'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに

「それなりに恵まれている方だと思うし、それなりにうまくやってきた。・・・あれ、’それなり’って何だろう?」悪くない人生のはずなのに、心から幸せと言いきれない、このままで終わりたくないと思ってしまう。そんなあなたに’おもいっきり’のしあわせを。 @カウンセラーいなこ

相手の負担になってしまうんじゃないかと1人先回りして、勝手に引っ込めていませんか?

こんにちは、カウンセラーいなこです。

 

Bland new planet」が好きすぎて、久っしぶりにミスチルCDを買いました!

と言いたいところだったのですが、昨日立ち寄ったお店では品切れでした。

買うかどうかお店で見てみて考えようと思っていたのですが、こうなったら絶対買いたい!(笑)

 

今は配信中心で、CDを買うっていう感覚があまりないかもしれませんが、私は、これ!と思ったものは買っています。

 

曲そのものはもちろん、ジャケットデザインや、歌詞の書き方(そのことばを漢字で書くか仮名で書くかなど)、曲順などすべて含めて作品だと思うので。

この作品は一生手元に置いておきたいと!思ったものは、アーティストへの応援の気持ちもこめて、CDを買っています。

 

また今度違うお店見てみようかなあ。

Amazonで買おうか。。

 

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さて、あなたは、人に自分の商品を売るのに抵抗はないですか?

商品を売る、といっても、営業さんだとか、商売をされているとかでなければ、そんな機会自体ないとは思いますが。

 

商品を売るのでなくても、

何かのために、

人にお金を使わせるとか、

労力を使わせるとか、

そういうことを抵抗なく勧められますか?

 

人にお金や労力を使わせるとなると、

相手に負担をかけてしまうから、

なんだか申し訳ない気がして強く勧められない

という人は多いんじゃないかと思います。

 

今日はそんなときの考え方についてお話ししようと思います。

 

 

学生時代、個別指導の塾でバイトをしていたのですが、そこでは、バイトの講師も、担当の生徒さんの夏期講習や冬季講習のメニューを組むことになっていました。

 

個別指導なので、講師が、各生徒さんに必要な単元とコマ数(1コマ90分。どうでもいいけど・笑)を考えて、提案するんですね。 

 

それをご本人と親御さんに提案して、どれだけ受けるか決めてもらいます。

 

普段の習熟度から、

たとえば、

「この子は、連立方程式がわかってないけど、それ以前に一次方程式からつまづいてるよな、

そこからさかのぼってやらないと、今学校でやってる連立方程式を付け焼き刃で教えたって、結局身に付かないよな、

だから一次方程式でまず3コマ、その後連立方程式4コマして、、

夏休みの間に取り返せたらいいけどな……」

とか考えて組んでいくんですね。

 

 

とまあ、そうやって組んでいくんですが、

1コマいくら、で料金がかかるので、コマ数がかさむほど、もちろん受講料は高くなっていきます。

 

そうやってすべての教科について、純粋に必要なコマ数を組んでいくと、受講料が10万を越えてきたりするんですね。

 

ただの大学生のバイトが、その金額を見ると、

「うぐっ」

となるわけです。

 

うわー、夏期講習だけでこんな大金を使わすのはさすがにちょっと……と怖気づいて、必要分を考えて組んだコマ数から減らしたくなるんです。

 

 

でもその時、塾長に言われたこと。

 

「それを受けるかどうか選ぶのは、最終保護者なんだから、本当に必要な分を提案したらいい。

『絶対受けろ』と強制するわけじゃないんだから。

金額が大きいからっていう理由だけで、提案もせずに勝手に必要分から差し引いたら、半端に受けることになって、かえって無駄になるかもしれない。」

 

そっか、そうだよなと思いました。

 

 

単に金額が大きいからって、勝手に、

これは相手の負担になるだろうと、提案する前に引っ込めたら、

かえって相手の不利益になるかもしれないんですよね。

 

この場合だったら、本当は計7コマ必要なところを、

受講料が高くなるからという理由で、

一次方程式1コマ、連立方程式2コマの計3コマに減らしたら、

受講料は安くなったものの、中途半端な授業で、結局よくわからず、何も身に付かず、その安くなった受講料さえ無駄にしちゃうということになるかもしれないんです。

必要分を伝えずに勝手に引くのは、かえって不親切なんです。

 

身にならないお金を半端に使うだけ。

「安物買いの銭失い」とも似ているかもしれません。

 

 

詐欺や荒稼ぎをしてやろうってわけじゃないんだから、

見た目の金額は大きくても、必要だと思うのなら、

それにどんな価値があるのか、

どんな効果が期待できるのか、

減らすとどんな不利益が考えられるのか、

などをわかりやすく消費者に説明すればいいんですよね。

 

それを聞いて、

「じゃあその通りにします」か、

「その金額は出せないからこのくらいで」と折衷するかは、

消費者側が決めればいいことなんですよね。

 

その選択の自由さえちゃんと尊重していれば、

表向きの金額だけで怖気づかずに、

これは高くみえるけれど、こんな価値があります、

ということを思いっきり伝えればいいんです。

 

 

この経験は、すごくためになりました。

 

相手に負担をかけるんじゃないかと勝手に先回りして考えて引っ込める。

逆にそれが相手の不利益になることだってあるんです。

 

 

お金のことだけでなく、労力を使わせることにも当てはまるし、

ああ、人間関係でも同じなのかもしれないなあ。

 

私には欠点がある。

若くないから

かわいくないから

スタイルがよくないから

家事ができないから

病気があるから

お金がないから

子どもがいるから

仕事ができないから

家柄がよくないから

……

だからあの人の負担になるかもしれない。

だから身を引こう。

 

そんな風に、差し出す前に勝手に引っ込めてしまったら、かえって相手の不利益になることだってあるのかもしれない。

 

その負担を負ってでも、

あなたにいいことがあるよ。

私といるときっと楽しいよ。

私は楽しめる自信があるよ。

 

そっち側にもっと目を向けてもいいのかもしれない。

 

相手が負担を負ってでも得られる利益があると、自分が思えるのなら、

その利益について、

思いっきり、

遠慮なく、

熱っぽく、

伝えてもいいのかもしれない。

 

それを聞いて受けるかどうかは、相手の自由。

だから提案だけは、思いっきりしてみてもいいのかもしれない。

自分がそう思えない!という話はまたの機会ね。

 

 

ちょっと話を広げすぎましたが、

相手の負担になってしまうんじゃないかと1人で先回りして考えて、提案する前から勝手に引っ込めないでいいんじゃない?

勝手に引っ込めたら、かえって相手のためにならないかもよ?

というお話でした。

 

 

 

 

だからね、私もお高ーい継続カウンセリングコースをびしばしお勧めしていこうと思ってるんですよー。

イヒーッ楽しみ☆

じゃなくて(笑)。

いやでもまじめな話、必要あってためになると思えば、提案だけはさせてもらいますよね。(笑)