おはようございます、カウンセラーいなこです。
♪きみのどぉーるちぇあーんどがばーなぁ↗︎のその香水のせいだよーが頭の中でエンドレスリピートです。
車でFM802(大阪のラジオ放送局)を聞いていると、ときどき流れるこの曲。
世のみなさんときっと同じ(笑)、この♪ドールチェアーンドガバーナーの部分でひっかかって、何だこの歌は、と脳内リフレインです。
最初聞いたときは、何ていうか、「なんか……ダサい」っていう感じでした。(個人の感想です、ごめんなさーい!)
ダサいというか、違和感というか……
この素朴な、べたべたな歌い方とメロディと、’DOLCE & GABBANA’というおしゃれなというかギャルっぽい固有名詞とのミスマッチが、妙にひっかかったんですよね、たぶん。
少なくとも、「きれいな歌!」とか、「かっこいい!」とか、「沁みる、せつない」とか、「いい歌だなあ」という感じでひっかかったのではありませんでした、私はね。
でもとにかく、なんか変だけどひっかかる、気になる。結局流れてきたら耳を澄まして聞いてしまう。
こういうことって、歌に限らず、人でもあります。
非の打ちどころがない正統派の美人とか美男って、たしかに一般的に見たら美しいけれど、心にひっかからない、たしかに美しいけれど、意外と印象に残らない。
まあ、好みの問題もありますけど。
だけど、なんかちょっとだけ外してる、ちょっと変なところがある、ちょっと残念なところがある人の方が、なんか気になって印象に残って、結局好きになることってありませんか?
美人だけどちょっと歯が出てるとか、目立つところに大きなほくろがあるとか、ちょっと笑い方が変とか。
本人はもしかしたら1番気にしてるところかもしれないんですけど、そういうちょっと外したところが気になって、そのちょっと残念なところこそがその人だっていう目印になって、そこがあるから味があっていつの間にか好きになってしまう、みたいな。
非の打ちどころのない人は、つるつるな感じ。美しくつるつるで、摩擦係数ゼロだから、ひっかからない。
でもちょっと外したところ、残念なところがあると、そこにざらざらができて、摩擦が起こってひっかかる。そこで引き止められる。
そんな感じ。
もちろんざらざらがあると、好き嫌いは分かれるでしょうけどね。
でもそのざらざらにひっかかってくれた人は、かなり深く好きになってくれそうな気がします。
前の職場で、仲のいい後輩同士が結婚したんですけど、メンズの方に、女子の方がいないところで「何で好きになったん?」って聞いたら、「ちょっとダミ声じゃないですか、そこが特徴的で。」って言ったんですよ。
ダミ声って一般的には、女子にとってうれしくない特徴だけど、そういう、一般的には、ちょっと変なところ(失礼・笑)こそが、誰かの心にひっかかって愛されたりするんですよね。
だからそういう意味でも、全部見せろ、ありのままでいろって言われるんですよね。
「好きな人には好かれず、なんとも思ってない人には好かれる問題」は、そういうとこから来るんですよきっと。
なんとも思ってない人には、いっぱいのざらざらをそのままにしてるから。
摩擦がたくさん起こって、その人らしさがいっぱい相手の心にひっかかってるんです。
好きな人には、いいところを見せたくて、必死にサンドペーパーかけて、つるつるに磨きあげちゃって摩擦係数ゼロになっちゃって、心にひっかかりを作れてない。
あーでも、わかってても、自分のことになると、死んでも見せたくない恥ずかしすぎるところとかありますよねー、ありますよーあるある。
深呼吸しないと言えないこと(笑)。
ということで、先週のMステに瑛人さんが出演していて、この「香水」を歌っているのを聞いてしまってますます頭から離れなくなってしまいました。
歌詞をちゃんと聞くと、また男の人のうじうじした思いを素直に正直につづってて、結構いい歌。
なんか中毒性があるー。
もはや熱唱しています。
んで、ドルガバの香水の匂いってどんなだろ。
今度嗅ぎに行ってみよう。
なんか変、から、ドルガバの香水に興味持つまでになっちゃいましたよ。
あなたも、自分のちょっと残念なざらざらこそを、大事にしてください。
恥ずかしくてもそれをそっと差し出せば、それをたまらず愛してくれる人がいます。
聞いたことない方のために、貼っておきます。
ただし、脳内リフレインしだしても当方では一切の責任を負いかねます(笑)。