'それなりに'うまくいっている→を→'おもいっきり'しあわせに

「それなりに恵まれている方だと思うし、それなりにうまくやってきた。・・・あれ、’それなり’って何だろう?」悪くない人生のはずなのに、心から幸せと言いきれない、このままで終わりたくないと思ってしまう。そんなあなたに’おもいっきり’のしあわせを。 @カウンセラーいなこ

【ご相談】この転職は失敗だったのか?堂々巡りから抜け出したい。

【ご相談】この転職は失敗だったのか?堂々巡りから抜け出したい。

 

 

’それなりに’うまくいっている→を→’おもいっきり’しあわせに

こんにちは、カウンセラーいなこです。

 

今日も、緩んだとはいえ寒かったですが、それでも日差しが、今までの冬の頼りないものと違って、何だか強く感じられました。

 

 

さて、転職したけれどこれでよかったのか、その正否はいつ出るのでしょうか。

初めての職場ではないので、前の職場と比べてしまうし、比べれば前の職場との歴史の差分だけ、今の職場は不利とも言えます。

時間をかけて「正解だった」と思えるようになることもあるし、もし「間違えた」のだとしたら、やりたいことの選択肢を絞りこめたという意味では正解だったとも言えます。

 

てことで、オンラインカウンセリング無料相談 | ココロノマルシェのご相談にお答えしました!

元のご相談文はこちら

 

 

【ご相談】この転職は失敗だったのか?堂々巡りから抜け出したい。

はじめまして、ぽんきちと申します。

自分の仕事や今後について、どうしていったらいいのか考える日々が続いており…毎日モヤモヤしております。

みなさまのお力をお借りしたく、ご相談いたします。

最近業界を変えて転職をしたのですが、業務内容なども含めて自分に合っていない気がして「失敗したかな…」と思ってしまってます。

具体的な不満点としては、

・業界が違うと人種?といいますか人の雰囲気が違う

・ベース年収が下がることは承知で入ったものの、ボーナスがでなかったため収入が少ない

・人と関わるのは好きだけど、営業として数字を追うのはやはり合わない(というより興味がない?)

・これまで自身でやりがいだと思っていたことに、想定していたほどの喜びを感じなくなった

もしまた転職するのではあれば年齢的にも早めに動いたほうが…と思うものの、自分が何がやりたいのか答えがでないです。

年収を考えると以前の業界に戻りたいのですが、そもそも興味を持たなかったこともあり今回業界を変えたので、戻ったとしてもまた同じことの繰り返しになるのでは?と思ったり…

そして今の職場でも何かをやりきったわけではないというところも、本格的に動き出せない理由のひとつだと思います。

正解も不正解もないのでしょうが、今回の転職が失敗だったと思いたくないのかもしれません。。

そろそろ堂々巡りから抜け出したいのですが、何から手をつけたらいいのかわからず… アドバイスをいただけますと幸いです。

(ぽんきちさん)

 

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【いなこからの回答】 

ぽんきちさん、はじめまして。いなこと申します。

ココロノマルシェにご相談くださりありがとうございます。

 

>最近業界を変えて転職をしたのですが、業務内容なども含めて自分に合っていない気がして「失敗したかな…」と思ってしまってます。

という揺れる思い、大変よくわかる気がします。

 

というのも、私自身が、昨年、転職をしたからです。

カウンセラー活動を始める前からずっとしている、今の私の主収入となる仕事の方です。

「最近」とおっしゃっているので、ぽんきちさんも、転職されたのは昨年のことでしょうか。

だったら転職同期ですね(^^)

私は、この春で1年になりますが、決めるまでも決めてからも、転職してからも、ほぼ毎日(笑)、この転職は正解だったのかを考えてきました。

 

コロナのこともあり、社会的にも不安定な中の転職、まずはお疲れさまでした。

しかも、業界を変えての転職ということで、かなり勇気ある決断と行動をされましたね。

別業界に採用されたということもすごいです。

 

 

さっそくですが、不満点として挙げてくださったことを中心にみていきたいと思います。

 

