転職に失敗して毎日後悔しています。時間が解決してくれますか？
‘それなりに’うまくいっている→を→‘おもいっきり’しあわせに
こんにちは、カウンセラーいなこです。
前回に引き続き、今日もLINE公式にいただいたメッセージにお返事します。
ご本人の許可をいただいて掲載しています。
ブログでお返事させていただいてよいかお尋ねしたところ、いただいたお返事↓
M子さん、とお呼びさせていただきますね。
メッセージくださった方は“いなこファミリー”とうことで、「いなこ」の「こ」をとって、みんな○子さんと呼んじゃう。
それが嫌な方は、呼んでほしいニックネームを教えてくださいね。笑
あらためてM子さん、メッセージありがとうございます。
ご感想やリクエストをいただけると、具体的にどんなことに困っておられるのか、読んでくださる方を思い浮かべやすいので、ブログの筆が進んでありがたいです（＾＾）
毎日後悔……してました、私も。
浅はかさ
ぐるぐる思考
実力もないのに
安易に退職した
愚か
消えたい……
どれもこれも、私が何度も感じてきて、言ってきたことばです。
M子さんは、仕事内容がしんどくて疲れ果ててしまったのと、意地悪をされたことがきっかけで、退職されたんですね。
退職して他のことをしたい！という陽の理由でなく、辛いことを取り除きたいという陰の理由で退職した場合は、後悔や罪悪感を感じやすいと思います。
ここでいう「陽／陰」とは、「明るい／暗い」という意味ではありません。
陽は、何かを加える、プラスする、
陰は、何かを引く、マイナスするということです。
陰の理由から動いた場合、
もう少しがんばれたんじゃないか？
もっとやりようがあったんじゃないか？
私は楽な方へ逃げたんじゃないか？
と思ってしまうから、後悔しやすいんですね。
だけど、前の職場を退職するのは、かなり勇気がいったのではないでしょうか？
私には、M子さんが浅はかに、安易に辞めたとは思えないです。
LINEでの短いやりとりですが、やさしいまじめな方と感じましたから。
そんなM子さんが、退職を決められたのだから、よほど辛かったんだと思います。
それを解決しようと、勇気を出して退職したんです。
相当な勇気が必要だったと思います。
よくがんばられましたね。
それなのに新しい職場がうまくいかないと、心折れちゃいますよね。
「時間が解決してくれますか？」
というM子さんのご質問ですが、
私の答えは、
イエス！
です。
日にち薬と言ったりしますが、時間の力はやっぱり大きいですよね。
それは、時間とともに、痛みや記憶が薄れていくというのももちろんありますが、単にそれだけではありません。
時間が経過する間に、自分が思う以上に、または想定外に、自分も状況も変わっていくからです。
M子さんは、「転職」に失敗と書いておられるから、今もどこかにお勤めなのかな。
だとしたら、そこでの関係や立ち位置も、徐々に変わっていくと思います。
私は最初から、新しい職場の人たちが悪い人たちではないのはわかっていました。
でも当たり前ですが、最初は、長年いた前の職場の人たちとよりは距離が遠いです。
また、今の職場ですでにできあがっている関係を見て、疎外感を感じていました。
でもそれは、疎外されていたのではなく、私が受け入れられていなかったんです。
向こうは最初からウエルカムだったのに。
私が感じていたのは、「孤独」でした。
前の職場は、自分から辞めてしまった。
自分から、「切った」。
ごめんなさいという罪の意識と、だからもう私は一生幸せになれないという罰の意識。
だけど新しい職場には、まだ気持ちが向かない。
自分の居場所と感じられない。
世の転職した人たちともまた、自分は違う。
最近は、転職を勧めるエージェントのCMがテレビでよく流れています。
でもCMに出演している俳優さんは、20代や30代。
40代の自分とは違うよなあ、そんな希望あふれる若者と違って、求められていないよなあと思ったり。
そういうCMを見るだけでも胸が痛みました。
40代以降の転職を勧めるエージェントもあるようだけど、きっとそれはそこそこの名の知れた企業で管理職を務めているようなハイクラス向けで、誰でもというわけではないんだろうなあとか。
SNSなんかで、転職をしてよかった！という人の意見を聞くのも辛い。
後悔している自分との差を感じてしまうし。
転職を思いとどまってよかった！と言う人の話を聞くのはもちろん辛い。
長く１つのところで勤めあげることの良さを聞くのも辛い。
かといって、転職して失敗だった、こういうところがよくなかったという話を聞くのも辛い。
やっぱり私もダメだよねと思うから。
私は独身なので、パートナーがいる人とも違う。
パートナーがいる人は、養ってらえたり、援助してもらえたりする可能性が高い。
でも私は、自分で食べていかないといけない。
とにかく誰とも「違う」。
辛い。
私は1人。
1人でやっていかないといけない。
私は世界で１番バカ。
１番不運。
１番不幸。
絶望の中にいました。
こういうのを、心理学的には「分離感」といいます。
問題が起こるときは、必ず分離しているんですよね。
分離しているときは、本当に絶望するので、希望はまったく見えなくなってしまいます。
今M子さんが見ている未来は、絶望の中から想像している範囲。
