嫉妬する人される人。ガラスの仮面にみる、嫉妬論の真髄。
春ですね、春ですよ。
春ですね、春ですよ。
ピクニックに行きたい、水が綺麗で空気が澄んでて緑が鮮やかで静かなところに旅したい。
'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに
こんにちは、カウンセラーいなこです。
最初にお知らせさせてください。
3月20日(土) 19:00〜
4月分のカウンセリングご予約を承ります。
本ブログで受け付けいたしますので、どうぞまた、のぞいてやってください。
よろしくお願いいたします(^▽^)
さて唐突ですが、「ガラスの仮面」っていう漫画、ご存知ですか?
言わずと知れた名作で、安達祐実さん主演でドラマ化もされたので、ご存知の方も多いと思います。
たぶん漫画が始まったのは昭和だと思うのですが、まだ完結していません。
美内先生、続きをお願いします(T▽T)
大学時代、塾講師のバイトをしていたとき、
「これ今クラスで流行ってんねん。
先生絶対ハマるから読んでみて!」
と、生徒さんに無理やり3巻ほど貸し付けられました。
え〜私漫画とか読んでるひまないねんけど〜なにこれ尋常じゃないキラキラ目やし……
と思いながら、お義理でしかたなく読み出したら、
彼女の思惑通り、見事にハマりました(笑)。
「もう次来るとき絶対続き持ってきてな!
持ってきてなかったら家まで取りに行くから!!」
やめろい。
ということで、夢中になってすべてを投げうってむさぼり読み、
出てる分すべて読破し、
最終的に自分でも買い揃えました(笑)。
主人公は、北島マヤという平凡な女子中学生。
いや、平凡よりちょっと下寄りに描かれています。
早くに父親を亡くし、お母さんと2人でラーメン屋に住みこんで、ラーメン屋の仕事を手伝っています。
貧しく、見た目も平凡。
勉強も運動もできない。
ラーメン屋の仕事を手伝ってもドジばっかりで、店主家族にも母親にも、ボロクソ言われています。
そんな環境にいるので、マヤ自身も、
「自分は何の取り柄もない、ダメな子」
と思って生きています。(涙)
でも、ひょんなことから、演劇の舞台を観ることができたんですね。
マヤはその舞台に感激して、
取るものも手につかず、
取り憑かれたようにセリフを丸暗記して、
公園で、1人舞台を再現します。
怖い(笑)。
その姿を偶然見かけた、往年の大女優・月影千草に、
その類まれなる演技の才能を見出され、
女優として育っていくというストーリーです。
そしてこの、マヤのライバルとなるのが、姫川亜弓。
くしくも2人は同い年なのですが、亜弓さんの生い立ちは、マヤとは正反対です。
父は大物映画監督、母は大物女優。
容姿も見目麗しく、サラブレッドとして幼い頃から注目され、褒めそやされてきました。
ただ、この亜弓さんは、その環境に満足してぬくぬく育ってきたかというと、そうではないんですよね。
親の七光と思われたくない、
私自身を見てほしい、
自分の実力で認めてほしいと苦しみ、
ずーっとがんばってきた、
「努力の人」なんです。
この2人が出会います。
マヤは、
亜弓さんはすべてを持っていて、
才能もあって、
私なんかとは別世界の人、
到底かなわないと思っています。
しかし亜弓さんは、マヤの
「天性のもの」
に気づくんですね。
自分は努力の人間。
亜弓さんは、努力してその都度役を研究しつくし、役を演じようとしてきた。
でもマヤは、天性の感覚で、役そのものを掴み、なりきってしまうんです。
努力して努力して自分が得たものを、あの子は天然に掴んでしまう。
そのことに亜弓さんは、強烈な敗北感を抱き、マヤのことを末恐ろしく思うんです。
「北島マヤ、こわい子……!」
と白目をむくんです。
演劇に本気で向き合って、情熱を注いできた亜弓さんだからこそ見抜ける、マヤの才能なんです。
世間は、「姫川亜弓は天才だ」と言いますが、
本当の天才は、マヤの方であると、
亜弓さんは気づいているんです。
ただ、当のマヤは、自分の才能にまったく気づいていません。
何をやってもドジばかり、
家は貧乏、
見た目も冴えない、
自分には何の取り柄もない、
亜弓さんには到底かなわないと思いこんでいまでいます。
そりゃ親にも周囲の人にも、ボロカスに言われて粗末に扱われて育ってますからね、無理もないよね(^^;;
そんなマヤの、
「私なんて……」という卑屈な態度が、
亜弓さんをさらに逆なでしてしまうんです。
しかし世間の人々は、
見た目にも華がなく、
一見平凡で、さえないマヤの才能に気づかず、
亜弓さんをもてはやす一方で、
マヤのことはぞんざいに扱います。
ちげーよ、テメーらがザコキャラだから、マヤの才能に気づけねンだよ!
