【ご相談】彼の陰口を言ってしまい終わった恋。その日から心が重く、モヤモヤしています。
先週はなんだか交感神経優位になっていたようで、早くに目が覚める日ばかりでした。
‘それなりに’うまくいっている→を→‘おもいっきり’しあわせに
こんにちは、カウンセラーいなこです。
早くに目が覚めた結果、日中はやっぱり寝不足でパフォーマンスが落ちるんですね。
さっさと動けないから、1動作ごとにゴロゴロして、なかなか片づけたりお風呂に入ったりできず、結果的に寝るのが遅くなって、さらに睡眠リズムがおかしくなって熟睡できないという悪循環。
ブログもアップできずにごめんなさい。
今週こそはできるだけ早寝して、リズムを取り返そうと思います。
さて、人って意外と、誰かに悪いことをされたときより、自分が悪いことをしてしまったと感じたときの方が辛かったりします。
それは、真っ当に、善良に、やさしくあれ、と教え育てて愛してくれた、親への罪の悪の感からくるものかもしれません。
ということで、本日は オンラインカウンセリング無料相談 | ココロノマルシェにいただいたご相談にお答えします。
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※オンラインカウンセリング無料相談 | ココロノマルシェでは、根本裕幸お弟子さん制度を終了したカウンセラーが、無料で相談にお答えします。
どなたでも何度でも匿名でご相談いただけますので、お気軽にご利用ください(^▽^)
【ご相談】彼の陰口を言ってしまい終わった恋。その日から心が重く、モヤモヤしています。
私は、幼少のころから、母親になんでもかんでも褒めて褒めて育てられとことで、自己肯定感の高い人間だと思っておりました。
でも、歳を追うごとに、自分は嫌われてはいないか?人からどう思われているんだろう?ということが生活の第一優先事項であり、少々自分を曲げても、人に合わせてうまく生きることが自分の得意技であり、幸せであると信じておりました。
いわゆる他人軸でしょうか。
7年ほど前に、16歳年下の既婚同僚から何度もお誘いがあり、夫の愛情に不満のあった自分は、いけないことだとわかりながらものめりこんでいきました。
会えばなぜか癒されました。
そのため、彼のたまの誘いは絶対に断りたくない一心で、自分都合は極力抑え、我ながらいろいろ不自由な毎日を送っていたと思います。
ただ、彼はいわゆる女性好きで、本気か遊びかは別として、片っ端から気になった女性の連絡先を聞いて回り、軽く連絡を取り合うようなタイプです。
私の若い友人にも連絡を取り、その友人に「彼は私をどうしたいんだろう?」と相談されたこともあります。
同僚女性からも、毎日夜にLINEがくる・・・と相談を受けました。
そんな信頼性の薄い、でもなぜか離れがたい関係が長く続き、ある日強制終了が起こりました。
彼が女好きであることをたまに言い合っていた仲の良かった同僚女性のTさんが、私が「女好きだと悪口を言ってる」と彼に伝えたのです。
当然、彼からは絶交を言い渡され、2か月過ぎた現在も職場では無視が続いています。
自分が蒔いた種。 自業自得です。 なぜ、彼を悪く言いたかったのだろう?年齢差による嫉妬心、自己肯定感の低さでしょうか。
その時やっと、いい大人として執着していた行動が恥ずかしい、と気づきました。
信じ切れなかった愛情を、今更取り戻す必要もないのです。
毎日、心理学本を読みあさり、根本さんの本も買いました。そしてこちらのブログにもたどり着きました。
「これは結果としてよかったんだ!自分は執着や嫉妬を捨てて徳を積み、次のステージに行くんだ!」と思ってはいるものの。 でも、あの日からずっと心が重く、モヤモヤとした日々を過ごしています。
単純に失恋したのであれば、彼への執着を手放すワークを行うことで楽になるように思います。
このことは、彼に対する執着だけではなく、私の「やらかしたこと」=「陰口をたたいたこと」が明るみになって見えてきた自分の性質を嘆き悔やんでいる気もするのです。
彼には謝るだけにとどめ、弁解ができなかったのですが、その時の気持ち、いままでの状況、Tさんへの不信感(Tさんがその場では私に同調したことが引っかかっています)を 伝えたい自分がいます。
今更でも伝えればすっきりするのでしょうか?
