'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに

「それなりに恵まれている方だと思うし、それなりにうまくやってきた。・・・あれ、’それなり’って何だろう?」悪くない人生のはずなのに、心から幸せと言いきれない、このままで終わりたくないと思ってしまう。そんなあなたに’おもいっきり’のしあわせを。 @カウンセラーいなこ

失敗の人生。失敗の育てられ方。自分の人生を振り返るのがしんどいときに思い出すべき大事なこと。

失敗の人生。失敗の育てられ方。自分の人生を振り返るのがしんどいときに思い出すべき大事なこと。

 

 

シークヮーサーをいただきました。

いい香り。

'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに

こんにちは、カウンセラーいなこです。

 

シークヮーサーのために澪を買い、そこに絞って飲んでみました。

 

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うーん、うまい!

 

澪が甘めなので、シークヮーサーの苦味と酸味がちょっと加わって、ちょうどいい感じ。

 

柑橘類ってすばらしい。

そのまま食べてもおいしいし、ちょっと果汁を絞れば、お肉も魚も飲み物も味わい深くなる。

なんて尊い植物なんだ……!

 

とはいえ先週末くらいまでに飲んどいたらもっとよかったですね。

先週だったらもっと、プハーっと楽しめた気がする。

さすがに今日は寒くて、冷え冷えのスパークリングより、ホットワインか梅酒お湯割の方が恋しい(笑)。

気温でガラッと欲しいものがって変わっちゃうんですね。

 

 

さて、最近お答えしたお悩み相談でも、

「厳しかったり、頼りにくいご両親のもとで育ったから、

子どもの頃から安心できた経験が少なかったのではないですか?」

といったことを書きました。

 

程度の差こそあれ、

がんばりやさんの生い立ちとしては、

よくあることなのですが、

 

ご本人には、

そんなに小さな頃から自分が安心できずに、

1人でがんばってきた

という自覚がないことも多いです。

 

我慢してがんばるのは当たり前。

むしろまだまだがんばりが足りていないと思っていたりする。

 

 

だからこそ、

「あなたは、甘えるのが当然の年頃から、

がんばりすぎなくらい、1人でよくがんばってこられたんですよ」

ということに、まず気づいていただきたくて、

 

「厳しかったり、頼りにくい親御さんのもとで育ったから、

子どもの頃から安心できた経験が少なかったのではないですか?」

とお聞きしたりするのですが。

 

 

だけど、そう言われると、

「そっか、私すごくがんばってきたんだ」

と、気づいて、自分を労わりたい気持ちになる一方で、

 

「私の親は、まちがった人たちだったのか?」とか、

「私はまちがった育てられ方をしたのか?」と、

残念な気持ちになったり、

悲しくなったり、

劣等感を感じたりする人もいるかもしれません。

 

 

その理由の1つは、親を悪く思いたくないという気持ちから。

 

たしかに、ダメなところもある親だったけど、

かわいがってもらったこともあるし、

親が苦労しているところも見てきた。

不器用だけど、決して悪い人たちではない、誤解されてはかわいそう。

という気持ち。

 

カウンセリングを受けて、家庭環境を話したら、

「その環境では、なかなか甘えられなかったのではないですか?」

なんてカウンセラーに言われて、

ちょっと反発が出てきたりして。

 

「うちの親は、たしかに至らないところもあるけど、そんなに悪い人ではないんです」

と擁護したくなったり。

 

自分が身内の悪口を言う分にはいいけれど、

他人に言われると腹が立つというのもありますしね(笑)。

もちろん、カウンセラーも悪口のつもりはなく冒頭に書いた意図で言っているのですが、悪く言われたように聞こえてしまうこともあるかもしれません。

 

 

ずっとその親のそばにいたんだから、

「被害」も受けているけれど、

同じくらい「恩恵」も受けている。

 

悪いところと同じくらい、いいところも知っているのだから、そう思うのは当然だと思います。

 

 

もう1つの理由は、親の育て方がまちがっていたなら、自分の人生は、まちがった人生ということになるから。

自分の人生が、失敗認定されてしまうような気がするから。

 

「いったいこんな年まで私は何をやってきたんだ?」

「でもどうしようもなかったもん!

好きでこんな苦労してるんじゃない!」

「そもそもなんで私だけこんな苦労してるんだ?

不公平じゃないか!」

と憤りを感じたり。

 

「立派な」ご両親に育てられた人にはけっして追いつけないような、劣等感を感じてしまったりします。

 

 

 

生きづらさを感じて、

自分と向き合おうと人生を振り返り始めた初期に、

こういった思いを抱くことってあるんじゃないかと思います。

 

そんな思いが渦巻いてきて、

取り返しのつかないことをしてきてしまった気がして、

自分の人生を振り返るのが、

しんどくなってしまう。

 

 

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ですが、ここですごく大事なのは、

「小さな自分が、

甘えたくてしかたない気持ちを無理やり抑えてまで、

なぜそこまで我慢したのか?」

という視点なんです。

 

 

 

ーそれは、やっぱり親が好きだったからですよね。

 

親を愛していたし、

愛されたかったし、

助けたかったし、

守りたかったし、

笑ってほしかった。

 

そのために、がんばってきたはずなんです。

小さな体と心で。

 

 

自分の人生を振り返るとき、

自分と向き合うとき、

しんどくなったら、

このことを、必ず思い出してほしいんです。

 

しんどいこともあったし、

後悔もあるかもしれないけれど、

そこには、

誰かのために、

自分を抑えこむほどの

あなたの愛がたしかにあったということを。

 

 

私自身が、この1年ちょっと、自分と向き合ってきた中で、

自分の人生を振り返れば振り返るほど、

「あー、私の人生は失敗の人生。

いったい私は28年間もの間(ウソ)何やってきたんやろう。」

とやさぐれた気持ちになるときがありました。

 

人生不公平だよなーとも。

 

よく拗ねてましたね(笑)。

 

 

「それは愛ゆえにだよ」と言ってくれる人がいても、

上から目線の同情はいらねーよ、とすんなりとは受け入れられませんでしたが(ひどい笑)、

ちょっとずつちょっとずつ知らないうちに拗ねることが減ってきた感じです。

その間カウンセリング受けたりとかして、確実にそれは効いているのですが、いきなり雷に打たれたように1つのできごとだけで劇的に変わったと自覚したというよりは、いろんなことの積み重ねで、上がったり下がったりしながら、「そういえば、最近拗ねにくいな……」ってふとしたときに変化に気付く感じです、私の場合。

 

 

 

愛ゆえに、なんだよな。

私には、そこまでの愛があったんだよな。

だから、これまでも、これからも、

私の人生まちがいなんかじゃないし、

失敗でもない。

 

 

この視点を持ちながら、

自分と向き合うのがめちゃくちゃ大事です。

 

生きやすくなりたくて、自分を振り返ってるのに、

さらに自分を責める材料にしてどうするよって話なんです。

それでもやってしまうのが私なんだが。

 

 

ということで、ご相談にお答えしてから、

「あ、たしかに甘えて当然の年頃に甘えられなかったのでは?と言ったけど、だからって育ち方がまちがっていたという意味ではないですよということを、もっと強調してお伝えしたらよかった」

と反省したりしてます(^^;;

 

私は、失敗の人生って思ったことほんと何回もあるけど(笑)、私を含め、失敗の人生なんてないんです。

 

 

10月のカウンセリング。今週末で10月分はおしまいです。

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