自分のがんばりすぎに気づいて、がんばるのを辞めた後に起こりがちなこと。
新調したフライパンで昨日はもやしとニラと豚肉を、今日は新調フライパンJrでつくねを焼きました。
'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに こんにちは、カウンセラーいなこです。
もうフライパンの上で、食材が滑る滑る。 そして焦げつかないので、洗い物がラク〜。
焦付きクソ野郎な日々が嘘みたい。
フライパンの替え時がよくわかりました。
さて昨日は、 もう無理!限界!って思ったときには、とっくに限界超えてます。っていうお話を、私の思い出話とともに書きました。
自分は身を削ってがんばりすぎていたと気づき、がんばるのを辞めた、あるいはがんばれなくなった。
そこまではいいけれど、
その後、
がんばっていた頃の余韻と残り香たっぷりで、
がんばるのを辞めた自分がダメ人間に思えたり、
がんばることを、極端に悪者扱いするようになってしまったということはないですか?
今日は、私ががんばらなくなったその後のことと、
「がんばる→ほどほど」に切り替えた後の気持ちの折り合いのつけ方について、
今日は書きたいと思います。
カウンセリングで、そんなようなお話になったので、これを書きたかったんですよね。
今日も昨日の続きで自分語りをベースに書かせていただきますので、良ければ昨日の記事もお目通しくださいませ。
上司の留守の間、私が部下を守る!という使命感のもと、
何とか3名欠員のまま1年間を乗り切り、
上司も産休育休から帰ってきてくれて、
新人さんもたくさん入ってきてくれて、
業務的にもずいぶん楽になりました。
それで、ニキビのことにも気が回るようになって、皮膚科に行ってみようと思ったのです。
人員を増員したことで、
それまでは、毎日早くて2時間残業が当たり前だったのですが、
最長は、1人職場で0時を迎えたこともありました(笑)。
5時チン(←どこでも言いますか?(笑)終業時間の5時ちょうどにタイムカードを押して帰れることです。)できる日が増えました。
今まで平日に、仕事以外のことができるなんて夢また夢だったのですが、
早く帰れるようになったので、仕事以外のこともしたいなと思ったときに、
絵の学校をたまたま見つけ、入りました。
おりしも世間では、
「がんばらない」
「したいことをしよう」
「言いたいことを言おう」
「好きを仕事に」
とかいうフレーズがもてはやされ始めた頃です。
そこからですよね、私の人生が狂い始めたのは。
おい。
前年度の欠員騒ぎや、
絵を習い始めたこと、
世間の「がんばらない」、「好きを仕事に」ブームなど、
いろんなことが重なって、
「この仕事が、そんなにしたいことなのかな?」
と疑問が生まれ始めたんです。
絵を習い始めたのは大きかったですね。
学校のパンフレットの、校長先生の絵に一目惚れして迷わず入ったのですが、
入って1、2年は、早く先生たちみたいに描けるようになりたくて、楽しくて、仕事から帰っては描いていました。
それを学校に持っていって、授業が終わったら先生に見てもらって。
そんな中で、先生たちを見ているうちに、
「好きなことを仕事にするって、いいな」
と思い始めたんです。
医療の仕事も、好きだったんですけどね。
好きだと思ってました。
今も、普通寄りの好きだと思います(笑)。
でも、「できるようになっていくこと」が好きなのであって、
医療の仕事そのものは、たとえば絵を描くとかほど、その行為自体へのワクワクは薄いのかも、と思い出したんです。
何でもかんでもワクワクで埋めなくても、その程度の好きで十分やんって思う気持ちも今はあります。
そして、治療的行為そのものより、
患者さんや家族さんとのやりとり、後輩指導など、
人のメンタル面のサポートの部分の方が好きだなという気持ちもありました。
ここをメインにしたいという思いがあり、カウンセラーに挑戦しています。
また、絵という、仕事以外にしたいことができたことで、
仕事に費やす時間を最小限にしたい
と思うようになっていきました。
業務時間外に、
仕事の勉強会とか研修に行く時間も惜しいし、
仕事持ち帰るなんてもってのほか!
