付き合いに苦労させられるのではないか」

という、林檎さんの思考です。

 

お義母さんやご親戚が、林檎さんに何かして、苦しめているわけではない。

林檎さんを苦しめているのは、林檎さんの思考である。

 

これがまず、現実です。

 

 

だから林檎さんの思考が悪いんだ、自分の考え方次第なんだ!と責めているわけではないですよ。

良い、悪いの問題ではなく、現実に起こっていることを整理しているだけです。

 

 

話に戻りますと、だから、憂鬱をとっぱらうために、お義母さんやご親戚にしてもらうことは、少なくとも今は何もないんですね。

 

林檎さんを幸せにするも不幸にするも、彼らは無関係ということです。

 

 

そうはいっても、もしも近くに住むようになったら、会う頻度が増えて、年1回しか会っていなかったときよりも、お互いにボロが出たり、もっと干渉してくるのではないか。

苦労させられるんじゃないか。

 

この先読みの心配が、林檎さんを苦しめているのだと思います。

 

でも、現実は……しつこいですね。笑

やっぱり今はまだ、何もされていないし、されるかどうかもわかりません。

 

 

で、そんなふうに考えてしまうように影響を与えたと思われる、林檎さんのお母さんについて今度は整理してみましょう。

 

父方の親戚の悪口を言ったり、親戚関係で苦労していたお母さんを見ていて、林檎さんはどんなことを感じていましたか?

たくさん思い出してみてください。

 

 

思い出せましたか?

 

 

それはたとえば、こんなことでしょうか。

 

お母さん、かわいそう。

お母さんをいじめないでほしい。

お母さんも、もうちょっと歩み寄ったらいいのに。

陰で悪口言っても仕方ないのに。

ちゃんと話し合えばいいのに。

人の悪口を言うような嫌なお母さんを見たくない。

お母さんのこともおばあちゃんのことも好きだから、仲良くしてほしい。

 

カウンセリングでしたら、具体的にどんな風に感じていたかをお聞きできるのですが、今はできないので、例としていくつか想像して書いてみました。

 

この中に林檎さんの感じておられたことがあるかはわかりませんが、書いてくださったご相談文から忠実にシンプルにいくと、

「お母さんに祖母や叔母(父の姉たち)の悪口を言ってほしくない」

「お母さんに親戚関係で苦労してほしくない」ということになるかと思います。

 

総合すると、

「お母さんに親戚と仲良くしてほしい」というようなことでしょうか。

 

 

でも現実は、そうではなかったんですよね。

 

お母さんは、親戚の悪口を言っていた。

お母さんは、親戚付き合いで苦労していた。

お母さんは親戚と仲良くなかった。

 

これが現実です。

 

 

でも、ここでも、林檎さんを苦しめていたのは、この現実ではないんです。

 

林檎さんを苦しめているのは、

お母さんは、親戚の悪口を言っていた。

お母さんは、親戚付き合いで苦労していた。

お母さんは親戚と仲良くなかった。

という現実ではなく、

 

「お母さんに祖母や叔母(父の姉たち)の悪口を言ってほしくない」

「お母さんに親戚関係で苦労してほしくない」

「お母さんに親戚と仲良くしてほしい」

という林檎さんの考えの方なんです。

 

 

この考えがあるとき、林檎さんはどう感じますか?

何をどんなふうに感じ、身体はどう反応しますか?

 

逆に、自分の中にまったくなければ、林檎さんはどうなるでしょう?

 

 

世間的な正しさで言えば、親戚と仲良くするのが正しいことかもしれません。

 

でも、お母さんはそうではなかった。

お母さんかご親戚のどちらにどう非があるのかは置いといて、そうできなかったんですよね。

 

誰だってむやみに人の悪口を言いたくはないし、苦労もしたくないし、不仲になりたくはありません。

 

それでもお母さんがそうしていたということは、そうしかできなかったから。

お母さんにとっては、それが精一杯で、ベストな方法だったんです。

 

これが、現実です。

しつこい。笑

 

 

だから、お母さんとしては、正しいことをしていたんですね。

そのときのお母さんのベストを尽くしていたから。

そこに問題は何もなかったんです。

だったら、かわいそうでもなかったのかも。

だってベストを尽くせていたのだから。

 

 