そんな弱い自分もまるごと認め許せば楽になるのでしょうか?
毎日こんなに悩んでいるのに、文章に書き出してみれば案外大したことじゃないな・・と感じています。 自己反省はもう終えて、ゼロからやり直せばいいんだな、とも。
いつもいろいろな質問に対する納得のいくご回答を拝見し、気持ちが助けられています。
明るく真っ当に生きたい!という自分の背中を押していただけるご助言をいただけますと幸いです。 よろしくお願いいたします。
こはるさん
【いなこからの回答】
こはるさん、はじめまして。
いなこと申します、よろしくお願いします。
このたびはココロノマルシェにご相談くださり、ありがとうございます。
こはるさんは、とても善良でやさしい方という印象を受けました。
>単純に失恋したのであれば、彼への執着を手放すワークを行うことで楽になるように思います。
このことは、彼に対する執着だけではなく、私の「やらかしたこと」=「陰口をたたいたこと」が明るみになって見えてきた自分の性質を嘆き悔やんでいる気もするのです。
とおっしゃっていますね。
彼との関係が終わったことだけでなく、もしかしたらそれ以上に、人の陰口をたたくという、「悪いこと」を自分がしてしまったことに、苦しんでおられるように感じました。
そして、
>明るく真っ当に生きたい!
とおっしゃっていますが、こはるさんはすでに十分、明るく真っ当に生きておられるのではないでしょうか。
それなのに、ずっと守ってきたその理念に反するような「人の陰口をたたく」ということをしてしまい、自分がそんなことをする人間だと、よりによって好きだった彼に誤解されたままというのが、苦しいのではないかと。
私の感覚で言えば、陰口の1つもたたきたくなると言いますか、彼が「女好き」というのは、妥当な感想だと思います(笑)。
そしてそれで自分の行いを棚上げしてそんなに一方的に怒るなんて……器……
いや、こはるさんが1度は好きになった男性のことを、何も知らない私が悪く言って本当にごめんなさい。
そして、Tさん。
Tさんも、私の感覚で言えば、まあまあ卑怯だなと感じます(笑)。
これまた、何も知らずに悪く言って本当にごめんなさいですが。
とまあ、客観的に見れば、その彼にもTさんにも、責められてもしかたない非はあると私は思うのですが、責めのベクトルが、彼らには向かわず、ご自分に向けておられるんですね。
どうしてそうなるのか。
>歳を追うごとに、自分は嫌われてはいないか?人からどう思われているんだろう?ということが生活の第一優先事項であり、少々自分を曲げても、人に合わせてうまく生きることが自分の得意技であり、幸せであると信じておりました。 いわゆる他人軸でしょうか。
と書いていらっしゃいます。
>私は、幼少のころから、母親になんでもかんでも褒めて褒めて育てられとことで、自己肯定感の高い人間だと思っておりました。
お母さんは、こはるさんのことが大好きで、愛情たっぷりに大事に育ててこられたんでしょうね。
そしてこはるさんも、お母さんのことが大好きだったのではないでしょうか。
もしかしたらこはるさんは、褒めてくれるお母さんを、もっともっとよろこばせたくて、そのためにがんばって来られたところはないですか?
