母がお金のことばかり言う人でした ーそこに愛は・・・あるんですー
「私の親はお金がない」 にご感想をいただきました。
‘それなりに’うまくいっている→を→‘おもいっきり’しあわせに
こんにちは、カウンセラーいなこです。
ありがとうございます(キラキラ)。
とってもわかりますよ(;;)
うちの母も、1円でも安いスーパーに自転車を走らせる人でした。
また、たとえば父が、「今度車検で〇万はいると思といてや」と言うと、母の顔が曇り、はっきり返事をしない、みたいなこともよくありました。
そういう時の母の曇り顔を見るのが嫌でしたね。
普段は基本的に明るくて大らかな人だったので、よけいにコントラストがきつかったです。笑
父は、「お父さん貧乏やから」、「うちは金ないけど」とか、自虐的に笑いを交えて言うタイプでした。
いずれにしても、「うちはお金がない」という呪い満載の家でした。笑
母の方が、父より悲壮感がありましたが、家計を管理していたのが母だったので、より真に迫るものがあり、渋くならざるをえなかったのでしょうね。
でも今、私は1人暮らしで自活しているのですが、母の気持ちもわかる気がしています。
とりあえず、想定内で出ていくお金は用意していますが、それ以外にも生活していると、想定外の出費もあります。
身体の調子が悪くて病院に行かないといけないとか、冠婚葬祭のお付き合いとか、家電が壊れるとか。
そういうのが重なると、つい、「お金大丈夫かな」と不安な気持ちになってしまうこともあります。
まあそうなってしまうのも、両親の偉大なる呪いのおかげとも言えますがね。笑
私は1人暮らしですが、家族がいればその人数分の想定外の出費があるわけです。
自分1人だったら、割とコントロールしやすいです。
先月はちょっと使いすぎたから、出費を抑えようとか。
だけど、「かける家族分」となると、思うようにお金の管理ができないし、自分以外の人間に納得させて我慢させるのもしにくいし。
家計を預かる人間は大変だなあ、もっと不安だったのかもしれないなあとも思うんです。
家族を養うってすごいなあと。
M子さん(と勝手に命名)のお母さんも、うちの母も、お金に渋かったのは、家族を守るためでもあるんですよね。
子どもたちが飢えないように。
できるだけしたいことをさせてあげられるように。
家計を破たんさせずに維持していくために。
そのために、お金に渋くなっていたんだなとも思うんです。
父も、私たち(妹がいます)が就職したとき、心底ホッとしたと後から言っていました。
子どもを養う身としては、やはり子どもが1人前になるまで、何とか自分が元気に働いて、養ってかないといけないというプレッシャーは大きいんだと思います。
こっちからしたら、そんな贅沢なんて望んでないから、ただ笑顔でお金出してほしかったとも思うのですが(笑)、親もただの人間だから、不安になることもありますよね。
だから結局は、愛だったんですよ。
我々の母たちが、お金のことばかり言ったり、渋かったのも。
私たち子どもを何とか養っていきたいがための、愛からのものだったんです。
M子さんは今、実家にいらっしゃるんですね。
だったら、親御さんからの愛を、受け取りなおす絶好の機会だと思います。
実は、そこに愛は、あったんです。
そしてお金も。
何だかんだで、養ってくれてきたわけだから。
今のM子さんの状況は、愛もお金も、「実は、あった」と気づくためのものだと思います。
お金のことを心配する親を見ていると、子どもはどうしても気を遣うようになります。
「それも私たちを養うための愛だよな」なんてまさか洞察できません。
だから、子どもはいろんなことを、誤解していることが多いんです。
到底愛には見えないものも、実は愛だったっていうことって、実はたくさんあるんです。
少し話はそれますが、M子さんが読んでくださった記事に、車の修理代がかさんだと書きました。
それを母に言い、維持費が高くつくと愚痴ったら、「まあ何でも維持していくのはお金かかるわ、仕方ない」と言ったんです。
私には意外でした。
昔あんなに、父に車検代を渋ってい(るように見え)たのに。笑
もっと、「えーそんなに高いん!大丈夫?」みたいな大きな、悲壮な反応をすると想像していました。
でも実際はすごく冷静で。
もしかしたら母は昔から、車検代も想定内で準備していたのかもしれないと思いました。
でも父が調子に乗らないように(笑)、ホイホイとは出さないようにしていたのかもしれない。
ただ私が母の曇り顔を見て、「車検代を出すのも苦しいくらい、うちは精一杯なんだ」と誤解しただけで。
気持ちよく出さないのも、それもそれですし(笑)、どちらにしろお金のブロックはあるでしょうが、それでも子どもの私が思っていたほど、親は弱くもかわいそうでもなかったのかもしれないなとも思うんです。
子どもは親の表情が曇ると、ほんとに不安になります。
だからその表情や言動で、親を実際以上にかわいそうとか、弱いとか、誤解していることって大いにあると思います。
M子さんも、お母さんからお金のことばかり聞いてきたのなら、親御さんが、少なくともお金に対しては、“弱々しい”存在に見えていたかもしれません。
だから気を遣うようになって、心から甘えきった経験が少ないのではないでしょうか。
だったら今、その分を、受け取りなおすつもりで甘えてください。
申し訳なく思うより、感謝して、実家暮らしを満喫してください。
「実はある」ということを感じてみてください。
子どもの頃、十分に甘えられなかったことが、今の心身の不調にも実はつながっているかもしれないなとも思うのです。
直接的な原因ではなくてもね。
おそらく、お母さんも、「ある」を見るのが苦手だったのだと思います。
だったらお母さんの親御さんもまた、「ある」を見るのが苦手だったのではないかと思うんです。
でもここで、M子さんが、「実はある」ことに気づいたのなら、その連鎖を切り替えていけます。
気づいたのなら、M子さんに、流れを変える役割が与えられているのだと思います。
「ある」が見えるようになると、毎日が楽しいですよ(^^)
いろんな物事が、ひっくり返ってきます。
少ーしずつだけど、私もそれを今感じています。
そのために、今、ご実家で安心して甘えてくださいね。
この機会に、「実はお金のことでずっと気を遣っていた」とお母さんにお話されるのもほんとはすごくお勧めです!
ご感想ありがとうございました(^▽^)
先日聞いた話。
前職場の元上司のお子さんが中学受験されるそうですが、塾代が月30万だそうです。
ご夫婦共働きで、折半されているそうですが、塾代だけで毎月30万はなかなか(^^;
「塾代稼がな。」をモットーに日々働いておられるそうです。
なんか、私もまだまだがんばれるなって思いました。笑
愛ってすごい。
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▽いなこの雰囲気はこんな感じです。
「やわらかい関西弁が聞き心地よい」とのありがたいお声をいただいています(‘∀‘)
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