>業界が違うと人種?といいますか人の雰囲気が違う

その通りだと思います。

私は医療職で、特に特殊な業界かもしれませんが、半沢さん(笑)のような魑魅魍魎渦巻く出世争いはそんなにありません。

職位もどこともだいたい2段階前後くらいが相場です。

一部、「白い巨塔」のような世界もありますが、全体的には企業よりその傾向は薄いと思います。

あとは、女子の私服もカジュアル派が多いです。

どうでもいい情報ですが(笑)。

同僚で、膝丈タイトスカートを履いている人なんて、ほとんど見たことがありません。

私以外(笑)。

ビジネスマナーやビジネス感覚にも疎く、それよりホスピタリティを重視する人とか、技術を磨く職人タイプの人が多いかもしれません。

 

これが、金融関係であれば、もっとお金の動きを中心にものを考えるかもしれませんし、

高学歴の人が集う大企業であれば、もっと前へ出てバリバリ世界を動かしてやるぜというタイプの人が多いかもしれないし、

都会のOLさんやトレンドを扱う業界の人であれば、見た目にも華やかなんだろうなと思います。

 

とまあ、業界が違うと人の雰囲気が違うというのはその通りだと思いますが、それが不満点に挙がるということは、その新しい業界の雰囲気が、ぽんきちさんには合わないと感じておられる、あるいは違いに戸惑っておられるということなのですね。

 

ぽんきちさんは、前の業界にはどのくらいいらしたのでしょうか。

少なくとも、今の業界よりは長いのだと思いますが、そう考えると、前業界と今いる業界では、重ねてきた年月が違います。

前述のように、その業界にはその業界らしい人(興味のある人)が集まってくるし、業界に入れば教育や日々の業務でさらにその特色は強化され、業界色に染まっていきます。

 

ぽんきちさんは、今の業界では新人さんだから、まだ染まりきっていないのでしょうね。

しかも、今の職場は初めての職場ではないので、どうしても慣れ親しんだ前の業界と比べてしまいます。

今の職場が初めてだったら、比べる対象もないので、染まっていないうちでも、違和感を感じにくかったかもしれません。

「そういうものなんだ……」くらいで終わっていたかもしれません。

 

ぽんきちさんの、前の職場での歴史と今の職場での歴史の差額分、どう考えても今の職場の方が不利ですよね、比べると。

前の職場にいるときは、そんなに良いと思っていなかったその職場のあれこれも、「慣れていた」という点においては、やっぱりそれなりには「快」だったということは大いにあります。

 

つまり、今の業界には、たとえ興味があって入ったのだとしても、馴染むには多少時間がかかるものだし、しばらくは違和感があってもおかしくないということです。

 

続けていけば、馴染む可能性も大いにあると思います。

 

そして、馴染んでいない今だからこそ、その業界の長い人には思いもよらない視点で、新しい風を吹かせられるというメリットもありますよ(^^)

 

 

>ベース年収が下がることは承知で入ったものの、ボーナスがでなかったため収入が少ない

ボーナスが出なかったというのは、初年度だからとか、会社の今期の業績不振による一時的なものでしょうか? 

 

いずれにせよ、ベース年収が下がるのを承知で転職されたということは、ぽんきちさんがそれ以上に魅力を感じるものがあったということですね。

 

年収低下という条件を乗り越えさせるほどに魅力を感じるものを追って、転職したけれども、

>人と関わるのは好きだけど、営業として数字を追うのはやはり合わない(というより興味がない?)

> これまで自身でやりがいだと思っていたことに、想定していたほどの喜びを感じなくなった

と、気づかれたということなんですね。

 

これは、大きな気づきだと思います。

 

もしかしたらこの2点において1番、「私は間違ったんじゃないか」と自分を責めておられるのかもしれないと思いましたが、これに気づかれたことが、今回の転職の大きな収穫だと私は思います。

 

仕事って、1つの仕事でも、いろんな業務で成り立っているんですよね。

営業職も、私はしたことがないので想像にすぎませんが、

おっしゃるような人との関わりという要素もあれば、

数字を追うという要素、

売り出す商品を理解するための勉強、

プレゼン能力、

資料作り、

あちこち出向くフットワークの軽さと体力など、

表立って目立つメインの業務に付随して、全然別のたくさんの要素から構成されています。

 