そして、褒められるのが当たり前で、普通にできるレベルでは満足できない、人をアッと驚かせるくらいの成果が出せないと、満足できない、そんなところはないでしょうか。
というのも私も、どちらかというと、そっち寄りの人間です(笑)。
両親から愛されて育ったし、否定されることばをかけられた思い出はそんなにないのに、年を追うごとに生きづらさに何となく気づいてきて、どうしてかなあと思っていました。
たしかに愛されていたけれど、それ故に、もっともっと親をよろこばせたい、悲しませたくない、すごくなりたい、そんな思いもすごく大きく育っていたんだなあと、ごく最近(笑)気づいてきました。
結果、親をよろこばせたい、すなわち、他人軸分類第1種(←今作りました)の親軸になっていたんでしょうね。
それが、人間関係全般に般化されて、人がOKと言うかどうか、人がよろこぶかどうかが軸になってしまったのかもしれません。
こはるさんも、お母さんが褒めてくれる、真っ当で善良でやさしいこはるさんであろうと、それを主軸にがんばってこられたのではないかと、私情を挟みながら(笑)お悩みを拝読しました。
>いつもいろいろな質問に対する納得のいくご回答を拝見し、気持ちが助けられています。
と、カウンセラーにひとこと添えてくださるところからも、細やかな気遣いのできる素敵な女性だなあと感じます。
いけないと思いながらも彼の誘いに応じたのも、自分を求めてくる彼の期待に応えたい、よろこばせたいという気持ちもあったためかもしれませんね。
陰口を言うのは、たしかに結局メリットは少ないと思いますが、状況的に、女好きだと噂したくなるのも、Tさんは同調していたくせに卑怯だよなと思うのも、人情としてまったくおかしくないと、私は感じます。
それは、人の気持ちとして、普通にあることです。
というか、普通にあることでもないことでも、こはるさんに起こった気持ちであれば、それにいいも悪いもないことです。
こはるさんには、ここで「怒る」という選択肢もあるのだけれど、怒りきれずに、すごく罪悪感を感じていらっしゃるんですね。
この罪悪感は、もしかしたら、お母さんの教えに背く悪いことをしてしまったという罪悪感ではないかと。
ということで今回のできごとは、
お母さんをよろこばせられる、真っ当な自分で生きていくのはなく、
自分のよろこびのために生きていくためのきっかけとされてはいかがでしょうか。
人間なんだから、生き物なのだから、
夫の愛情に不満を持つこともある。
いけないことだとわかりながらものめりこんでしまうこともある。
愛情を信じきれないこともある。
人を悪く言いたくなることもある。
でもそれを弁解したくなることもある。
年齢差による嫉妬心が湧くこともある。
いい大人でも執着することもある。
全部十分、あることです。
子どものこはるさんにとっては、お母さんが大好きで、褒めてくれるお母さんの目に映る通りの、すばらしい自分であろうと一生懸命だったのではと思うのですが、
人間である限り、すべての行動を褒められたものにするのは、無理があります。
そしてお母さんも、絵にかいたような、何の非の打ちどころもない善良で完璧な人間ではないと思います。
子どもだったこはるさんには、そう見えたかもしれませんが、
生きていれば、酸いも甘いもあり、いろんなことを感じてしまい、してしまうものですから(笑)。
こはるさんのお母さんだけが不完全だという意味ではなく、人間であれば、みんなそんなもんだということです。
そしてそして、こはるさんのことが大好きなお母さんが望んでおられるのは、
こはるさんが立派な善良な理想的な人間であることというよりは、
こはるさんが、しあわせに生きることではないかと思うのです。
もしも、立派な善良な理想的な人間であることを望んでいたように見えたとしても、
それは、こはるさんが幸せに生きるための最適な手段として、そうあるように望まれたのではないでしょうか。
真っ当であれと褒めて教えるのは、幸せになるための単なる一手段にすぎない。
お母さんの真の目的は、こはるさんが幸せであることです。
受け手である子どもとしては、そこがすり替わっちゃったりするんですよね。
ということで、こはるさん。
真っ当な人間をキープし続けるのもいいですが、たぶんそれは十分にできておられると思うので、
それよりもこれを機に、ご自分がもっともっと幸せになるということを、第一に置かれてみてはどうでしょうか。
真っ当にもだわらなくてもいいなら、
自分の幸せを第第第一にするなら、
どうしたいですか?
彼に思いっきり弁解してもいいし、
Tさんの卑怯さを彼に告発してもいいし(笑)、
そんなことしても自分が損するだけだなと思うなら、放っておいてもっといい恋を探してもいいし、
旦那さんに不満を伝えてもいい。
明るく真っ当に生きるためにはどうすれば?と聞かれているのに、ちぐはぐな返答になってしまい申し訳ありませんが、
「明るく真っ当」以外の選択肢も増やしてみられると、これからの人生、さらに楽しく、自由に生きていかれるのではないかと感じました。
ずっと応援しています(^▽^)
ご相談ありがとうございました!
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