「オペラ座の怪人」がよりおもしろくなる?原作のおはなし⑥―怪人の恩人・ダロガー
仕事始めと思ったらまた3連休という方が多いのでしょうか。
’それなりに’うまくいっている→を→’おもいっきり’しあわせに
こんにちは、カウンセラーいなこです。
さてさて、このシリーズも長くなってきましたが、今日も書きますよー。
原作小説から、私の大好きな四季版「オペラ座の怪人」の、より理解が深まったなと感じるところを書いていくシリーズ。
本日は、「怪人の恩人、ダロガ」です。
「オペラ座の怪人」の原作小説と、ミュージカルの関係はこちら↓に書いているのでご参照くださいねー。
【四季版「オペラ座の怪人」の理解がちょっと深まる原作シリーズ】
▽たくさん読んでいただいているこちらもぜひどうぞ。
【オペラ座の怪人をちょこっと心理学的に考察シリーズ】
アンドリューロイドウェバー版や四季版の「オペラ座の怪人」が好きで、原作を知るとそのイメージが壊れそうでいやという方は、読まないでくださいねっ!
ここからネタバレしますよーーー!
怪人の恩人・ダロガ
原作には、”ダロガ”というキーパーソンとなる存在がいます。
四季版には出てこない人ですね。
ダロガというのは名前ではなく役職名で、警察長官です。
このダロガは、怪人がオペラ座に棲みつく前にいたペルシャでの知り合いなんですね。
先に述べたように、怪人は、ペルシャで王様に仕えていたのですが、王様のためにいろんな能力や技術を発揮しすぎて、王様に、逆に危険人物と見なされます。
サスペンスとかでよくある、「お前は知りすぎた」ということで、これまで協力関係だったのに、急に手のひらを返されて、消される、みたいなパターンです。
ほんとに怪人の扱いがみんなひどい!
王様のコアに関わったから、王様や宮殿の秘密や内部事情も、必然的にいろいろ把握しちゃったんですね。
そして怪人の能力を高く認めているからこそ、それをよそで発揮されると困ると思われたんです。
そんなこんなで、捕まって処刑されることになるけれど、このダロガは、自分の立場もあるのに、怪人を気の毒に思って逃すんです。
でも逃したものの、怪人が殺人だとか何かよくないことを世間で起こすんじゃないかと、逃した責任を感じて、ダロガは個人的に、怪人の動向を追っていたんです。
特に、怪人がどうやら(クリスティーヌに)恋をしているらしいと気付いてからは、浮かれている怪人が、もしもクリスティーヌに拒絶されたら。
絶望した怪人は何をしでかすかわからない。
たくさんの犠牲者が出るのではないかと危惧していたんですね。
ご明察
ダロガめっちゃいい人。(キラキラ)
ということで物語中ではこのダロガが、怪人の過去を唯一知っている存在で、クリスティーヌが最後に連れ去られたとき、ラウルを案内して助けます。
手を目の高さに上げて、縄が首を狙ってくるから。というアドバイスするのはこの人です。
四季版のマダムジリーは、このダロガとジリーおばさんを統合した感じですね。
以上、ダロガのご紹介でした〜。笑
次回は、四季版よりもフレッシュな印象を与える原作版の若きラウルとクリスティーヌの恋について書きますね。
お楽しみに〜。
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