すごく視野が狭くなっている状態です。
絶望している時は、もうこの先いい方に大きく変わるチャンスはないように思えます。
20代の若者ならいざ知らず、そこそこの大人になった今の自分なんてなおさら、もう大きな希望なんてなく、先細りの人生になってしまうんじゃないかとかね。
絶望の気分でしている想像だから、当然です。
M子さんも、
大人になった今、そんなに私は変わらない。
現にもう、転職してからずーっと後悔してばかりで、変われていないし。
と思うかもしれません。
でも見えなくなっているだけで、本当はたくさん道はあるんです。
M子さんは、いつ退職を決めましたか？
私は、退職を申し出る１年前は、まさか自分が１年後辞めるなんて、思ってもいませんでした。
M子さんも、まさか自分が前の職場を退職するなんて思っていなかった時期があるのではないでしょうか。
でもM子さんは退職された。
そうやって自分の人生を振り返ってみると、案外想定外のことって起こっているんです。
先のことってわからないんですよね。
ここで私のプロセスをお話すると、
まず、今の職場の人との関係が少しずつ変わってきました。
一緒に仕事をする時間と機会を重ねることで、徐々に気心がしれてきます。
信頼されるようになったり、頼られたりすることも増えてきます。
冗談や愚痴を言い合える人もできてきて、ゆっくりですが、なじんできた感があります。
ごく当然の流れのようではありますが、そんな風になるなんて、最初はまったく思えませんでした。
待遇面がよくなってきたのも大きいです。
私は、最初はとても悪くなっちゃったんですよね。
これを言うと引かれそうで、引かれたらまたその反応に傷ついてしまいそうだから、あまり人に言えなかったけれど、初年度は年収が、1249525×0.8＋506－4200×0.03（円）くらい減りました。
オブラートに包みました。計算できるものならしてみてください。笑
だけど最近、前職場の年収に追いついてきそうな感じです。
そうやってよくなっていくのも、最初は不安すぎて想像もできませんでした。
まだすべてに完全に安心できているわけではないのですが、そういう少しずつの変化にともなって、今の職場のいいところ、この転職を経験してよかったことも見えてきました。
絶望で、「前の職場にしか私の幸せはない！」と狭まっていた視野が、「ここにもあるのかも、、？」と少しずつ開けてきた感じです。
で、そんな風に安心するとね、こうしてカウンセラーとしての私を頼ってメッセージをくださる方が出てきたり、絵の活動の方にも少し動きがあったり、何だかちょっといい風が吹いてきているかもと、感じています。
するとさらに、この先も何とかなるんじゃないかという気分になってきています。
といってもこれは、ごくごく最近グインと変わったところが大きいですが、そう言うと、「えー、そんなに時間かかるの！？」とさらに絶望させてしまうかもしれません。
だけどそれまでも、ずーっと同じ強度で辛かったわけではありません。
ちょっとずつ癒され、また落ち込み、でもそれでまた気づきを得、、という感じで、少しずつ、でも確実に、進んできました。
うん、トータル、時間が解決してくれています。
M子さんもこの先、何がきっかけで、どう変わっていくかわかりません。
今、絶望の中にいるM子さんには、想像もつかないような道から、希望がやってきます。
それは、今のお仕事でかもしれないし、別の仕事をすることになるかもしれないし、誰かとの出会いかもしれないし、お仕事ではなく、パートナーシップだとか、趣味のことだとかかもしれません。
わかりませんが、大丈夫です。
プロセスは完璧だから。
メッセージをいただいて、最初に思ったのは、
「転職に失敗」って、何をもって「失敗」なんだろう？
ということです。
一体あなたは何をもって失敗と言っているんですか！？
と責めているわけではないですよ。
私もさんざん自分で言ってきましたしね。笑
でも客観的に「転職に失敗した」と聞くと、単純に、どうなったら「失敗」なのかって、判断が難しいもんだなあと感じました。
私も、私の転職は失敗だったなと思っていましたが、最近は、あながち悪いものでもなかったのかもと思えてきています。
反省点はもちろんありますがね。
でもそれも、言いかえれば学び。
そんな風に、過去の評価なんて、今感じていることによって簡単に変わるものです。
自分でも、ほんとに現金だなあと思います。笑
M子さんにも、心から笑える日は必ず来ますよ。
ずっと応援しています（＾＾）
メッセージありがとうございました！！！
昨日は大阪城公園、、ではなく鶴見緑地でバーベキューしてました。
まったく映えないどころか、ただの汚写真。笑
次々焼いて食べるのに必死で、映える写真を撮る余裕がなかったのだよ。そして肝心のお肉が映っていない。笑
隣のテーブルです。
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▽いなこの雰囲気はこんな感じです。
「やわらかい関西弁が聞き心地よい」とのありがたいお声をいただいています(‘∀‘)
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