'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに

「それなりに恵まれている方だと思うし、それなりにうまくやってきた。・・・あれ、’それなり’って何だろう?」悪くない人生のはずなのに、心から幸せと言いきれない、このままで終わりたくないと思ってしまう。そんなあなたに’おもいっきり’のしあわせを。 @カウンセラーいなこ

【ご相談】過去を後悔してばかりで戻りたいけど戻れない。これから後悔しない選択をするには?―自分に価値を見いだせれば、過去の後悔もなくなります―

【ご相談】過去を後悔してばかりで戻りたいけど戻れない。これから後悔しない選択をするには?―自分に価値を見いだせれば、過去の後悔もなくなります―

 

 

‘それなりに’うまくいっている→を→‘おもいっきり’しあわせに

こんにちは、カウンセラーいなこです。

 

本日は オンラインカウンセリング無料相談 | ココロノマルシェにいただいたご相談にお答えします。

▽元のご相談文はこちら

いつも後悔する結果になる | ココロノマルシェ

 

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どなたでも何度でも匿名でご相談いただけますので、お気軽にご利用ください(^▽^)

 

 

【ご相談】いつも後悔する結果になる

こんにちは。

カウンセラーの皆様の回答にいつも心が温かくなります。

ありがとうございます。

私は、いつも自分の選んだ道を後悔し、過去を振り返りながら生きています。

苦労して就職して、初めて勤めた会社も3ヶ月で辞めて後悔し、地元に帰ってきたことも後悔し、やっとここが居場所だ!と見つけた仕事もバイトだったため、お金のために違う仕事に転職したら、全然合わなくてバイトに戻りたい、と後悔し…

過去に戻りたくて仕方ないです。

でも、戻れません。何度もなんども悔やみました。

なぜ、いつも自分はこうなのか。選んだ道を後悔してばかりいます。

これからは後悔する選択をしたくないです。

自分が納得して、前に進みたいです。

何か、アドバイス頂けると嬉しいです。

よろしくお願い致します!

ドーナツさん

 

 

 

【いなこからの回答】

ドーナツさん、こんにちは。

 

後悔っていやですよね。

おっしゃる通り、過去には戻れない。

だから考えれば考えるほど、辛くなってしまいます。

 

ご相談文からは、それぞれの後悔がどういう点での後悔なのか、詳しいことはわかりませんが、どの選択も、後悔する結果になってしまったということなんですね。

 

ドーナツさんは、毎回、その選択をするとき、

「さあ今から間違ってやるぞー、間違った選択をしてやるぞー!」

と思いながらされてきたでしょうか。

 

きっと違うと思います。

 

そのとき考えられる中で、最善の方法、自分のベストを尽くして選んでこられたのではないかと思います。

 

もしも、引っかかるところもありながら選んだとしても、

誰かのことばに乗せられてしまったところがあったとしても、

自分の気持ちにどこか嘘をついていたとしても、

それでもその選択をしたということは、それらも含めて、その状況の中でのベストな選択をしたということです。

 

なぜなら、もっといい選択ができるなら、していたはずだから。

 

 

ということでドーナツさんは、常にベストな選択してきたし、今以上の未来はなかったということなんです。

 

今、「もっとああすればよかった」、「あっちを選んでおけばよかった」と思うのは、今の自分が考えていることです。

今の選択を経験した後の自分だから、考えられること。

あの時の瞬間の自分とは、別人です。

 

 

……と、常にベストな選択をしてきたということは、理屈としてはおわかりいただけたでしょうか。

 

 

で、

>これからは後悔する選択をしたくないです。

とのことなのですが、

 

気になるのは、

>なぜ、いつも自分はこうなのか。選んだ道を後悔してばかりいます。

というところです。

 

 

時には後になって後悔することは誰だってあると思うのですが、ドーナツさんは、いつも、選んだ道を後悔してばかりいるんですね。

 

「いつも」ということは、選んだ道がまちがっているというより、ドーナツさんが、自分の選択に価値を見いだせていないということかもしれません。

 

自分の選択に価値を見いだせないということは、ひいては、自分自身に価値を見いだせていないということです。

 

 

自分に価値を見いだせない、すなわち無価値感があると、無価値な自分のすることは、すべて無価値ということになってしまいます。

 

ちょっとここで、私の友人のA子の話を聞いてください。

 

A子は就職活動では苦戦しいたのですが、何とか内定をもらうことができました。

一安心して、ここでがんばるぞ!と働き始めたのですが、いざ働いてみると社風が合わず、心身ともに働き続けるのは大変でした。

そこで、せっかく苦労して入った会社なのに、と悩みましたが、このまま続けるのは難しいいと、1年経たないうちにその会社を辞めました。

その後A子は、地元に帰ってきました。

地元で始めた仕事は、自分に合っていて、職場もいい人が多く、ここなら働いていけそうと思ったのですが、契約社員であったため、将来のことや経済的なことを考えると、ずっとここにはいられない、動くなら少しでも若いうちがいいと考え、迷いましたが、その仕事を辞めることにしました。

そして、経済的に安定していそうな仕事を見つけ、就職することができたのですが、仕事内容や環境が合わず、以前の契約社員の職場が恋しくなってしまいました。

A子は、まじめで、いつもよく考えて行動する子です。

まじめゆえに、先々のことも考え、心配しやすいのですが、いつも一生懸命に生きてきました。

数度の転職だって、ずいぶんと勇気と気力体力のいることだったはずです。

しかしA子は、私は肝心なところでまちがってばかりいる、何も身についていない、がんばれない、軽率な人間だ、と自分を責めています。

 

ドーナツさんは、A子のことをどう思いますか?

