'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに

「それなりに恵まれている方だと思うし、それなりにうまくやってきた。・・・あれ、’それなり’って何だろう?」悪くない人生のはずなのに、心から幸せと言いきれない、このままで終わりたくないと思ってしまう。そんなあなたに’おもいっきり’のしあわせを。 @カウンセラーいなこ

休みの日何してるんですか?

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すばらしくありたいと切に願いながら、つまらなく見せようと努める。

もうわたし、自分がわからないの(笑)。


 

 

 

 

先日、職場の若者に、「いなこさんって、休みの日何してるんですか?」と聞かれた。

 

「何してるやろ……。片づけとか掃除して、あとは予定なかったら、ごろごろしたり、ぶらぶら買い物したりとかかな。」

 

 

ちょっと違う。

 

そういうことも多いけど、もっと私の特徴的な休日の過ごし方を言えば、絵を描いたりしている。

最近は、このブログや心理学の勉強(って言ってもせいぜい宿題くらいしかできてないけど・笑)で描けていないけれど、そうじゃないときは、もう何年も、土日は絵の学校に行ったり、絵を描いて過ごすことも割と多かった。

 

でも、絵のことは言わない。

今に始まったことではなく、前から。

 

恥ずかしい趣味と思っているから隠したいというのとはちょっと違うのだけれど、「絵を描いている」と言うと、

「絵描いてるんですか!?すごい!どんなん描いてるんですか!?」

という展開になる気がするから、何となく言わないのだ。

複数人での会話だと、一気に会話の主役になってしまいかねない。

 

絵を描くというと、中くらいに(笑)めずらしい行為だからだと思う。

 

 

そんな風に驚いて、興味を持って食いついてくれるなんて嬉しいことなのに。

 

私は、目立ちたくない!人前に出るのが恥ずかしい!というタイプではないのに。

むしろ、前に出たいタイプだと思うのに。

 

 

そんなに食いつかれると、

「いやいやいやいや、そんなに驚くほどのことではないですよ???

そんなに大したことではないんですよ!!!」

と引っこめてしまいたくなるのだ。

 

 

 

もっと認められたい!

もっと注目されたい!

そう思っているくせに、そういうチャンスが来たら、自らふいにしてきた、振り返ると。

 

それなのに、もっと認めてほしい!と。

 

矛盾だらけだ(笑)。

 

認められるには、よっぽどのレベルじゃないといけない、こんな自分ではまだまだだと思っているからかな。

 

 

この前日に、カウンセラーの弟子仲間から、

「普通を何となく嫌がってそうなのに、普通に収まろうとしているようにも見える(笑)」

と言われたところだった。

 

すぐに思い当たるエピソードは浮かばなかったのだけれど、何となく鋭い指摘な気がした。

 

 

ああ、こういうとこかもしれない。

 

 

普通は嫌だ!

そう強く思いながら、注目されてほめられて普通じゃなくなりそうになると、「いえいえ、めっそうもない、名乗るほどのものではございません」と引っこもうとする。

 

矛盾だらけ(笑)。

そりゃしんどいはずだ。

 

 

前に出るのは平気で好きで、仕事で講師みたいなこともしてきたし、生徒会長もしたし(笑)と思うけれど、それはすべて「役割」を担ってであって、個人として、パーソナルな部分を開示する目的で、人前に立ったことはあまりなかったかもしれない。

 

 

自己紹介って、苦手だもんなー。

人に言うほどのことなんてないと思っちゃうもんなあ。

こんなとこにも無価値感。

 

 

 

だけど、相手からしたらどうなんだろう。

 

「いなこさんって、休みの日何してるんですか?」って聞いてくれた若者だって、何か私に興味を持ってくれたのかもしれないし、話のつなぎかもしれないけれど、

私の気のない答えを聞いて、「言いたくないのかな」、「あんまりコミュニケーションしたくないのかな」と思ったかもしれない。

事実、「はは。」で会話終わったし(笑)。

 

 

謙遜して遠慮しているつもりがえって悪いことしちゃったな。

自分のことばっかり気にして、相手のことみていなかったな、ずっと。

熱っぽく自分の好きなこと語る人は好きなのに。

どうして自分にはそうなることを許せないんだ。

こんなとこにも無価値感。

 

 

そういえば、秘密主義とか、自分のこと話さないとか、すぐ相手の話にすり替えるとか言われてきた。

こんなによくしゃべってるのに?って思ってたけど、パーソナルな話は、少なめだったのかもしれない。

いや、話す人には話しているのだけど。

 

 

 

聞かれたことにちゃんと答えましょう!という話ではなくて。

別に、包み隠さずすべてを話さなくてはいけないということではない。

 

 

ただ、「自分なんて」をもうちょっとゆるめましょうよ。

興味を持ってもらったことに素直に喜びましょうよ。

そんなにほしがらなくても、いっぱい、認めてもらっているじゃない。

という話。

 

自分の矛盾に、また1つ気づきましたというだけの話です。