何者も、自分の上に置かなくていい。
おにぎりサイズのおひなさまを飾っています。
‘それなりに’うまくいっている→を→‘おもいっきり’しあわせに
こんにちは、カウンセラーいなこです。
去年母が、「かわいいの見つけたから」と私の分も買ってきてくれたんです。
忘れていて、先週飾ったところです。
こんな風に、ちょっとセンスのいいものを見つけてくるのが、母は得意なんですね。
患者さんがスーパーの折り込みチラシを見て、
「この間節分の巻き寿司やったのに、もうひなまつりのちらし寿司。早いねえ。」
と話しているのを聞いて、今日がひなまつりと気づきました。
かならずや今日中に片づけなければ・・・!(←必死)
さて、昨日もさんざん母の悪口(笑)を書いたわけですが、こんなね、いいところもあるんですよ。
嫌だったこと、私の問題を中心に掘り返していたので、すごく悪い母親みたいになっていますけど(笑)。
母は、姑と合わなかったりする中で、子どもだけが唯一の絶対的な味方、と思っていたから、子どもが父の方へ行っちゃうのが不安だったのかもしれません。
私は両方同じように好きなのに。
それにしても、
「私は家庭に大きな問題はなかったのに、なぜ生きづらいんだ」
って言ってきたけど、
こうして少しずつ掘っていくと、やっぱりいろいろあったんですね。
大したことではないかもだけど、子どもの私の中では大きなことだったんです。
たぶんどの親も、
子どもを愛しているし、
できるだけのことをしてやりたいとは思っていると思うんです。
でも、そのしてやり方が、その子に合っていなかったり、
愛はあれど、心に余裕がなかったり、
そういうことで、すれ違いや誤解が生じて、少なからず子どもが傷つくということは、大いにあると思います。
あると思います、どころか、生きていれば、不可避かも。
程度の差こそあれ。
一般的にはすごくいいことで、よかれと思ってしても、裏目に出ることだってありますし、
Aちゃんにはマッチしても、Bちゃんにはマッチしないことだってありますからね。
教育評論家の尾木ママ、こと尾木直樹さんが、こんなことをおっしゃっていたんですね。
僕は子育てで後悔していることがあって。
娘に、「私が絵描きになりたいと言ったとき、『画家なんて食べていくのは難しいからやめておいた方がいい』と言って、お父さんは応援してくれなかった。」って、未だに言われるの。
一字一句同じではありませんが、こんな内容だったと思います。
私は、教育畑のことは詳しくないですが、尾木さんは、教育界で有名な方で、たくさんのお子さんや教育者を指導されてきて、研究もされて、ご経験も豊富だと思います。
日頃の発信からも、子どもの意思や個性を尊重するということは、何より大事にされているように、私は思います。
そんな教育のプロの尾木さんでさえ、ご自分の子育てでは、後悔していることがあるんですね。
だったら市井の一介の小市民のうちの親なんて(言い方)、
子育てをまちがいまくって当然だと思います。
子どもの意思を尊重している教育のスペシャリストだって、
自分の子どものこととなれば、うっかり子どもの意思はさておき、1番確実で安全な道を行かせたいと意見してしまうこともある。
1番身近な大切な存在だからこそ、
うまくいってほしい、
苦労させたくない、
最善の道を歩ませてやりたい、
と、いろいろ心揺さぶられるものなんだろうと思います。
尾木ママの心理分析をしているわけではないですよ?
そんなおこがましい(笑)。
尾木ママの心理は置いといたとして、
教育のプロでも、自分の子育てで後悔していることがあるというのだから、いわんや凡人をや。
です。
だから、凡人の親に育てられた私のような方(言い方)、
親に傷つけられたこともあったかもしれないけど、
仕方なかったんです。
親を許しましょう。
ってことが言いたいわけではなくて。
それもそうなんですけど、もう一歩踏みこんで。
もう、私たちは大人になりました。
親が世界のすべてだった、子どもの頃とは違います。
もう、親を自分の上に置かなくていい。
親どころか、何者も自分の上に置かなくていい。
ということです。
親であれ、親友であれ、パートナーであれ、上司であれ、その道のスペシャリストであれ、占い師であれ、カウンセラーであれ、
なんぴとも、自分の上に置かなくていいんです。
誰かがこう言ったから・・・と気にしなくていい。
傷つかなくてもいいし、
従わなくてもいいし、
縛られなくてもいい。
人の言うことを一切聞かない、というのとは違います。
人のアドバイスを取り入れるにしても、
自分で吟味して、
取り入れたいものだけ取り入れる。
最後は自分が選ぶ。
私が自由に選べる。
という意識を持つことです。
ということで私、おひなさまを今日中に片づけないといけないので、今日はもうこのへんで失礼しますねッ!(←必死)
▽自分の上に置かないけれど、ちょっとした参考にはなるかもしれないカウンセリング。
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