何であの人はああなんだろう。何で私の人生はこうなってしまうんだろう。
'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに
こんにちは、カウンセラーいなこです。
1年前、「お金がない」という何ともしみったれた記事を書きました。
はずかしー。笑
「お金がない」とか言っちゃうことがもうほんとにね、心理学的にも引き寄せ的にもよくないですよね(^^;;
でも言っちゃうけど。笑
転職し、医療費のこととかいろいろあって、働き出して初めて、お金の不足感をすごく感じた1年でした。
1年前よりはずいぶんましになったけど、まだ完全にはその思いは癒やされてないなあ。
先日、YouTubeを流しながらごはんを作っていたら、師匠のお師匠さまである、神戸メンタルサービスの平順司さんの動画が流れてきました。
子どもは、「私のお父さん/お母さんはどうしてああなんだろう」と思うと、自分の人生をかけて親の追体験をすることがあるというお話でした。
そこまでして親のことを理解したいという愛ゆえに。
もちろん無意識のうちに、ですが。
そういうことがあるとは、心理学の理屈としては知っていたけれど、ん?と思ったんですね。
もしかして私、お母さんの追体験をしてる……?
私の母はよく、「お金ない」と言っていたんですね。笑
その理由は、父が何回か転職したことと、それでも母子家庭で育ち、子ども時代寂しい思いをした父は、自分の子どもにはそんな思いをさせたくないという希望で、母はパートさえしていなかったんです。
父は高級取りでもないけど、一馬力で4人家族の家計を支えていたということですね。
それで経済的に、余裕はなかったんでしょうね。
稼いでくるのは父ですが、家計をやりくりしていたのは母だったので、「お金ない具合」をひしひし感じるのは母だったのだと思います。
母は基本的には明るくおっとりして大らかな人ですが、お金の話になると、不安そうだったり、「このくらいしか出せないけど……」と申し訳なさそうな顔をしたりしていました。
そして、1円でも安く買うべく、スーパーを自転車ではしごしたりして、切り詰めている様子でした。
まあ父も、半分本気で、半分は大阪人のリップサービスで、お金ないと言っていましたね。笑
そんなわけで私は、「うちにはお金がない」という認識で育ちました。
ですがよくよく振り返ると、借金取りに追われるでもなく(家のローンはあったけど)、ひもじい思いをしたわけでもなく、習い事も姉妹ともに複数していたし、車もあったし、年1回程度だけど家族旅行にも行っていました。
そして母は、お金がないと言うものの、すべてが安ければ何でもいいという人ではなく、おしゃれをすることが好きだったので、お出かけするときには特にきれいにしていたし、インテリアや食器も好きだったので、本当にいいと思うものにはお金をかけていました。
たしかに余裕はなかったのかもしれないけれど、「ある」と見ようとすれば、ある部分も大いにあったのだと思います。←ややこしや
心のことを学ぶようになって、そう振り返ると、子どもだった私が実際に「お金がない」と実感して苦痛だったことはなく、それよりも、母がお金の話で不安そうな顔をするのが苦痛だったんだと気付きました。
別にお金がないことで子どもの私は困っていなかったのだから、母さえお金の話でも明るくいてくれたら。
経済的に余裕はなくても、母が、「お金ないわ〜、はっはっは!」って笑い飛ばせるような人だったら。
もっと私は閉塞感なく、のびのび育てたんじゃないかと思いました。
母のことは基本的には好きで、いっぱい愛してきてもらったと感謝していますが、そういう点ではうちの母は、ちょっと残念な人だなと思っていました。
そんな数円数十円の違いを気にしてスーパめぐるなんて。
お金で時間や労力を買うということを知らないんだな。
そういうところが貧乏マインドなんだよ。
と思ったり。
ああはなりたくないと、自分で働きだしてから私は、値段を気にせず、ランクが複数あるならどうせならいいものを、とお金を使ってきた気がします。
だけどこの1年、私自身がお金の不安を感じるようになって、気づいたらあの頃の母と似たり寄ったりになっています。笑
少しでも安いものを買う。(こだわりのないものは)
スーパーでも、以前は、値段に関わらず「今日はこのレシピだからこの食材!」と決めて買っていたし、値段を気にせず買っていたから、自分で買い物しているのにそれぞれの野菜の相場を覚えていないくらいだったのに、今は、相場をしっかり把握し(笑)、買いに行ったときに安く売られている野菜を買って、そこからレシピを考える。
なるべくポイントのつく店で買う。
現物でも現金でもポイントでも、もらえるものはちょっとでももらう。笑
お金の話になると、不安が隠せない。。。
あの頃の母に生き写し。笑
それでも、ちゃんと暮らしていけてるし、借金するでもないし、車も家賃も維持できてるし、外食したり、たまには旅行行ったり服買ったりもできてるし、オペラ座も何回も観られてるわけだし(笑)、もちろんもっと余裕はほしいけれど、ほんとにないわけでもないのかもしれない。。
だけど、いざ不安になると、なかなか笑えないもんやねえ。
ねえ?
お母さん。
お金がないとか不安な顔せず、笑い飛ばしてほしかったと思っていましたが、当時の母は、こんな気持ちだったんだなあ、不安を笑い飛ばすって、わかっててもなかなか難しいものだなあと、母がどんな思いでやりくりしてくれていたかがわかる気がしました。
母がそうやってやりくりしてくれていたから、私は実際には困窮することもなかったのでしょうし。
もちろん、マインドを根本的に変えれば、もっとお金の流れがよくなるのだろうけど、誰も完璧ではないし、母は母なりに、精一杯やってくれていたんだなあと感じたんですね。
平さんの動画を見て、私は今、母の追体験をしているのかもしれないと思ったことで、
母の「そういう点ではちょっと残念な人だなあ」と思っていた部分を、スーッと許せた気がしました。
ほんとにこれが追体験かどうかはわからないし、他の見方もできるし、母がそんな感じだったから、その影響で今私がお金の不安を抱きやすいというのはもちろんあると思いますが、どちらにしても私自身が、「母を理解できた」、「母を許せた」ということが大事なんです。
誰かの許せていないところを許すのが、自分の許しに、ひいては幸せにつながるから。
そして、その続編の動画では、親の追体験をしていると気付いた後は、親ができなかったことを自分がするといいとのことでした。
なぜなら、後から生まれた方が進化しているはずだから。
だって教科書に載ってる原始人の進化の図だってそうでしょ?
だんだん猿から人間に進化してるでしょ?
と平さん。
本当におもしろい方です。笑
お母さんができなかったこと……
私、笑えばいいの?
不安を感じても、笑い飛ばせばいいの?
そして、あるものを見るのが下手くそだった母。
それは、まんま私のものの見方の癖でもあります。
だから私は、「ある」を見て、笑えばいいんやね。
そういえばそれは、これまでも複数のカウンセラーさんに言われてきたことかもしれない。
あるものを書き出すワーク、続けます! ←あんまり続いてなかった。笑
もしもあなたも、「何で私の人生はこうなってしまうんだろう?」と思うことがあれば、「ああはなりたくない」と思いつつも大切な存在である誰かの追体験を、無意識にしているのかもしれません。
車ではオペラ座の怪人ご一行さまのお歌を聞いて、家ではテイラースウィフトの「We Are Never Ever Getting Back Together」にはまっています。今さら感。笑
女の子の方は今度こそすっかり冷めて軽やかにバイバ〜イって去ってしまいそうな感じもするし、なんだかんだでこの2人はまた元サヤに戻ってしまいそうな感じもする。
なんとも茶目っ気ある歌ですね。
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