そういう、メイン業務に付随する業務の存在や大変さって、やってみないとわからないことが多いです。

外から見ているだけでは、見えにくいので。

人に聞いても、細かいことは出てきにくい。

 

そういう想定外の付随業務に圧倒されたり疲れてしまったりして、転職先の業界が向いていない感じがして、やりがいも感じにくくなっているのかもしれません。

 

そうであれば、もう少し続けてみて、メインでしたいと思っていた要素(人との関わり)を思いっきり味わいながら、

あまり好きではない要素は、なるべく負担なく「こなす」程度にやることを自分に許すのも1つです。

好きでない要素も含めたすべてにおいて、高いレベルを自分に課すのではなく、

好きな要素に特化した存在になるという感じです。

「あいつ、数字の管理は全然やけど、人たらしっていう面では誰もかなわんからなー。」

みたいな存在も素敵だと思います。

大阪弁にしないと、私的にリアリティのあるセリフにならないので。急な大阪弁ごめんなさい(笑)。

 

ですので、今の業界が合っているのか、どんな仕事が合っているのかは、

「業界」や「職種」で探すというより、いったん「要素」に分解して考えてみてください。

「要素」に分解して、それぞれに重みづけして絞っていくと、より自分にフィットする仕事が見えてくると思います。

 ▽こちらに以前詳しく書きました。

「私、この仕事向いてないんで辞めます。」のその前に。

 

 

要素に分解してみて、「やっぱり総合して、この業界は私には合わない!」と感じるなら、この転職は失敗だったかもしれません。

 

とか言われたくないですよねー、わかります(笑)。

 

でも、この業界が合わなかったのなら、それは裏を返せば、

合う業界を1つ絞り込めたということです。

 

これがまたまたすばらしい気づきなんです!

 

転職先が合わなかったということは、「今回の転職」という視点においては、失敗と言えなくもないですが、

人生という視点においては、やってみたかったことを実際やってみて、違うとわかった

だから本当にやりたいことをまた1つ絞りこめた

という成果だとも言えるんです。

 

まだ人生終わってないですからね。

 

 

>今の職場でも何かをやりきったわけではない

ということが気になるなら、もういいやと思えるまで思いきってやってみられてもいいと思いますし、

これは完全に違うと思われたら、何かを為してから去らなければ、なんて考えずに、次に行かれたらいいと思います。

 

 

まあまだまだ私たち、前職場の残り香漂う転職1年生。

1年やそこらで、変わってよかったですー!大成功でしたー!っていきなりならなくても当然です。過渡期です。これからですよ、まだまだ一花も二花も三花も咲かせましょ(^^)

▽こちらもよかったらお読みください。

好きを仕事にしたら、ワクワクキラキラばっかりなのか。

 

 

そして、自分で、肯定的な意味づけを積極的にしていくことも大事です。

難しいんですけどねー誰より私自身が自分のしっぽを噛んでバターになるくらい堂々巡り巡って巡ってゲシュタルト崩壊起こすくらい巡っているので(笑)。

自分で巡ってばかりのときは、第三者に断ち切ってもらうのも有効です。

私も以前にカウンラーの先輩に、肯定的な意味づけをしてもらってすごく楽になりました。

▽いかに私が堂々巡りに巡っていたかがわかります(笑)。

カウンセリングってやっぱりいい。姉弟子・星乃せいさんのカウンセリングを受けるの巻。

でもまた巡ってしまうんだけど(笑)、いろんな人に聞いてもらって、そういうのを繰り返すことで、少しずつ定着してきます。

 ということで、ぜひぜひカウセリングへお越しください!

私も来月初旬には募集いたします(//▽//)

すごく共感できる気がするんだけどなあ〜(笑)。

 

ずっと応援しています(^▽^)

ご相談ありがとうございました!!!

 

 

元気になりたいとき、サンボマスターの「できっこないをやらなくちゃ」を聞いています。

何も実らなかったなんて悲しい言葉だよ

心を少しでも不安にさせちゃだめさ

灯りをともそう

アップテンポだけど、やさしくなだめて励ましてくれます。
 

 

 

 

 

 

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