ダメな今を問題視しすぎない。克服できずとも、昇華させるというやり方もある。
'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに
こんにちは、カウンセラーいなこです。
今日は成人の日ですね。
大阪市は、感染拡大防止のため、成人式は延期みたいです。
京都は、新成人のみなさんが楽しみにしていただろうからと、予定通り今日実施すると、先週ニュースで見ました。
どちらも一理あるし、いずれにしても、難しい決断だったと思います。
ともあれ、新成人のみなさん、今日まで生きてこられたこと、本当におめでとうございます(^▽^)
これからますます楽しく暮らしていってください(^▽^)
年末の関西ローカルバラエティの再放送で、ブラックマヨネーズの吉田さんが、M-1優勝したときのことを話していたんですね。
いたって真剣に思いを語る番組です。
「あのとき俺ほんまに病んでたからなあ。
あれネタじゃなくて本気で思ってたんですよ。
今はほんまに恵まれすぎて、『みんなそれぞれ好きなように生きたらええやん』て思うようになったから、全然ネタ書かれへん。」
と言っていました。
ブラマヨのネタといえば、ネガティブで卑屈な心配がどんどんエスカレートしていく吉田さんに、小杉さんがつっこむというスタイルです。
だけど吉田さんでも、癒されたらそうなっちゃうのね、と声を上げて笑ってしまいました(笑)。
で、病んでて超絶ネガティブになっていても、それを笑いに昇華させて、その上テッペン獲ってしまうなんて、この人やっぱり最高にかっこいいなと思いました。
どうしても、悪いところや弱点や、しんどいことがあると、すごく不快に感じるので、それを排除したり、克服したくなりますが、別に一点の曇りもない真っ白で完璧な自分にならなくてもいいんですよね。
曇りまくったまま、自分の良くない側面とか、苦しんでいることとかも、それをちょっとアレンジしたら、何かおいしいものになるかもしれないんです。
ダメなところを克服するだけが能じゃなく、とりあえず他の形に昇華してしまうというやり方もありなんですよね。
でもそんな、芸人でもないのに、日々の苦しいことをネタにして笑いを取るなんてできないですかね(笑)。
まあさすがに吉田さんレベルの笑いに持っていくのは難しいと思いますが(笑)、失敗談って、素人が話してもけっこうおもしろいし、共感されるし、かわいがられるし、思いきって話して、笑ってもらって愛されてしまうのも1つだと思います。
ウッカリ八兵衛方式ですね。
自分の葛藤を音楽とか詩とか演劇とか絵とかの作品にして芸術として昇華させるのもいいし、
ちょっと難しそうだけど、理想的ですね。
ダメなところがあって葛藤しているから、苦しんでいる人の気持ちがわかって寄り添ってあげられる、誰かの拠り所になるっていう昇華法もあります。
私も、考えても仕方ないことを考えてぐるぐるしていることを、恥を忍んで晒して、こんな人もいるんだから大丈夫か〜ってホッとしてもらえたらいいなと思ってブログ書いてます。
自分のネガティブを、カウンセラーとして昇華しようという魂胆ですね。
吉田さんが本気で病んでいたから(笑)思いっきりネタが書けたように、ドン底のときだからできることもあるのかもしれない。
負のエネルギーだけでがんばり続けるのはしんどいので、長期的にはお勧めしないですが、
ダメな今を問題視しすぎて、それを克服するまでは幸せになれない、とひたすら改善に努めるだけじゃなく、
ダメなただ今から、それをいい感じに昇華して楽しんでしまうのも1つかなあと思います。
吉田さんが自分たちのM-1優勝を人に話すとき、「3378組の中から優勝したあの2005年の……」ときっちり数字を覚えているところが最高に好きです(笑)。
よっぽどうれしかったのね、過去の栄光にいつまでもすがってるところがかわいい(笑)。
すがるっていうか、ずっと十分すごいけどさ。
「俺がこれを忘れたときはボケたと思てくれ」と言ってました(笑)。
でも他のこと忘れても、これだけは忘れなさそう(笑)。
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