どんな声をかけたいと思いますか?

 

私の友人のA子というのはウソで(おい)、これはドーナツさんのご相談文をちょっとアレンジして作ったお話です。

うすうす勘付いておられたかと思いますが、ウザい演出ごめんなさい(^^;

このお話を、ちょっとした無価値感チェックとして使っていただきたくて。

 

私がアレンジしているので、ドーナツさんとはまったく同じではないかもしれませんが、似たような状況の人を見て、この人はダメだと思ったでしょうか?

三者の話として見ると、そんなにまちがったと過去の選択を責めなくていいよと思うし、その人の一生懸命さや、その都度精一杯がんばってきたことが伝わってきたのではないでしょうか。

 

無価値感などと大げさなことを言わずとも、誰しも自分のこととなると、どうしても厳しくなってしまいますよね。

 

もしも自分として見たときと、まったく違うように感じたなら、その選択や行動自体より、その選択、行動、そして自分自身に、価値を見いだしにくいということの方が問題なのかもしれません。

 

 

話は変わりますが、私は先日、「大阪の日本画」展に行ってきました。

変わりすぎ〜

 

 

日本画には、髪の毛の1本1本も描く、繊細な描き方をするものがあります。

 

私も専門的なは知らないのですが、このもみあげのところとか、額の生え際のところとか。眉毛とか。

繊細だけど、1本1本描かれているので、存在感があります。

北野恒富さんという日本画家の「宝恵籠」という作品だそうです。

 

 

私の描く絵は、できるだけ線を少なく、シンプルに表現することを目指しているのですが、こういう日本画の表現は、こちらはこちらで、この生え際とかもみあげの表現が、すごく艶っぽく、色っぽくて素敵だなあと感じます。

 

でもともすれば、こういう生え際のうぶ毛やもみあげって、「毛深くて嫌」、「野暮ったい」ともとれますよね。

 

でもこれを描いた人は、その部分に、「艶っぽい」とか「色っぽい」といったように、魅力や価値を感じたから、こういう表現になったのだとと思います。

この感じが艶っぽい、色っぽい、美しい、と感じ、その感動を表現したい!と思って書いたのだと思うんですね。

そこに価値を見いだせていなければ、この表現は生まれていなかったと思います。

 

そしてその表現を通してその感動が、それを鑑賞する人にも伝わる。

 

同じものでも、どこにどんな価値を見いだすかによって、その表現方法は変わってきます。

それを受けた周りの人の印象も。

逆に、その対象に価値を見いだす目がなければ、どんなものにも価値は生じないんです。

 

 

ドーナツさんも、自分のしてきたことの、どこにどんな価値を見いだすかは自由なんです。

いかようにも価値を見いだすことができます。

価値を見いだすことができれば、その価値を表現することができます。

 

どんなことにも、どんな風にも、価値は創造していけるんですよ。

自分を自由に表現することができるんです。

 

 

後悔したことから学ぶことがあったという価値を見出すこともできるし、どんなことであっても経験したということ自体が価値であると気づけたら、その後悔さえもなくなるかもしれません。

 

ぜひ、これまでの経験に、そして自分自身に、価値を見いだしてみてください。

自分を自由に表現し、自分を楽しんでください。

価値を見いだす心眼を磨いてくださいね。

 

 

ずっと応援しています(^▽^)

ご相談ありがとうございました!!!

 

▽こちらもぜひ!参考記事

「ノートルダムの鐘」をちょこっと心理学的に考察①ー怖れに基づいたエゴの声とはー

「ノートルダムの鐘」をちょこっと心理学的に考察②ーエゴの対極にあるものー 

 

 

中之島美術館の開館1周年記念特別展だったようです。
後で気づいた。

特別展だけあって、作品数がたくさんで見ごたえ十分でした!
出たら2時間経っていました。
自分の好きなもの、描きたいものもクリアになり、創作意欲が刺激されました。

 

 

肌寒さとはうらはらに、桜がけっこう咲いていましたね。

 

 

っていうかすでに葉桜気味??

 

 

大阪にゆかりのある日本画家の作品ということで、大阪人の私には、身近な題材も多くおもしろかったです。
ご興味ある方は、4月2日までなのでお急ぎを(^^)




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