「自分を信じろ」と言われたり、「自分に期待するな」と言われたり。いったいどうしろというわけ？と腹立たしいあなたへ
年末恒例、お伊勢参りに行ってきました。
'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに
こんにちは、カウンセラーいなこです。
年末にいつも伊勢神宮へお参りして、おまもりを更新しています。
人と行くときは、鳥羽に寄って水族館に行ったりすることもあるんだけど、今年は１人だったので、１日目に外宮、２日目に内宮へと、１泊だけど本当にお参りだけのゆったり旅。
外国の神様のお誕生日に日本の神様にお参りするというこの愛国心どうよ。笑
いや何のこだわりもなかったんですけどね。
何かと予定が入って、この日しか無理だっただけで。
夜は行ってみたかった鉄板焼き屋さんに行きました。
クリスマスに１万円超えのクリスマスディナーコースを１人で食べる私、そこそこ気狂ってて好き。笑
前菜から一品一品に気持ちが入っているのが感じられて、おいしかったー。
ほんと贅沢な時間を過ごせて幸せでした。
お参りとおみやげ屋さん散策しても十分時間があるので、カフェで本読んだり、ホテルで書きものして頭を整理したり。
人と行く旅も楽しいけど、一人旅はまた違った楽しみがあります。
あなた家でもいつでも１人じゃない。と言われそうですが（笑）、生活空間を離れると気分が変わるんですよね。
家にいるとどうしても、時間があればあれをしようかなこれをしとかなければとやることが目についてしまって、ただただ本を読むといった時間が意外と取れないんです。
取ればいいことなんですけどね。
ともかく、めちゃくちゃ充実した時間でした。
しあわせ〜〜〜
で、外宮近くの菊一さんで、
これまた恒例、
神話占合を引きました。
神話になぞらえたおみくじみたいなものです。
去年も書いたんですけどね。
半分は、これを楽しみに行っているようなところがあります（笑）。
出たキーワードが、
押し分ける
颯爽と
自信を持つ
満を持したときには、思い切って、
強さを持って自分を信じて進むことも必要です、
と。
この１年は、
ほんとにこの手のキーワードが、
何かにつけて出てきました。
自分を信じる
強さも大事
というようなこと。
たしかに、
今の私に必要なことは、
強さを持つこと、
自分を信じることかもしれない。
「私なんて」
「めっそうもない」
「私はいいから」
とさがってばかりいないで、
はっきり声をあげて、
ときには強さを持って前に出ること。
思い切って進むこと。
でもその一方で、
「自分に期待するな」
という文言も目に入ります。
ここで混乱するんです。
「自分に期待するな」ということは、
「おまえはどうせしょーもない人間なんだから、
無駄に夢なんて見ず
現状に満足しとけ。
それ以上何も望むな。」
すなわち、
しょせんあなたはその程度（蔑み含む）だから、
夢さえ見てはいけない
ということだろうか。
つまりは、
自分には大した価値なんてないことを認めろ
ってこと？
「自分にはできる」と信じたらいいのか、
「自分にはどうせ大したことできない」と期待しないのか、
一体どっちなん？？
と解せずに（腹立たしさ含む）いました（笑）。
だけど、この旅で、
「自分に期待するな」
というのは、
自分が価値のない人間であると認める
という意味ではなくて、単に、
現在地を知る
ということなんじゃないかと気づいたんです。
どこかへ行こうとするなら、
自分の現在地を知らないと、
どうやってどこを目指すかがわかりません。
今自分がどこにいて、
利用可能な交通手段は何なのか。
それを知らないと、
目的地に向かえない。
自分に期待するというのは、
その、現在地を知ろうとせずに、
「きっと目的地の近くまで来てるはず！」と思いこもうとしたり、
今利用している交通手段が、
「私が乗っているのは最速の飛行機なはず！」とやみくもに思いこもうとしているようなもの。
それでは、なかなか目的地に着かないし、
なぜ着かないかもわからないまま、
対策もできないまま、
着かないことにただがっかりしてしたままになります。
で、なんで
「きっと目的地の近くまで来てるはず！」とか、
「私が乗っているのは最速の飛行機なはず！」と
思いこもうとするかというと、
目的地に近い方がいい
速く着く方がいい
という価値基準があるからです。
そこから外れると、
自分に価値がない気がしてしまうから。
そっち'だけ'がいいと思っているからです。
誰だって、自分には価値があると思いたいですしね。
たしかに、目的地に速く着くという点においては、
目的地のそばにいる方がいいし、
徒歩より飛行機の方がいい。
だけど、目的地から遠いなら遠いで、
徒歩なら徒歩で、
素速く目的地に着いてしまうと見られないような
景色や出会いがあったりもするんです。
「目的地により速く着く」
という価値基準以外の価値基準だってあるけれど、
そっちには目がいかない。
受け取っていない。
で、
そうはいっても、やっぱり速く着きたいのなら、
やっぱり、現在地を知ることが必要なんです。
今が目的地から遠いなら、
どっち方向へ行けばいいのか、
どうやったら近づけるのか。
人に聞いてもいいし、
連れて行ってもらってもいい。
地図を買ってもいいし、
タクシーに乗ってもいい。
飛行機が乗れるところまで行ってもいい。
そうして、現在地と今の自分が持ち得る手段を知れば、
地に足を着けて進むことができる。
こんなふうに、
「自分に期待しない」ということは、
自分には大した価値がないと認めることではなく、
ただ、今の自分をよく知るということなんだと思うんです。
そしてこれは、
「自分を信じる」ということと矛盾しない。
両立するんです。
矛盾するだろ！
と思うのは、
おめーな。おめーのことな。
自分を信じるということを、
「自分は目的地に着けると信じる」という意味でとらえているから。
それは、
自分を信じているのではなく、
「きっと目的地の近くまで来てるはず！」
「私が乗っているのは飛行機なはず！」と
やみくもに思いこもうとしているのと同じこと。
自分に期待しているということなんですね。
今の現在地がどこであっても、
今の自分が持ち得る手段が何であっても、
大丈夫だと信じること。
そこからいくらでもやりようはあるし、
目的地にたどり着くこともできるし、
たどり着けない可能性もある。
もしもたどり着けないなら、
たどり着けないことで得るものがあるのかもしれないし、
たどり着く必要がないことなのかもしれない。
たどり着けなかったとしても、
そのためにしたことが無駄になるわけではない。
たどり着きたいという自分の気持ちを尊重して、
それに応えるべく、
今の自分にできることを、粛々とする。
そのことを、尊重すること。
その過程自体を楽しむこと。
結果に関わらず、自分の存在価値を信じること。
今の自分にできることを、粛々とするということは、
今の自分をよく知り、
自分を信じないとできないんですよね。
自分に期待していると、
ただやみくもに、きっとできるはずと期待してがっかりしたり、
何かいいことがあるはずとただ夢見がちで何もせず待っているだけになる。
そして、本当の意味で、自分を信じないと、
今の自分にできることを粛々とはやれない。
こんなことして何の意味があるんだろう、
結果がでなかったらすべて無駄になるように思えてしまうから。
本当の意味で、自分を信じることができたなら、
何も心配することなく、
好きなように生きられるんですよね。
自由になれる。
「やりたいようにやればいい」を実践できるんです。
「私に必要なことばをください」
と念じながら引いたら出たことば。
押し分ける
颯爽と
自分を信じる
見た瞬間、「ああそうだ」と泣きそうになりました。
今できることを少しずつ。
やっていきたいと思います。
▽いなこの雰囲気はこんな感じです
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