カウンセラー・根本裕幸師匠の、姉弟子にジュンコさんという女性がいる。
風俗嬢として働き現役引退した後、現在は、心理カウンセラーと風俗嬢の講師をされている人。
その経験を活かして、男性心理や性を専門にしているカウンセラーだ。
先輩弟子の中でも抜きんでて目立った存在なので、もちろん存じ上げてはいたが、私は、ジュンコさんのような人に、苦手意識があった。
「ジュンコさんのような人」というのは、性の経験が豊富な人。
経験が豊富な人や、性風俗産業についている人を嫌悪しているのではない。
私は、恋愛経験に、性の経験に乏しい。
だから、「ジュンコさんのような人」からしたら、私のような人間は信じられない、理解してもらえない気がしていた。
さらに、ジュンコさんのブログは歯切れがいい。
だから、この、性に恋愛に、奥手すぎる私なんかが近づくと、「信じられない!なにやってるの?そんなんじゃダメ!あんたはダメ!!」と否定される気がしていた。
だからもちろん、こんな私には、ジュンコさんの講座なんて場違いで、私はレベルが低すぎて、次元が違いすぎて、私には活かせない、参考にならないと思っていた。
だから近づく気もなかった。
しかし、男心や恋愛のことは、老若、既婚未婚に関わらず、いつでも女性の関心ごとで、同期の弟子のグループメンバーの中でもジュンコさんは話題の人だった。
他のメンバーは一様に、ジュンコさんの講座を受けたとか、1対1のセッションを受けたいとか、キャッキャと盛り上がっていた。
私は遠巻きに、へー、くらいに流していた。
でもやはり、頭の片隅には残っていて、仲間の「ジュンコさんいい!愛の女神!!」というはしゃぎ具合が忘れられず、オンラインセミナーに勢いで申し込んでしまった。
その名も、
「あなたはセッ×スに種類があることを知っていますか?」
せっかく書いた記事が、はてなブログの規律にひっかかって消されたりしたらいやなので、一応この表記でいきます。
セッ×スの種類や、それにまつわる男女の違いなどについてのセミナー。
複数人対象のセミナーで、1対1で受けるわけじゃないし、質問しなければ当てられることもないだろうし、否定されることも責められることもない。
気楽に受けようと思って当日を迎えた。
自宅で夜、パソコンの中のジュンコさんの講義を聞きながらメモを取る。
「セッ×ス」というワードを書くのに抵抗がある。
誰も見ていないし、このメモを誰かに見せるわけでもないのに。
代名詞でやり過ごそうと思ったが、せっかくなので今日はがんばって書くことにした。
ジュンコさんは、優しかった。
経験の多い少ないとか、そんなことで人を否定するような人でもなかった。
そういう薄っぺらさは感じない、人として品のある人だった。
関わった人みんながうまくいきますようにと願っているような、人間愛が感じられる人だった。
セミナーの内容的に、一般的に女性は人前では言わない単語を言うこともあり、そのたびにジュンコさんは、「こういうこと言うから私あかんねんなー、ごめんなさいね、下品で。」と笑うが、ぜんぜん下品に聞こえなかった。
内容はおもしろく、なるほどー!ととても勉強になることだったのは覚えているが、その内容に対し、自分の感情がどうだったのかは今、思い出せない。
ただ、純粋にセミナーの内容を勉強する以外にも、ジュンコさんを「同じ根本師匠の先輩弟子」という目でも見ていたから、そのすごさ、特化された内容に圧倒されて、自分は1年たっても5年たっても、こんな風になれないなと比べて、いやぁな気持ちになったことははっきりと覚えている。
2時間のセミナーが終わり、ジュンコさんは、よかったら感想を送ってくださいねと言っていたが、圧倒された気持ちが大きく、感想を送る気にもなれず、眠りについた。
しかし一晩寝て朝目が覚めたとたんふと、
「私、思っている以上に『性』をタブー視していたな」
という思いが浮かんだ。
「性」といっても広い。
女性として見られること、性の対象として見られること、女性らしい振る舞いや装いをすることには抵抗がないし、好きだと思う。
下ネタも、他人ごととしてならそんなに抵抗はない。
ねっとりした悪意を感じなければ、あまりに下品でなければ、笑える。
男友達とも軽くなら言い合える。
・・・でも目はそらしてしまうかも。伏し目がちになるかも。
直球のワードは言えない。
代名詞にしてしまう。
相手が男性でも女性でも。
男女問わず、他人の性欲の存在には抵抗はない。
でも。
絶対的なタブー。
「自分の」性欲。
ここに明らかな、絶対的なタブーがあったことに、はっきり気づいた。
受け身的に、性の対象として見られることには抵抗はない。(自分がまったく異性としてみられない人からねっとり見られるのはいやだけど)
しかし、自分が、能動的に性の対象として誰かを見ることは、タブー視している。
いや、自分の中だけでは認めている。
しかし、それを人に悟られることは、はしたないことだ、恥ずかしすぎると思っている。
だから、そういうのはない人のふりをしていた。
そういうことは、自発的には思いうかばない人、感じない人のふりをしていた。
どんな人?(笑)
こうやって書くと、なんかその方が恥ずかしい気がしてきた(笑)。
自然に逆らって絶対に不可能なおかしなありえないことに挑戦している人みたいで(笑)。
あきらかにわかりやすいかつら被ってるのに、ばれてないと思ってるみたいな(笑)。
まあそれもかわいらしからよしとしよ(笑)。
そりゃ好きな人に自分からアプローチできないよなー。
1番好きな人には、そんな恥ずかしいはしたないとこ見せたくないし。
好意を伝えるということは、というか、好意を抱くこと自体が、突き詰めたら、その正体は性欲だから。
好意を伝えるということは、「私はあなたに性欲を抱いています」と表明することになるから。
でも、そんな恥ずかしい、はしたないこと、好きな人にだけは知られたくない。
だから、1番好きな人にだけは、アプローチできない。
1番好きな人にだけは、伝わらない。
いやあ、やばいですね、やばいですね。
「好意=性欲」だから伝えられないって。恥ずかしいって。
頭でっかちか!
それでいてどエロか!(笑)
ジュンコさんのセミナーで、私は息をひそめてZoomに顔も出さず、個人的な質問もしていない。
個人的にカウンセリングしてもらったわけではないのに、なぜか個人的な気づきを与えられた。
うれしいなあ。
愛の女神ジュンコ、ここにあり。
朝目覚めてそれに気づいた勢いで、ジュンコさんに伝えたくなって、そのままベッドの中でスマホから感想とお礼のメールを送った。
それにしても、セミナー受けた夜は、そんな気づきなく、ただいやな気分で(笑)疲れていたのに、寝ている間に無意識が私の頭を整理したのかなにか働きかけたのか。
無意識ってやっぱりあるんかも。
おもしろい、ありがとう。
ジュンコさん、本当にありがとうございました。
そして、ジュンコさんについてキャッキャしていた同期のグループメンバーたち。
みんなのその反応も、私にとってはギフトだったと今、思ってる。
みんなが「ジュンコさん!ジュンコさん!」と騒いでいなかったら、私はこんなセミナーに飛びこめなかったよ。
絶対気づいてないと思うけど(笑)、背中を押してくれて、この出会いをくれてありがとう。
私にとっては、あなたたちも愛の女神だよ。
おー、だいぶぶっちゃけて書いたけど大丈夫か?(笑)
まあいいわ、これも自分を開花させる第一歩ってことで。
あとはもう、知らん(笑)。
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