そうはなるまいと思っているのに、親と同じ轍を踏もうとする私たち
雷の日曜からもう1週間かあ。
早いなあ。
'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに
こんにちは、カウンセラーいなこです。
先週の雷のすごかった日曜は、史上最悪に寝付けず(たぶん2時間近く)、もうあきらめたーといったん電気をつけてテレビもつけました。
暗くしてベッドに入って1日を終わらせようとしていたけど、電気もテレビもつけると、「あーまだ世界は動いてる」という安心感を感じます。
で、そのつけたテレビでやっていたのが、「関ジャム」という音楽番組だったんですが、東京事変とKing Gnuが共演してじっくり語り合っていたんです。
すごい!
天才たちの集まり!
これをこのド深夜にやるなんて、もったいなすぎ!
正気なの!?
深夜1時を過ぎてこのメンツだったので、再放送かと思ったのですが、東京では11時からやってるみたいですね。
眠れなかったけど、すごいもの見られました。
さて以前に、私は父をよろこばせたくてがんばっていたという話 を書きました。
私は、さみしく貧しい子ども時代を過ごして、その環境からいろんなことをあきらめて、小さくまとまろうとしていたであろう父に、
もっと自由で、無限に可能性のある世界を見せてあげたいと思って、何にでもなれる、何でもできるということを、私を通して見せたかったんですね。
それなのに。
逆に、私が不自由になっていたんです。
父のよろこびそうな自分を目指すうちに、
「自由」とか「可能性」とかいうキーワードがいつしか、
「成功する」とか「立派になる」ということにすり替わっていたんです。
そんなこと、父にも誰にも頼まれていないのに。
そして今回、1度きりの人生、好きなことを思いっきりやってみようと転職して、カウンセラーを目指し始めたものの、
「そんな簡単にはいかない」
「そううまくいくはずない」
「甘い夢を見てしまった」
「私にはそんな力なんてないのに、挑戦なんてせず、安全なところにいた方がよかった」
と、元の道に引き返したくなっていました。
子ども時代、たくさんのことをあきらめたであろう父に、自由で無限の可能性のある世界を見せてあげるはずが、
いつのまにか、
「簡単にうまくいかないんだから、無駄な夢なんてみないでおこう」と、結局父と同じことをしようとしていたことに気づいたんです。
うわー、見事に私……
大好きな親を理解したくて、子どもが無意識に、親と同じことをしようとする、同じような人生を送ろうとする、というのは、心理学的にはあることらしいのですが、私のは、ちょっとそれとは違うかもしれないけれど、そうなのかもしれない。
どないやねん。
とにかく、それに気づいて、さらに身軽になれた気がしています。
父のさみしかった子ども時代の話は、私には、ほんとにインパクトがあったけど、
▽初期の頃に詳しく書きました。
「それはそれで、俺の人生やから。」 これでいい、これがいい。
父はそれでも自分の人生として、納得して受け入れているようだったんですよね。
もしもっとああだったら、、なんて考えないし、
私たち子どもにも、もちろん何か成果を上げればうれしそうだけど、基本的には、お前らが笑ってたらそれでいいと常々言っていたんです。
父は、かわいそうじゃない。
さみしいことも、あきらめたこともあったかもしれないけど、それでも自分の人生に後悔はしていない。
だから私は、親をよろこばせるとか考えなくても、私の人生を生ききったら、それだけで親はよろこんでくれる。
そういう親の愛を受け取ろうと思いました。
こんなに「父が父が」と書いていると、どんなにハートフルで立派なお父さんなんだろうと思われる方がいるかもしれませんが、離れて住んでるし、過去のことなので、かなり美化されています。
実際会うと、うっとうしいなー、めんどくさいなーと思うこともいっぱいあります(笑)。
一緒に暮らしているときは、マジでうざいなと思ってた気がします(笑)。
やっぱりお母さんの方がよくわかってくれてると思うことも多いし。
どううざいかはまた機会があれば書きますね。
誰が興味あるねん。
ほんとうに、親の影響ってすごい。
普通の人なのに(笑)、親っていうだけで、こんなに子どもに好かれるんですね。
たいていのことは、元を辿ると親に行き着いちゃうんじゃないかというくらい、つながっていることが多いです。
この年になっても(^^;;
考えてみれば、自分を生み出したのも育てたのも親なので、ある意味自分にとっては創造主ですもんね。
創造主から巣立つのに、28年もかかってしまいました。←ウソ
ただ、まぎれもなく自分はあの両親の子どもで、
なんだかんだ言いながらも私は両親が大好きで、
いいところも悪いところも、結局はあの人たちにそっくりなんだと思います。
それを認めた上で、私は私の人生を、思いっきり生きようと思いました。
そんなわけで今、カウンセラーへの道も、もう少し軽やかに、自分のペースで歩いていけそうな気がしています。
ここに来るまでに、たくさんの方から助けやヒントをいただきました。
もうそれは、カウンセリングなどでがっつりアプローチしていただいた方から、ご本人は気づいていないであろうような何気ないひとことを交わしただけの方まで。
すべての出会いが、と言ってもいいと思います。
もちろん、私にご相談くださる方も。
ご相談にお答えすることで、それは自分の問題であったと気づいて、自分が癒されているんです。
まだまだ道半ばで、また悩むこともたくさんあるとは思いますが。
いつも読んでくださってありがとうございます(^▽^)
すべてにありがとうございます。
あ、今日父の日だった。
メールでもしとこう。
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