「私の親はお金がない」
この夏、愛車の車検がありました。
'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに
こんにちは、カウンセラーいなこです。
車検代と、修理箇所と、点検パックの更新で、計22万円。
10万くらいで済むかなと勝手に思っていたのですが、倍以上でした(ToT)
うわーと思いながらも、安全のため必要なものなので、断腸の思いで(←)支払いました。
その断腸の痛みもやわらいだ1ヶ月後。
ブレーキランプが切れていたので、またディーラーさんに行ったんですね。
まあブレーキランプは、千円くらいで替えられたんです。
替えられたんで、す、が!
その時に新たな重大な修理箇所が見つかってしまいました。
ラジエーターの液漏れです(TT)
お値段なんと8万円。
( ◠‿◠ )
( ◠‿◠ )
( ◠‿◠ )
22万払ってやれやれと思ってたらダメ押しの8万( ◠‿◠ )
ひと夏で臨時出費30万円也( ◠‿◠ )
アハハハ( ◠‿◠ )
アハハハ( ◠‿◠ )
アハハハ( ◠‿◠ )
とても申し訳なさそうなディーラーさん。
いやそんなそんな、ディーラーさんに謝ってもらうことでは全然ないです、ないんですけどね、ないんですけど、、、
辛い( ◠‿◠ )
でも直さないわけにはいかないので(ほっといたらエンジンから煙ふいちゃいます!)、お願いしました。
断腸の思いで、、もう心の腸はちょちょぎれてます。
で、あまりのショックで、衝動的に父にLINEしたんです。
「この間車検で20万かかったのに、また8万の修理みつかった。
もう無理ー!
車手放したいー!」
みたいな感じで。
父に言ってどうなるものでもないけど、ショックすぎたので、とりあえず誰かに叫びたかったんです。
なんで父かと言うと、車のことがわかって愚痴れる身近な人が父だけだからです。
こんな時、車に詳しいカレでもいればね,、、
もう車手放そかな、維持費が大変、みたいなことを愚痴りました。
まあそれだけ修理が出てくるのも当然っちゃあ当然なんです。
10年以上乗っているし、10万キロ超えてるし。
車乗ってる方なら、「お、そろそろですな(^^)」と思われますよね。笑
一般的には、十分買い替えを検討する時期なんです。
なので、次の車検までに、手放すか、買い換えるか考えるわ。
みたいなことを父に言いました。
すると父から、
「買うんだったらお父さんがなんぼか出したるから、ゆっくり考えなさい。」
と来たんです。
私、そんなことを狙って父に連絡したのではまったくないんですよ。
ほんとにただ叫びたかった
なぜなら、うちの親は、「お金がない」と昔から言っていたから。
うちの親はお金がないものだと思って育ったので、「親にお金をもらおう」とか、「欲しいけど自分では手の届かないものを親に買ってもらおう」とかいう発想がありません。
欲しいものがあれば、自分で買う。
それがデフォルトです。
いい子アピールしてるわけじゃありません。
そんなこと不可能だと染みついているから、思いもつかないんです。
なので、
「いいよ、別に。何とかなるから。」
と軽く流しました。
だけど後日実家に帰った時に父が、車の調子はどうや、と聞いてきて、あらためて、
「買うんやったらなんぼか出したる。」
と言うんですね。
「あんたもよう考えたらずっと1人で全部やりくりして大変や。
買うんやったらお父さんがなんぼか出したるから、よう考え。」
と。
そして、それとはまた別の時に、母が私に、50万円あげると言ってきたんです。
車云々とは関係なく、まったく別の話で。
妹が家を買う時に同じだけ出してあげた。
同じだけあげるつもりで貯めてきたものだから、あげると決めてる。
今度平日休み取れるとき教えて。
一緒に銀行行こう。と。
未だ結婚資金もマイホーム資金も、何も親からもらう気配がなさそうな私を、両親は憐れに思ったのでしょうか。笑
たまたま同じ時期に、両親とも、私にお金をやると言い出したんですね。
でも、その時の私の気持ちは、、
「ラッキー♪」ではなく、やっぱり、
「え、いいよ、、、」だったんです。
「うちの親はお金がない」っていうのが染みついているから、そんな、親から大金もらうなんて、申し訳ないし、むしろザワザワしてあんまり嬉しくないんですね。
裕福に育って、受け取ることに慣れている方は、想像つかないかもしれません。
昔、職場に、結婚祝いにお父さんにプリウスを買ってもらったボンボン後輩がいましたが、裕福なおうちなら、親に、一部代金なんて言わず、車一台まるごと買ってもらったという方もいるかもしれません。
家を買うとなれば、50万よりもっと援助してもらった方もいるでしょう。
でも私には、親にそんな大金を出してもらうなんて、心が痛くて無理なんです。
