人生のどん底七つ道具④この自分で生きていく覚悟
人生のどん底七つ道具④
この自分で生きていく覚悟
’それなりに’うまくいっている→を→’おもいっきり’しあわせに
こんにちは、カウンセラーいなこです。
本日は、どん底七つ道具④
「この自分で生きていく覚悟」
です。
人生のどん底七つ道具とは?/人生のどん底七つ道具①過去は変えられない
私は今、人生のどん底から抜けた感があるのですが、だからって、何も怖いものがないわけではないんです。
すべてがバラ色でうまくいっているわけでもない。
先の不安だって、考えたらいくらでも出てきます。
それでも、「ちょっと抜けたかも」と思えるようになったのは、
「この自分で生きていく」
と覚悟できたからなんです。
どんなことになっても、この自分で生き抜いてやるぜという覚悟です。
不安で不安でしかたないときって、「この自分で生きていく」という覚悟ができていないことが多いです。
「この自分で生きていく」という覚悟がないと、「この自分で生きていけるだろうか?」というスタンスになります。
疑問形です。
そうすると、自分の未来は状況次第という不安定なものになってしまいます。
「この先どうなってしまうんだろう」と、先への不安に翻弄されてしまいます。
自分というものが、ただ周りの状況や運命的なものに流されるだけの、心もとない存在のように感じられます。
そして、この自分で生きていく覚悟ができてないので、
もっとお金があればなあとか、
もっとずば抜けた才能があればとか、
もっといいところに勤めていればとか、
もっと若ければとか、
とびきりの美人だったらとか、
実家が資産家だったらとか、
余裕で養ってくれるハイスぺ旦那がいればとか、
「もっといい自分だったら・・・」
という思いに取りつかれてしまいます。
「もっといい自分だったら・・・」という思いに取りつかれていると、そこから動けなくなります。
「もっとこうだったらな」というのは、キリがありません。
誰しも完璧ではないから、時にはそんなふうに思うこともあります。
でも、ないものを嘆いているだけでは、本当に動けないんですよね。
「それがあったらできるのに」でとどまってしまうから。
だから、「この自分で生きていけるだろうか?」ではなく、「生きていく」と決めてしまうんです。
どのみち、この自分でしか生きていけないのだから。
「どんなことになっても、この自分で生き抜いてやる」と覚悟できれば、不安に奪われていた舵は、自分の手に戻ってきます。
もしも、
働けなくなっても
貯金が底をついても
一生独り身でも
人から笑われても
どんなことになっても、この自分で生き抜いてやる。
そう決めてしまえば、受け身で翻弄されるだけの不安定な状態から、主導権を取り戻せます。
万が一、怖れている状況が本当にやってきたとしても、その時の自分が何とかします。
だって、何があっても絶対、この自分で生き抜けばいいだけのことだから。
私もさんざん、「もっといい自分だったら・・・」にとどまって、不安に翻弄されていました。
そして、私はなんて不運なんだ、なんてしょうもないんだ、私には何もない……と、自分を責めて嘆いていました。
そして、♪わずかばかりの〜運の悪さを〜うらーんだりして〜と美空ひばりの「愛燦燦」を泣きながら歌って、「わずかどころちゃうけどな」と思っていました。
大丈夫?
でもそれをさんざんやってやってやりつくした果てに、ふと、
「この先どんなことになっても、この自分で生き抜いてやる」
と思えたんです。
そうすると、スーッと胸がすいて不安が和らいだのと同時に、力が湧いてくるのを感じました。
主導権を取り戻したからでしょうね。
「この自分で生き抜くと覚悟する」と聞くと、1人きりでストイックに生きていくような厳しいイメージを持つかもしれません。
逆なんです。
この自分で生きていくと覚悟するということは、時に人に頼るということでもあるんです。
この自分で生きていく覚悟がないと、できないことに遭遇したとき、「これができる自分だったらなあ……」で嘆くにとどまってしまいます。
でも、この自分で生きていくという覚悟ができたら、できないことに遭遇したとき、
「これができない自分が生き抜くにはどうしたらいいか?」
というスタンスに変わります。
「では、これができない自分が生きていくために、人にお願いしてみようか」という風に切り替えられます。
これは、自己受容でもあり、自己肯定でもあります。
実体のない完璧を求め、「もっといい自分だったら……」と今の自分を否定して嘆くのではなく、今のありのままの自分を受け入れる。
この自分を肯定する。
それができて初めて、
「じゃあこの自分でどう生きていこう?
どうやって幸せになろう?」
と、地に足を着けて踏み出すことができます。
「覚悟をする」と聞くと、うわーしんど。と感じるかもしれません。
弱っているときは特にそうですよね。
重く突き詰められるようで、弱っているときにはしんどいですよね。
いえいえ、もっとライトに考えてください。
今、冷蔵庫にあるもので、おいしくお腹を満たすには?
みたいな感じです。
この自分で生きていくと覚悟することは、今のあなたの手持ちの材料を最大限に生かして、料理するようなもの。
もっとふんだんに高級食材があれば……と嘆いていてもお腹は満たされません。
それよりも今、冷蔵庫にあるものを使って、おいしいものをちゃちゃっと作る。
それってめちゃくちゃかっこよくないですか?
それこそ真の料理人でしょう。
自分という食材を最大限に生かして料理する。
さてどうやっておいしくしてやろうと、あれこれ楽しみながら、工夫してみてください。
そんなふうに思えば、いくぶん気楽で、おもしろく思えてきます。
自分こそが、自分という食材を最大限に生かすことのできる、最高の料理人です。
自分の最高の料理人になれれば、自分が自分として、最高に幸せになれるんです。
人生のどん底七つ道具④
「この自分で生きていく覚悟」
どんなことになっても、この自分で生き抜いてやる。
そう決めることで、不安に乗っ取られていた舵を取り戻すことができます。
その覚悟は重くしんどいものではなく、あなたに力を取り戻させ、自由にしてくれるものです。
七つ道具もまた見に来てくださいね〜!
誰も悪くない。
誰も悪くないし、わかりやすくていいんだけど、こんなにでかでかと「おわり」って言われると、ほんのちょっぴりイラッとしてしまう狭量な私です。
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▽いなこの雰囲気はこんな感じです。
「やわらかい関西弁が聞き心地よい」とのありがたいお声をいただいています(‘∀‘)
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