【ご相談】結婚した友達を素直に祝えない。私の方がこんなに努力しているのに。
肌寒い日が続いています。
'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに
こんにちは、カウンセラーいなこです。
肌寒くても、真冬のように芯から冷えるような「寒っ!」とならない。
いつのまにこんなに暖かくなったのでしょう。
こちらでは、ソメイヨシノは満開を過ぎつつありますが、八重桜がきれいに咲いています。
さて、身近な友人に結婚ラッシュや出産ラッシュが続いて焦る気持ち、感じたことがある人は多いのではないでしょうか。
自分がそれに向けて努力しているならなおさらです。
「人は人」ってもっともらしいこと言われても、気持ちはなかなか静まりません。
そんなとき、気持ちを穏やかにして、どうやっていけばいいか、考えてみました。
ということで、本日は、オンラインカウンセリング無料相談 | ココロノマルシェにお寄せいただいた相談にお答えしました。
元のご相談文はこちら
【ご相談】結婚した友達を素直に祝えない。私の方がこんなに努力しているのに。
27歳女性です。
私は思春期から容姿への強いコンプレックスがあり(遡れば幼少期からですが、はっきり自覚したのは中学生)、また男の子に好意を拒絶された経験が何度かあったりして、恋愛や結婚に強い憧れを持って生きてきました。
容姿を磨くことはもちろん、人見知りなのでコミュニケーション能力も磨きましたし、出会いの場にも積極的に行ってました。
20歳くらいの頃から、私に好意を寄せてくれる男性が少しずつ現れましたが、お付き合いしたいと思える男性はいませんでした。
結局初めて彼氏ができたのは23歳の時でした。
その半年後、また別の方とお付き合いして、25歳でその彼と別れてから、現在まで婚活中です。
その元カレ2人に関しても、すごく好き!と思ったことはなく、お付き合いしてみてもいいかな…くらいの気持ちで始まり、そのままお別れに至りました。
なので、本当に好き!と思える方とお付き合いできたことは未だにないんです。
ここからが本題です。
そんな私の周りの女友達は同じくあまり男性とお付き合いの経験がない子ばかりでした。
というかほとんどゼロ、彼氏いない歴=年齢の子ばかり。
25歳くらいまで本当にそんな感じだったのですが、なんと彼女たちが昨年末から結婚ラッシュ。
人生で初めてお付き合いした人と交際半年〜1年半でいきなりゴールイン!という事例が続出してます。
彼女たちは彼氏がいなかった頃、私が出会いの場に誘っても「そういうところは行きたくない」というスタンスで、メイクもろくにせず、服装も男性ウケとはかけ離れてました。
でもそのまま、自身を何も変えることなく彼氏ができ、結婚していきました。
まさかの一番頑張ってた私が独身のまま。
すごく虚しくて悲しいです。
私が頑張ってたことって無駄だったのかな?と思ってしまいます。
かといって、頑張らなかったら、今頃誰ともお付き合いできていないままだったろうなと思います。
彼女たちみたいに何にも変わらずに結婚にたどり着くなんて、私にはたぶん無理です。
正直、素直な気持ちで彼女たちを祝えません。
私からしたら「やるべきことをやってないのに」と、怒りにも近いような強い気持ちが沸いてきます。
私は努力する、行動すること以外でパートナーシップを手に入れる方法を知りませんから…
加えて、わたしはこれだけやってもまだ好きだと思える人とはお付き合いできていません。
でも彼女たちは一発で結婚したいほどの男性とお付き合いできた。とてもうらやましいです。
私は今後この黒い感情持ったまま、幸せになれるのでしょうか。こういうふうな酷いことを友達に対して思ってしまうような人間だから結婚できないのではないかという気がしてしまいます。
婚活自体も今までのやり方ではうまくいかなかったので、なにか変えなければと思い、根本先生のブログを読んで勉強してるのですが、 具体的かつ合理的な行動を起こさないことに強い不安を感じてしまいます。このままの私では一生独身のままなのでは?とか…
カウンセラーの皆さんのお力を貸して頂けたらと思います。 長文失礼いたしました。
Yurikoさん
【いなこからのご回答】
Yurikoさんはじめまして。
いなこと申します。
このたびは、ココロノマルシェにご相談いただきありがとうございます。
Yurikoさんが腑に落ちて、スッキリ前へ進めるよう、努めさせていただきますね。
さて、外見的にも内面的にも、余念なく女磨きに努力されたYurikoさんを差し置いて、大した努力もしていないご友人たちが結婚ラッシュとのこと。
そりゃうらやましくもなりますよね。
やってらんないよ!という気分になってもおかしくないです。
>私は今後この黒い感情持ったまま、幸せになれるのでしょうか。
→なれます。
その程度で黒い感情とか思う必要ない(笑)。
大して黒くない(笑)。
よくぞ「黒い」感情を、正直に認めてご相談くださいました。
恋愛・結婚の正解のバロメーターって?
