死にたいときは、生まれ変わりどき。
日差しはあいかわらず強いけど、爽やかです。
'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに
こんにちは、カウンセラーいなこです。
あなたは、死にたいと思ったことはありますか?
生きたくても生きられない人もいるのに、ましてやお前は医療人のくせに不謹慎な、というご批判はあるかもしれませんが、私はあります。
それが良い/悪いはひとまず置いといて。
具体的に死ぬ準備をしたとか、実行したということになると、グッと数は減ると思いますが、
「あーあ、もう死にたいなー」
くらいなら、思ったことがあるという人は、結構いるのではないかと思います。
私もその口です。
「もう死にたいなー」と思うときって、
振り返ると、
将来に希望が持てなくて、
あっちもこっちも八方塞がりのように思えるときなんですよね。
もうどうしようもない、
生きてても、楽しいことより大変なことの方が多い。
このまま、ずーっとパッとしない毎日が続く。
日々の生活に追われるだけ。
だったら生きてる意味ある?
しんどいことの方が多くて、
そんな毎日がこのままずーっと続くなら……
というところから、
「死にたい」
に行き着くんです。
だけど、そこまで行ったところで、
ほんとのほんとに八方塞がりなのか?
と考えると、
そうではないんですよね。
あくまでも、
「自分が抵抗なくできる範囲内」での
八方塞がり、なんです。
「そこまではできない」という一線を越えてしまえば、
何とかなる道は、必ずあるんです。
自分が除外しているだけで。
その一線を越えることとは、
心配かけまい、あるいは憎んできた親に助けを求めることかもしれないし、
絶対に弱みを見せたくないパートナーに弱みを見せることかもしれないし、
会社の上司に不満をぶっちゃけることかもしれないし、
全部投げ出して辞めちゃうことかもしれないし、
病院に行くことかもしれないし、
公的な保護を受けることかもしれない。
あの人だけには言いたくない、
あの人には頼れない、
そんな恥ずかしいこはできない、
そんなかっこ悪いことはできない、
そこまではさすがにしたくない、
そこまで落ちぶれたくはない、
そこまで迷惑をかけるわけにはいかない、
そこまで取り乱すことはできない、
それだけはしたくない、
という一線。
その一線を越えられないがために、
究極の一線=死
を越えようとしているんです。
そこまでして、越えたくないんですね。
いや、わかります、わかりますとも(苦笑)。
そうやって、ずーっと、
人に迷惑をかけず、
そこそこできる自分で、
やってきたんですもんね。
小さなころから。
そう言われても、がんばり屋のあなたは、
人に悩みを相談したこともあった、
頼ったこともあった、
とおっしゃるかもしれませんが、
それは、「言える人に」、「言える範囲内で」、
ではないですか?
本当に助けてほしい人に、
助けてほしいことを、
全面的に相手を信頼して、
頼れたことは、あるでしょうか。
死にたいときは、
肉体的に死ぬことを選ばなかったとしても、
どっちみち、
死にどきです。
いや、精神的、心理的に。
精神が死んだまま生きながらえるということではありません。
そんなんいっちゃんいややんか(笑)。
精神的、心理的に死ぬということは、
言い換えれば、
心理的に、生まれ変わるとき、です。
「死」と「再生」はセット商品ですから。
今まで、誰にも頼らず、
1人でやってきた自分が死んで、
人を信頼し、人を頼る自分に
生まれ変わるときです。
その一線を越えるんです。
それは嫌ですよね、怖いですよね、だってそれだけは越えずに済むように、がんばってきたんだから。
越えなきゃいけないところまで来て、でも越えたくない、となっているときが、1番しんどいんです。
越えてしまえば、ガラッと変わる。
世界が変わる。
自分が変わったから。
そして越えたとしても、しばらくしたら、またそういうタイミングがやってくることもあると思うんですけどね。
そのたびに、脱皮して、またパワーアップするんです。
だからあながち悪いことでもない。
人生って、その繰り返しなのかも。
それが生きる醍醐味なのかも。
私も、まだまだ越えていない一線、いっぱいあります(^^;
あと何回死ぬやろ。
いや、「生まれ変わる」という言い方にしよ(^^;
「なんかもう、生きててもなー」と思っているあなたへ。
今は疲れすぎているのだと思います。
ずっとずーっと、すごくがんばっているから。
しっかり休憩したら、
生まれ変わったときの景色、
生まれ変わった自分を想像してみてください。
究極の一線を越える日は、誰にもいずれ必ず訪れます。
その究極の一線を越える前に、
心理的な一線を越えてしまえば、きっとまだまだ人生は楽しめますヨ。
大丈夫、大丈夫。
あなたは必ず生まれ変われます。
new自分に出会えます。
だから今、この問題が起こっているのです。
生まれ変わるための、
もとい、本来の自分に戻って生きるための、
この局面です。
カウンセリングを受けるという一線は、比較的越えやすいです。←
何が自分にとっての一線かわからない、
1人で越える勇気がないという方に、
まじめにおすすめです。
ゆずの「境界線」という歌を思い出しました。
久しぶりに聞いた。やっぱいい曲だー。
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