おはようございます、カウンセラーいなこです。
大雨の被害が出ているところもありますが、みなさまいかがされているでしょうか。
先月のカウンセラー根本裕幸の弟子講座で、目の前の人を理解するためには、その人が生まれた年や、育った地域を知ることが大事という話がありました。
人間なんて突き詰めたらみんな同じじゃないん?と思っていましたが、たとえば、何歳でどんなできごとを経験するかで、その世代特有の価値観やパーソナリティーが形成されるそうです。
生まれ育った土地についても、そこの気候や文化、慣習がパーソナリティーに与える影響は、私が思っていたより大きいようでした。
「コホート研究」というのを、大学時代、心理学の授業で聞いたことがあります。
ある特定の時期にあるできごとを経験した集団を追跡研究するやり方です、いつも通りごく簡単にざっくり言うと。
たとえば、高校受験の年に大震災を経験した世代は、その後どういうキャリアをたどるのかとか。
同じできごとでも、それを何歳の時に経験するかで、その後の人生にどのような影響を与えるかは変わってくるということなんですね。
大震災でたとえると、それが物心もつかないときに起こるか、思春期に起こるか、働き盛りのときに起こるかで、その後経験することは変わってきます。
大震災が与える影響は、直接的な人的・物的被害や、そのできごとがトラウマティックな思い出になってしまったということ以外にも、その後の景気とか、技術の発展とか、人の死生観とか、いろいろなことに波及していきます。
そういう影響を、どのような形でどのくらい大きく受けるかは、その時その人が何歳だったかということもかなり関係してくるということなんですね。
受ける教育の内容が変わったり、就職活動に影響したり、結婚観が変わったり……
就職活動1つとっても、それが容易だったか難関だったかによって、仕事観や経済状況が変わり、それが結婚観に影響を及ぼし……と、どんどんいろんなことが波及していろんな要素が絡みあって、変わっていくわけです。
また、自分を育てた親の世代によっても、受ける教育、よく言われることは違いますもんね。
今、日本で生きている人たちに、直接影響を与えた大きなできごととしては、太平洋戦争やバブルとその崩壊、大震災などなど。あ、このたびコロナ禍も新たに加わりました(汗)。
昭和初期の生まれの方は、親や祖父母が明治、大正生まれだから、その時代からも多分に影響を受けているでしょうね。
大学時代にコホート研究について聞いたときは、研究法の1つくらいで流していましたが、根本師匠は、世代や地域の違いを、1人の人を理解するのにとても重視しているようでした。
だから弟子講座に申し込むとき、居住地とか生年月なんかを書く欄があったのかー(気がする)。
ただ、これからの活動地を考えたり、師匠好みのギャルかどうかを調べたりするためと思ってたけど(知らんがな・笑)、弟子の特性を理解するためだったのかもしれません。
まあそれはいいんですけど(笑)、とにかくだから、世代間のズレ、いわゆるジェネレーションギャップが起こるのは、当然なのでしょうね。
もちろん、人間として感じる感情には世代問わず共通するものも当然あると思うし、世代を超えてウマが合うということもあると思いますが、目の前の相手は、自分とは違う苦労や楽しみを経験してきたのだから、価値観が違っても当然だと思っておけば、むだに摩擦を起こすことも減るかも知れませんね。
むしろ、へー、あなたはそう考えるのねと、お互いに楽しめたら最高です。
そして、そうやっていろんな育ちの人たちが、脈々と子を産み育て、今の自分にも何らかの影響を与えているわけで、自分が持っている価値観、そして罪悪感や無価値感、はたまた魅力や愛も、親やそのまた親からと、少しずつ形を変えながら、先祖代々引き継がれてきたものかもしれないんですよね。
先祖たちに会ってみたくなりませんか?
私はなります(笑)。
できれば、今の私と同世代か、年下の状態の先祖たちと会ったみたい。
先祖としてというより、同じ年ごろの人間として、どんなことに悩み、幸せを感じているのか、おいしいものでも食べながら、ゆっくり語り合いたいです。
どんな人たちが、今を生きる私を作ってくれたんだろう。
その中に気の合う人はいるかな。
やっぱり感謝を伝えたいな。
あなたの子孫は今、令和の時代をなんだかんだ言いながらも生きてるよって。
ほんとに、人の生っておもしろいです。
なんか主題がずれてきたし、今日は特に結論らしき結論はないけれど、このまま続きます。
ごめんあさーせ(笑)。