また、一度、残業のない日々を経験すると、
もう終業時間を過ぎて仕事をする気力がなくなっちゃったんですね。
そして、他部署とのめんどくさいいざこざの仲介も、
何であんなヤカラ言ってくる人間(ひどい言いようすんません笑。一部の人だけです。)に、下手に出て調整しなあかんねん。あほくさ。めんどくさ。
っていう気持ちが出てきてたんです。
いやいや、それが役職者の仕事だよ。
で、おもくそ(笑)がんばってた前年度までから、
真逆に振ったんですよね。
「がんばるのはいけないこと」
「がんばってはいけない」
この真逆への極端な振り方は、
これまでがんばりすぎていて、がんばらなくていいと言われた人に、よくあることじゃないでしょうか。
結局、根が高みを目指しがちなタチなので(笑)、
今度は「がんばらない」を極めようとしちゃうんですよね。
がんばる対象を、仕事から「がんばらないこと」に替えただけ(笑)。
そして、
「がんばっている人は全員、自分に自信がないから、がんばりで埋めようとしているんだ」
という目で見るようになりました。
余計すぎるお世話と大いなる理解不足。
とまあ、仕事にかける時間と労力を、日に日に縮小していった私ですが、
そのことに対してすんなり、
「これでいいのだ」
と思えたかというと、そうではありませんでした。
やっぱり、仕事をバリバリしていた頃の自分が、1番輝いていたのではないか。
こんなに手を抜くようになって、「いなこは落ちたな」と思われているんじゃないか。
いくら心理の世界は「がんばらないブーム」でも、やっぱり会社組織ではそれは理解されない。許されない。
ましてや管理職でこの状態は、許されるわけがない。
「がんばりすぎ」だった人が、
「がんばらない」というやり方を知ってそっちへ一気に行こうとすると、
こういう葛藤に悩むことも多いのではないでしょうか。
で、どうやって折り合いをつけたかというと。
うーん、これは、なかなか折り合いがつけられなかったです。
最近まで、完全にこれでよし、とは思えていなかったし。
それなのに書き始めちゃいました(笑)。
とりあえず、今の時点での私の理解、私の経験から言えることは、
①がんばること自体が悪ではない。
がんばる動機が大事。
自分はダメだから、人にバカにされるから、といった、
「不足を埋めるためのがんばり」
だけでは、いつか疲弊して頭打ちになる。
ワクワクすることへのがんばりは、無限にパワーが湧いてくるし、頭打ちにならない。
がんばっているという感覚も薄く、したくてしてしまう、という感覚。
そういう時間と感覚を、人生の中心に置きたくて、過去の栄光を捨てて転職し(笑)、イラスト絡めつつカウンセラーをやろうとしています。
「不足を埋めるためのがんばり」は、「ワクワクのためのがんばり」を超えることはできない。
②犠牲のつもりはなくても、自分の心身を壊すほどのがんばり方は、やっぱり犠牲。
どんな種類のがんばりも、自分の心身の健やかさがあってこそ。
「持病等を失くさないと健やかとは言えない」ということじゃなく、自分なりの小康状態を保つという意味。
③がんばって、すごくならなくても、完璧にならなくても、気が抜けていてもついてきてくれる人はいる。
上の立場になるほど、いい意味で素の「バカ」でいると、下の人は安心して心を開いてくれたりもする。
たとえすごい成果を上げている人でも、ガツガツがんばる人といるのはしんどい、というタイプの人もいる。
でもそういう人がかっこいいという人もいる。要は好きずき(笑)。万人から好かれなくてよろし。
④がんばっていなくても、自分が思うほど、ダメのレッテルは貼られていなかったりする。
⑤自分の身を削るほどのがんばりをしなくとも、自分が心からいきいきしていれば、自然と本来の魅力が出てきて、やっぱり人が寄ってきてくれたりする。
うーん、やっぱりこれといって真新しい情報をお伝えできないな(笑)。
私が経験した細かいエピソードもいろいろとあるのですが、
一気に書くとまた長くなるので割愛して、要は、
がんばりすぎて、もう無理!ってなった方が、がんばるのを辞めると、
以前のがんばりすぎていた頃の自分がまぶしかったり、
あの頃の自分が正解だったのでは?という気がしたり、
今の自分はダメ人間になってしまったような気がしたりするかもしれませんが、
それは過渡期みたいなものだと思います。
ちょうどいい自分に落ち着くために、必然の過渡期。
動きたくなるまで休んで、
できること小さなことから少しずつ、好きなことを選択していくと、
自分はそもそもどんなことが好きか、
自分に合うがんばりの塩梅はどんなものなのか、
どこでどうがんばりたいのかが、
つかめてくると思います。
いったんダメ人間になったっていいです。
それでもほんとはなってないんだけど。
「がんばる」のバランスを取る練習期間だと思ってください。
たぶん誰も、あなた以外の人は、あなたのことを、怠け者とかダメ人間とか思っていないと思います(笑)。
もし思っている人がいたとしても、だから何?の世界です(笑)。
次回はこの、
「たぶん誰も、あなた以外の人は、あなたのことを、怠け者とかダメ人間とか思っていないと思います(笑)。」
の部分を、ちょっと話題を変えて書いてみたいと思います。
▽楽しくないことはやれなくなってきたけれど、好きなことは寝食忘れてやってしまうカウンセラーがお待ちしてます。
3月のカウンセリングは、おかげさまで満席となりました。
ありがとうございます!
4月分の募集は、3月下旬に予定しております。
よろしくお願いいたします(^▽^)
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