ラッシュが来て焦る気持ち、「何で私は?」と思う気持ち、痛いほどよくわかります。
わかりますとも(笑)。
だけど、何歳で、誰と結婚したら、正解なのでしょう?
それは、「人によって違う」としか、言いようがありません。
恋愛、結婚は、早食い競争とは違います。
1番早く結婚しても、飽きることもあるし、自由が少なくなることもあるし、もめることもあります。
結婚相手以上に素敵な人をみつけても、結婚することはできません。
お別れすることもあります。
もちろん、「この人と早く結婚してよかった」という結果になることもあります。
要は、何が正解かは人それぞれです。
もっと言えば、結婚するのが正解か?も人それぞれです。
そして、同じ人でも、そのときの状況や気分で、正解が移ろうこともあるでしょう。
今、Yurikoさんは、主に、
「時期の早さ」をバロメーターにして競い、お友達に負けたような気持ちになっておられるのだと思います。
しかし、恋愛・結婚の正解のバロメーターは、「時期の早さ」以外にももっといろいろあります。
「以外に」というか、「以上に」いろいろあるでしょう。
結婚は、そこからが長いのですから。
今はラッシュを目の当たりにして、時期を急ぐ気持ちになるのはわかりますが、
後になれば、その他のバロメーターの方が大いに大事だと気づく可能性大です。
なので、まずは、他のバロメーターにも目を向けてみてくださいね。
成功例は、たくさんあった方がいい。
お友達は、
>そのまま、自身を何も変えることなく彼氏ができ、結婚していきました。
とのことで、自分の女っぷりを磨いて努力してきたYurikoさんからすれば、腹立たしいことこの上なしだと思います。
きっとYurikoさんはすごくがんばって来られたのだと思います。
だってご相談文も、理路整然として無駄がなく、わかりやすい。
非常に努力家で基準の高い方だと感じました。
ということで、Yurikoさんは女磨きにも努力されてきたのに、
大して努力していないお友達の方が先に結婚された・・・
いいじゃないですか。
成功例は、多い方がいいんです。
Yurikoさんが努力してきたことは、Yurikoさんのまぎれもない魅力になっていると思います。
それはそれでいいんです。
その結果、Yurikoさん素敵だなと思う男性が近づいてきて、お付き合いもできた。
それは十分な成果です。
女磨きして努力して、成功するルートもいい。
一方で、お友達のみなさんのように、自身を何も変えることなく彼氏ができ、結婚するルートもあってもいいんです。
そして、Yurikoさんも、そのルートを採用してもいいんです。
Yurikoさんだって、「自身を何も変えることなく彼氏ができ、結婚してい」ってもいいんですよ。
いろんなパターンの成功例があるということは、Yurikoさんが選べるルートも増えるということなんです。
「そのままの自分では、結婚できない」という信念よさようなら。
で、ここですよね。
Yurikoさんは、
「そのルートでいけるなら、私だってそうしたい。だけど私にはムリなんだもん。」
と怒っておられるように感じました。
>頑張らなかったら、今頃誰ともお付き合いできていないままだったろうなと思います。
>彼女たちみたいに何にも変わらずに結婚にたどり着くなんて、私にはたぶん無理です。
>私は努力する、行動すること以外でパートナーシップを手に入れる方法を知りませんから…
>婚活自体も今までのやり方ではうまくいかなかったので、なにか変えなければと思い、根本先生のブログを読んで勉強してるのですが、
>具体的かつ合理的な行動を起こさないことに強い不安を感じてしまいます。
>このままの私では一生独身のままなのでは?とか…
と、
「そのままの自分では、結婚できない」
という信念を強く握っておられます。
そのきっかけは、
>思春期から容姿への強いコンプレックスがあり(遡れば幼少期からですが、はっきり自覚したのは中学生)・・・①
>また男の子に好意を拒絶された経験が何度かあったりして・・・②
というところかもしれません。
厳密には、
