カウンセラー・根本裕幸お弟子さん制度3期の弟子仲間の春香が、
「『いっぺん死んでみるWS』を受けてみた!」というブログ記事をあげていた。
このWS(ワークショップ)は、根本一門関係のものではないけれど、私もどなたかのブログで見て以前から知っていて、少し興味を持っていた。
自分が余命わずかで死んでいくという疑似体験を通して、自分がどう生きたいのか、何を大事にしているのかを確認するというワークショップなのだと思う。
死を意識することで、生が生きてくる、みたいな。
受けたことがない人間が紹介するのも限界があるので(笑)、詳しくは春香のブログ、
あるいは北村真代さんのブログをご覧ください。
ワークショップでは、死が近づくにつれ、持っているものを手放していくという選択を1つずつ進めていくみたい。
そして春香が最後に残したものは……夫だったと書いていた。
それが自分でも意外だったって書いてる。
たしかに。
日本って、「夫婦」単位より「家族」単位、パートナーより「子ども」をより大事にするという風潮が割とあるので、子どものいる家庭なら、1番はパートナーである「夫」、「妻」より、「子ども」となることが何かと多い気がする。
すてきだなあ。子どもより、元は赤の他人であった旦那さんが残ったんやあ。
すてきと思ったものの、それを見て、やっぱりこれ、私は受けても仕方ないかなと思う自分がいた。
私が受けたら、何を最後に残すんだろう。
仕事、とかではないよな、きっと。
友達とか、いっぱい好きな人はいるけど、でもたぶん最後に残るのは、家族系なのかな。
でも私、夫も子どももいないぞ。
親?
妹?
甥っ子?
いや、甥っ子は、かわいいし絶対に守りたい存在だけど、最後に残す人ではないよな。そこまで近くない、というか彼には彼の親がいるしな。
やっぱ親の一択か?
あー。最期のときに、自分が育ててもらった家族が残るってどうなんだろう。
アラフォーのいい大人が。
この年で、結婚もしたことなくて、子どももいなかったら、人としての大事な経験が欠けている気がしてしまう。
学校の先生が、保護者のお母さんに、「先生は結婚したこともないし、子どももいないからわからないでしょ!?」と責められてしまう感じ。
それを言われたら、何も言えねえ。
そう言っちゃうお母さんはお母さんで、わかってもらえなくて傷ついたことがあるんだろうけどさ。
人生の一大イベントを経験していないと、人として軽いというか、お気楽な人生送っている人、見識の狭い人と思われているような。
そんな引け目を、ときどきふと感じてしまう。
でもその代わりに私は、「家族を持って生活するのが一人前の当たり前」という風当たりの中1人がんばるっていう経験をしてるんだぞ、と言いたい気持ちもどこかに抱えながら(笑)。
このワークショップを受けても、最後に残るのはもう、親とかしかないよな。
それ以上に近い身内ないし。
他の選択肢がない。
ある意味、予想通りの結論。
春香みたいな感動の結論とか、新鮮な気づきには出会えないな、私は。
はあ。
大人になっても、基地が自分の育った家族って、子どもの頃からなんら成長してないやん。
そんな風に思って、私がこのワークショップを受けても仕方ない、と考えている自分がいた。
いやいや、受けてみて、本当にそうなのか確かめてみたらいいやん。
こういう自分こそ、何が大事なのか、究極の状態で見つめてみたらいいんじゃないん。
予想通り「親」だったとしても、そこに行きついた時の感情は、予想とは全然違うかもしれないし。
そして、こういうワークショップを受けたら、すごい感動をしなければいけないとか、世界の見え方が変わるような気づきを得なくちゃいけないとか、そんな「べき」があることにも気づいた。
いやいやいやいや、別に軽い気持ちで受けたらいいやん。
感動しようがしまいが、何を感じても自由やし。
うへー、私まだまだ自己否定してるーーー。
「べき」もまだあるなー。
受けるか否かを考えるだけで、すでに2つ気づき(笑)。
すごいワークショップだ(笑)。
春香は、たぶんパートナーがいるかどうかは関係ない、よかったらまた一緒に受けようと言ってくれた。
入りこめるかな。
私イメージワークとか苦手傾向だからな。
変に冷静で、イメージに入りこめない。
たぶん催眠術とかもかかりにくいタイプ(笑)。
それにしても自己否定って、ほんと、百害あって一利なしやねー。
「アラフォーで、結婚歴・子なしの自分はどこか欠けている」とか言うことは、私は、他の同じような境遇の人をも否定しているととられかねない。
違うんです、そんなつもりはないんです、毛頭。
もう、自分しか見えてないよな。
だけど、同じ境遇でも、それを否定していない人は、私のこの自己否定発言を聞いても、「へー、そんな風に思うんだー」とか、「そんなこと気にしちゃって、うふふお子さまね」くらいにしか思わないのだろうな。
すべては自分次第。
はい、1番気にしてて、1番責めてるのは自分ってことも、知ってます、頭では(笑)。
私の自己否定発言を聞いて、傷ついた人、腹が立った人は、私と同じ穴のムジナかもしれません(笑)。
いやいや、私はみんな好きですよ。
どんな経験しててもしてなくても。
目の前の、あなたという人をみるだけです。
そうね、そう自分に言ってやればいいのよね。
ごめんよ。
あ、ブログ書きながら初めてちょっと泣きそうかも(笑)。
いっぺん死んでみるWS。
上に書いたことは、全部受けたこともない私の想像なので、実際は全然違うと思います(笑)。
たぶんこんな私こそ、受けてみたらいい気がする(笑)。
もちょっと考えて、受けたくなったそのときに、募集があれば、受けてみようかな。
すべてのタイミングが整ったときに。