私も、親と外食したときに、親がぜんぶごちそうしてくれる、くらいのことは受け取れるんですが、それでも100%ラッキー♪ではなく、ちょびっとだけ心は痛んでます。
それは、
「親の財布のお金は、私の財布のお金」
みたいな感覚。
親から出してもらっても、「得した」って気分にならず、自分の身銭を切ったみたいな感覚になるんです。
だから、親から出してもらったのなら、自分の財布からお金が減ったようなもの。
得にはならない。
むしろ、失ってしまうような感覚。
だから、お金を増やしたいなら、親以外、家の外から稼がねば意味がない。
そんな感覚なんですね。
今や親と別居して、生計はまったく別なのに。
親の財布と私の財布がくっついちゃってる……
これって、癒着だなと思いました。
癒着ということばの意味は、くっついてしまうということですよね。
心理学でいう「癒着」とは、相手との心の境界線がなくなってしまうこと。
相手の感情を、自分のもののように感じ、相手のことでいっぱいになってしまったりするんですね。
そしてこの癒着の接着剤になるのが、罪悪感。
「申し訳ないことをした」という感情が、相手を背負ってしまい、相手との心理的な境界をなくし、自分のことのように感じて、自由に身動きが取りにくくなってしまいます。
たとえば癒着相手が悲しんでいたら、自分も同じくらい悲しく感じて、それに引っ張られて行動が制限されてしまったり。
私は、「お金ない」とよく言う親に、お金を出してもらうことに、小さな頃から罪悪感を感じてきたんでしょうね。
でもこうやって、親から、私には少なくない金額を受け取る機会が来たということは、「私の親はお金がない」を、手放す時が来たのかもしれません。
たしかに、うちの家は、余裕はなかったかもしれないけれど、飢え死ぬこともなくやってきたわけだし。
そうやって、少額ながらもコツコツ貯めてきたから、「自由になるお金はそんなにない」という意味で、「お金がない」と言っていたのかもしれない。
私の親はお金がない。
親がお金を使うのは辛そう。
親にお金を使わせるのはかわいそう。
親がお金を使うとなくなってしまう。
親がお金を使いすぎると大変なことになる。
いずれにせよ、こんな思い込みたちを、手放す時なのかもしれません。
わー、書いててもちょっとバクバクした。
いいからお父さんとお母さんはできる限りお金貯めときなよ!って。
これを手放したら、手放したその手に何がやってくるんだろう。
きっと、豊かさなんだろうなあ。
私の親にはお金がある。
親がお金を使うのは楽しそう。
親にお金を使わせるのは幸せなこと。
親がお金を使うと循環する。
親がお金をたくさん使うと豊かになる。
こう書き換えられたら、その「親」の部分は「私」にもなって、豊かさが入ってくるのかもしれない。
豊かさは、いろんな形で、これまでもあったんだろうけど、受け取れていなかったのかもなあ。
でもなー。
親だってもう、年金暮らしだし、これから病気をしたりとお金が必要なこともあるだろうし、お金なんてそんなもん、いくらあってもええですからねー。(ミルクボーイ)
年老いた親から、いい年して大金もらっていいものだろうか。
年金暮らしの親から、働き盛りのいい中年の自分が。
むしろ子どもの方が、親に家買ってあげたりしてる孝行な人もいるのに。
とかいろんな角度から抵抗が出てきます。
きっとこれがいただいたご相談なら、「受け取りましょう!」って言ってますね、私。笑
とりあえず、母からのお金は、もらうことになると思います。
そのために貯めていたと言ってくれているので、まだもらいやすい。
でも父からの分は、イレギュラーな出費をさせるから、よけいにもらいにくい。
てかとりあえず、車を買い替えるか手放すかを決めなきゃいけない。
あと1年くらいの間に。
車ありきの生活で、通勤にもガッツリ使ってるから、手放すなら他にもいろいろ調整しないといけないことがあるんですよね。
車による恩恵も豊かさも、もちろんいっぱいあるんですけどねー。
うーん。
ちなみに今の車を買った時は、まだ実家暮らしだったので余裕があって、キャッシュで一括で買えたんですよね。
いや、何とか買うことはできても、維持していくのが大変なんです。
それを学んだ。
たぶん結婚も子どもも起業も、何でもそうなんだろうなー。
と話がそれましたが、「私の親はお金がない」を手放す時が来たもしれないというお話でした。
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「やわらかい関西弁が聞き心地よい」とのありがたいお声をいただいています(‘∀‘)
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