と一読者の私は、そいつらの頭を片っ端からはたいて回りたくなってしまうのですが。
※暴力はやめましょう。
そう、この、
テメーらがザコキャラだから、マヤの才能に気づけねンんだよ!
というのが、嫉妬論の真髄なんです。
(いなこ考)
亜弓さんは、
見る目があるから、
マヤの才能に気づけるんです。
一方で、ザコキャラたち(笑)は、
見る目を持ち合わせていないから、
マヤの見た目や出自や経歴など、表面的なことしか見えない。
彼らには、その奥に秘められた、マヤのとてつもない才能が、わからないんです。
はい注目ー。
嫉妬される人、手を挙げて、はーい。
はい、嫉妬される人。
その、あなたに嫉妬してくる人は、
あなたの価値を見抜いているということです。
あなたの魅力に、脅威を感じている。
あなたに恐れおののいている。
その人は、
自分では認めたがらないかもしれないし、
気づいてもいないかもしれないけれど、
あなたに価値を見ているんです。
逆に、誰かに嫉妬してしまう人、はーい。
嫉妬してしまう人は、
その対象の価値がわかるということです。
その真価を見抜く目がある。
ということは、
自分の中にも、その対象と同じ要素があるということです。
だから、嫉妬されて怖いときは、
その嫉妬を、
「ありがとう(ニッコリ)。」
と優雅に受け取るよろし。
自分の魅力に気づかんかい!と言われているんだと理解しましょう。
マヤのようにいつまでも、
「私なんて……」
とか言ってると、よけいに相手をイラつかせて嫉妬が激化します(笑)。
己の魅力を受け取り、堂々と開花しましょう。
逆に、誰かに嫉妬してしまって苦しいときは、
私の中には、あの魅力の原石が眠っている
ということに気づきましょう。
己の中に眠る原石の存在を信じて、それを取り出し、大切に磨き育てましょう。
あなたには、それを見抜ける目があるわけだから。
そんじょそこらのザコキャラとは違います(笑)。
ちなみに、マヤがテレビで売れ出したとき、
他の女優から嫉妬されて嫌がらせを受けてはめられ、失脚させられる事件が起こるのですが、
亜弓さんは、その全貌を知り、その女優に、舞台の上で演技を通して、マヤの仇を取ります。
マヤを恐れ、心から嫉妬してしまう亜弓さんですが、
同時に、真のライバルと認めているんですね。
いつしか2人の間には、ただの友達とも敵とも違う、唯一無二の絆が結ばれていきます。
クーッしびれるぜーっ!
もう2人とも大好きっっ!!!
もう2人とも、紅天女だよ!!!
美内先生、続きをお願いします(T▽T)
ということで、ガラスの仮面にみる、嫉妬論の真髄(いなこ考)でした。
ちなみに、月影千草と姫川亜弓の他に、マヤの才能を見抜いた人物がもう1人。
大手芸能プロの若手やり手社長・速水真澄です。
冷酷無慈悲で、仕事のためなら手段を選ばないと恐れられる速水社長は、マヤが無名の中学生の頃から、その内に秘められた才能と情熱を感じとり、マヤに狂おしいほど惹かれていきます。
マヤが女優として羽ばたけるよう、陰で尽力し、応援し続けるのですが、表向きは素直に好意を示すことができず、見事にすれ違っていきます。
彼こそが俗に言う、典っ型的なロックマンですね。
ああんもうっ!
このワタクシが、真澄さまを癒してさしあげたいっ!
(……あかん。あかんあかんあかん、あかんやつや。)
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