だからやっぱり、林檎さんを苦しめているのは、

「お母さんが親戚と仲良くなかった」という現実ではなく、

「お母さんは親戚と仲良くしてほしい(すべきだ)」という林檎さんの考えの方なんです。

 

何度も言いますが、だから林檎さんの考え方が悪いんだよ、自分のせいだよ、と言いたいのではありません。

 

 

現実には何も問題はなく起こるべきことが順調に起こっているから大丈夫。

自分を苦しめているのは、現実とそぐわない自分の考えの方なんだ。

ということに気づいてもらいたくて言っています。

 

 

だからって、その考えを手放しましょう、考えるのをやめましょうというわけでもありません。

その考えは持っていてもいいんです。

もちろん手放してもいいけど。

 

ただ、現実は問題ではないんだ、この考えが私を苦しめているのかと気づくだけでも、すごく楽になるし、効果があります。

 

 

その考えを持ったのは、林檎さんの、お母さんやお祖母さん、叔母さんへの愛や、平和主義のやさしい心から来ているものだと思います。

 

でも、その考え自体は、今の私を幸せにしていないなあということに気づいてほしいんです。

 

 

そしてまたこの、

林檎さんを苦しめている「お母さんは親戚と仲良くしてほしい(すべきだ)」という考えは、

「私は親戚と仲良くすべきだ」という考えにもつながります。

 

その考えがあると、林檎さんはどうなりますか?

幸せになりますか?

 

なるならもちろんそれでいいです。

でもならないなら、それは現実と乖離しているということです。

 

親戚と仲良くする自信がないのかもしれない。

できないかもしれない。

 

もしできなければ、「できない」というのが現実です。

できない人にできないことを無理強いするのは拷問です。

犬にニャアと鳴けとえんえん教え込むようなことです。

 

 

人は、現実と乖離した考えを持つと苦しむんですね。

 

できないなら、できないというのが現実。

だってできないんだから。笑

それだけのことです。

 

 

その現実を否定して、

「私に親戚の悪口を言ってほしくない」

「私に親戚関係で苦労してほしくない」

「私に親戚と仲良くしてほしい」

という考えを持ち続けても、林檎さんの幸せのためにはならないんです。

 

 

「私に親戚の悪口を言ってほしくない」

「私に親戚関係で苦労してほしくない」

「私に親戚と仲良くしてほしい」

この考えの、「親戚」を、「私」に置き換えて言ってみてください。

 

 

「私に私の悪口を言ってほしくない」

「私に私との関係で苦労してほしくない」

「私に私と仲良くしてほしい」

 

どうでしょう?

 

この考えの方が、林檎さんを幸せにするのではないでしょうか。

大事ではないでしょうか。

こちらの方がより真実なのではないでしょうか。

 

 

 

と、最後の方は、林檎さんが親戚ともめるバージョンを想定して書きましたが(笑)、最初に整理した通り、実際にはまだ何も起こっておらず、関係は良好なわけです。

 

でももし、物理的な距離が近づいたことでもめることがあったとしても、この真実の考えをもって、現実を受け入れれば、何も怖いことはありません。

 

 

もし仲良くできなければ、それでもいい。

 

その現実を否定して、「仲良くしなければ」と私に無理強いしては、私と仲良くできません。

 

今、林檎さんは、どうなっても親戚とうまくやるよう自分に無理強いしなくてはと思っているから、憂鬱なのではないでしょうか。

 

親戚と仲良くしなくていもいい。

もちろん仲良くしてもいい。

 

 

いつも起こるべきことが起こるだけであり、私も他の人も、毎瞬ベストを尽くしている。

 

このことがわかっていれば、どうなっても大丈夫です。

 

 

そして、私と仲良くするためには、現実と乖離した考えに支配されて苦しむのではなく、現実にできること―旦那さんに話を聞いてもらう、あらかじめ心配事を言っておく、マイホームに越しても1人の時間を作るようにするとか―はいろいろあります。

 

赤ちゃんのお世話をしながらのマイホーム準備は大変だと思いますが、インテリアはどうしようとかいろいろと夢が膨らむ楽しい時期だと思います。

 

なので、現実と乖離した考え消耗しているエネルギーを、ぜひワクワクマイホーム支度に注いでくださいね。

 

 

ずっと応援しています(^▽^)

ご相談ありがとうございました!!!

 

 

 

 

 

 

 

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