①の、容姿への強いコンプレックスを植えつけられた何らかの経験があり(幼少期の、親御さんなど身近な人のことばがけ等)、
それが根っこにあるので、「私は容姿がよくないから男の子に好意を拒絶される」という信念ができ、
②のように、そういう現実を引き起こしている、あるいはたまたま相性が合わなかっただけのことを、容姿に原因があると思いこんでしまった、
という順序かもしれない。
そんなこんなで、心理学的には、今起こっていることも、その信念の通りのことが起こっていると思われます。
だから、
>私は今後この黒い感情持ったまま、幸せになれるのでしょうか。
>こういうふうな酷いことを友達に対して思ってしまうような人間だから結婚できないのではないかという気がしてしまいます。
という不安でいっぱいになってしまっているのではないでしょうか。
詳しくお聞きしないとわかりませんが、そういう可能性があります。
ということで、その信念を手放すときが来たのです。
容姿の強いコンプレックスの発端が、何気ない他人のひとことだったなんてことはよくあります。
相手が、大した意味もなく言ったことが、スコーン!とはまってしまった、みたいなこと。
そしてその後の、男の子に好意を拒絶されたというできごとも、
その男の子が照れていただけかもしれないし、
Yurikoさんのアプローチがその男の子に合っていなかったのかもしれないし、
Yurikoさんのアプローチの仕方が下手だったのかもしれないし(最初からうまくできないのはよくあること)、
Yurikoさんは、その男の子の好きなタイプとは違ったのかもしれないし、
その男の子に他に好きな人がいたのかもしれないし、
その男の子と単に相性が合わなかったのかもしれない。
いずれにせよ、Yurikoさんの魅力とはまったく関係のないことです。
なのに、それをずーっと引きずって、今なお、
「そのままの私では異性に好かれない」
と信じ続けて生きるのは、
何気ないひとことでYurikoさんを傷つけた人や、
照れて応える度胸のなかった男、
アプローチの奥にあるYurikoさんの真の想いをくみ取れなかった男、
Yurikoさんの魅力が理解できない見る目のない男、
Yurikoさんを差し置いて他の女を好いていた男、
相性の合わない男、
そんな人たちを、頭の中にずーっと住まわせているということ。
そんな輩たちと
「ともに生きている」
ようなものです。
いらないいらない。
そんな人たちのこと一生引きずって、一緒に生きていく必要はないのです。
あの人たちは、私とは縁がなかったのね。
それだけのことです。
ということですので、
「そのままの自分では、結婚できない」
という信念は手放してしまえばいいです。
縁のなかった人たちを引きずっておぶってずっと生きていくなんて、そんなもったいないことしないでいいです。
恐怖恐怖!
努力ポイントを変えてみる。
あと、お友達なんですけどね、Yurikoさんが重視していたポイントとは違うポイントで、努力されていたという可能性は、あると思います。
自分の好きに正直でいるとか、
自分に本当に合う人を見極めるとか、
好きな人に素直でいるとか、
ダメなところも、恥を忍んで見せてみるとか。
不要な信念を手放した後は、そっち方面に努力ポイントを変えてみてもいいかもしれません。
Yurikoさんが女磨きを努力された分も、当然まぎれもなくYurikoさんの魅力になっています。
外見に気を配るとか、コミュニケーション能力があるとか、やっぱりわかりやすく魅力的です。
そこは十分がんばって来られたなら、今度は、上記のポイントからの努力もアリですよヨ。
「努力」というより、「脱力」って感じかもしれませんね。
不要な信念の手放しができたら、自然と脱力していくと思います。
そしたらきっと、Yurikoさんにぴったりのタイミングで、大好きと思える正解の出会いがありますよ。
ずっと応援しています(^▽^)
ありがとうございました!!!
▽ともに生きたくない信念の手放し、魅力の洗い出しにお使いください。
4月のカウンセリング募集中です!
▽お問い合わせ、ご意見ご感想はコチラ